重要なお知らせ
当コーナー「MT4インディケーターバンク」は2015年6月一杯で終了し、削除させていただきます。欲しいインストーラーがある方は、当コーナーが終了する前に早めにダウンロードしていただきますよう、お願いいたします。
詳しいことは以下の記事をご覧ください。
「MT4インディケーターバンク」、コーナー終了のお知らせ
こんにちは、しろふくろうです!
今回は、メタトレーダー(MT4)には標準でインストールされていなくて、読者の方からリクエストの多かったテクニカル指標、RCIを取り上げてみたいと思います。
実は、しろふくろうはこのRCIというテクニカル指標については全く興味がなく、使ったこともなかったので、この機会に調べてみました。
RCIはRank Correlation Indexの略で、日本語で言うと「順位相関係数」だそうです。
売られすぎ、買われすぎを表すオシレーター系のテクニカル指標のひとつで、同じオシレーター系ではワイルダーさんのRSIがポピュラーですね。
今回ご紹介するインディケーターは、「SpearmanRankCorr」(RCI)です。
いくつかある相関係数のなかでも「スピアマンの順位相関係数」を利用したテクニカル指標なので、オリジナルに忠実な名前と言えるでしょう。
■「スピアマンの順位相関係数」とは?
一般に相関係数を出そうとするとき、、データが正規分布になっている場合と非正規分布になっている場合がありますが、非正規分布の時に有効なのがスピアマンの順位相関係数です。
インターネットでわかりやすい例がありましたので、ご紹介したいと思います。
<例>
10人の学生に数学と英語の試験を行ったところ、それぞれの順位は次の表のようになった。スピアマンの順位相関係数を計算して、それぞれの相関関係を調べよ。
スピアマンの順位相関係数
=1-6×Σ{(数学の順位)-(英語の順位)}2/{10×(102-1)}
=1-6×{(-4)2+32+12+12+(-1)2+02+(-3)2+42+(-1)2+02}/990
=0.703
数学的には1が強い相関を表しますので、数学の順位と英語の順位は強い相関関係にあると言えます。
つまり、数学ができる人は英語もできる、数学ができない人は英語もできない。
できる人は何をやらせてもできる、できない人は何をやらせてもできないという身もフタもない結果ですね。
なお、実際にSpearmanRankCorr(RCI)のチャートをすぐに使えるよう、インストーラーを作成し、みなさんのメタトレーダー(MT4)上で簡単に再現できるようにしました。
ぜひ、みなさんのメタトレーダー(MT4)にインストールして、ご活用ください。
(次ページではSpearmanRankCorr(RCI)についてさらに解説!)