大阪桐蔭:「裏金」全卒業生に返還へ 説明会で方針示す
毎日新聞 2015年06月13日 14時40分(最終更新 06月13日 16時24分)
大阪桐蔭中学・高校(大阪府大東市)が模試受験料や教材費の剰余金を裏金にして不正流用した問題で、同校は13日、卒業生や保護者を対象にした非公開の説明会を開いた。
関係者によると、寺川国仁校長や同校を運営する学校法人・大阪産業大の土肥孝治理事長らが出席。確認できた裏金総額が約2億7000万円に上り、前校長ら3人を近く業務上横領と背任の容疑で大阪地検に告訴する方針などを説明した。
法人は、剰余金を裏金にし始めた時期の特定が困難と判断。裏金返還の対象を、大産大付属高の大東校舎として創立した1983年からの全卒業生にする方針を決め、説明会で示した。在校生と合わせて約1万人に上るという。【高瀬浩平、藤顕一郎】