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朴大統領はなぜMERS会見を開かないのか・・韓国メディアの批判に「攻撃されるような場面には出てこない」「記者会見を開いても…」−韓国ネット

FOCUS-ASIA.COM 6月13日(土)6時59分配信

韓国で中東呼吸器症候群(MERS)が流行している問題で、大手紙・中央日報が12日の社説で「大統領はMERS記者会見をなぜしないのか」と朴槿恵大統領の対応を正面から批判した。

記事は、MERS問題のような国政レベルの危機では「心理戦」が重要だとし、その最高司令官は「大統領でなければならない」と訴える。だが、実際に国民の前に立ったのは当初は文亨杓(ムン・ヒョンピョ)保健福祉部長官で、文長官が国民の批判にさらされると次は崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)首相代行が司令塔役を引き受けた。

その間、朴大統領は首席秘書官会議やMERS対策会議を開いたり、隔離施設がある病院や政府の対策本部を訪問したものの、直接国民に訴えることはなかった。

また、社説は、朴大統領が昨年と今年の年頭会見を行った以外、セウォル号事件でも記者会見を行っていない点を指摘。他国の首相が頻繁に国会で説明していることや、オバマ大統領がたびたび記者会見を行い、エボラウイルスの流行時には国民を安心させた例を挙げ、朴大統領の姿勢に疑問を投げかけた。

社説はさらに、朴大統領の言動について「多くが間接話法のように聞こえる」「生き生きとした意志疎通能力が足りない」とし、そのために「政府に対する国民の不信は簡単に減らない」と批判。「MERSに“密接”は禁物だが、大統領にとって“密接”は重要な技術だ。専門的でなくとも率直で自信を持った記者会見を見てみたい」とMERS問題についての記者会見の実施を求めている。

これに対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「もう彼女が私たちの大統領であるという希望を捨てたい」

「朴大統領を選んだ国民のせい」

「メディアも静かにしたほうがいいということをMERSで学んだ。大げさすぎ」

「昨年はセウォル号で420人以上が亡くなり、朴大統領は涙を流したが、誰もあの涙を信じなかった。MERSではどんなショーを見せてくれるのだろう?」

「朴大統領は当選したことで仕事が終わったつもりみたいだが、当選と同時に大統領の仕事が始まる。しっかりしてくれ」

「記者会見?必要か?」

「記者会見を開いても、自分の言葉を話すのではなく、書かれたものを読むだけ。それに何を言っているか、ぜんぜん分からない」

「他の人から攻撃されるような場面には出てこない。これは人間の本能だろうか?朴大統領だけの本能だろうか?」

「いてもいなくても役に立たない」

「危機対応が遅すぎる」

(編集 MJ)

最終更新:6月13日(土)6時59分

FOCUS-ASIA.COM