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ソーシャルデザイン 注目のアイデア一堂に
6月12日 16時55分

ソーシャルデザイン 注目のアイデア一堂に
まだ食べられるのに捨てられてしまうキャベツなどの切れ端を紙にした新たな「食材」を提案する「食べられる紙」
花を持ち込めない病室のカーテンに花を刺しゅうし、入院患者の心を癒やす「花束になるカーテン」

こうしたアートやデザインで社会を少しでもよくする試みは、「ソーシャルデザイン」と呼ばれています。そのアイデアを競うコンペティションが、東京・新宿のギャラリーで開かれています。
このコンペは、東京の大手精密機械メーカーが若いクリエイターを支援しようと16歳から39歳までを対象に初めて企画しました。会場には、入選した29点が展示されています。
美術大学の学生からプロのクリエーターまで、270人の応募がありました。海外からの応募もあったということで、「ソーシャルデザイン」への関心の高さがうかがえます。
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野菜の切れ端で「食べられる紙」

「食べられる紙」は、ニラや紫キャベツ、かぼちゃなどの野菜の切れ端を和紙をすく要領で紙にします。まだ食べられるものが棄てられている現状を変えようと、東京・多摩美術大学の学生、JIANRUNGSANG JIRAPA(ジャンランサン・ジラパ)さんが提案しました。
すしやおにぎりの「のり」の代わりに使ったり、お弁当の隙間に入れて食べ物を彩りよく見せる緑の草の形をしたバランに使ったりします(冒頭の画像)。バランも塩などで味を付けて食べられるようにし、ごみを出しません。
野菜の切れ端で「食べられる紙」

花束になるカーテン

刺しゅう作家・近藤佳代さんが提案するのは「花束になるカーテン」です。
カーテンには、チューリップとガーベラの花の一本一本が、温かみのある手刺しゅうであしらわれ、カーテンを開けると花束に、閉めて広げると花々に囲まれた癒やしの空間が広がります。
近藤さんは、最近、院内感染対策で病院への生の花の持ち込みが厳しくなっていることに対し、入院患者の心を癒やす花を病室で楽しめないかとこのアイデアを思いついたということです。
花束になるカーテン

父子が触れあえる究極のアイデアも

こんな自由な発想も。
父と子が楽しくふれあって遊ぶにはどうしたらいいか。
会社員の白石淳さんは、公園で子どもたちが遊ぶアスレチックのロープの遊具に着目しました。白石さんは「アスレチックな父になる」をテーマに、ロープをベストのような形に結び、装着できるようにしました。
子どもは、これを着たパパに、よじのぼったり、ぶらさがったり、つかまったりして遊ぶことができます。
父子が触れあえる究極のアイデアも
このほかにも、バスでお年寄りが使う「シルバーパス」を指輪型に変えて、センサーの付いた手すりに触れることで運転手に見せる手間を省くアイデアや、傘にスマートフォンと連動させた飾りを付け、傘を置き忘れるとスマホが知らせてくれる提案もあります。

コンペを主催したコニカミノルタは、「思わずハッとさせられるような、世の中をよくするアイデアがぎゅっと詰まっているので、さまざまな発想のヒントにしてほしい」と話しています。
「ソーシャルデザインアワード2015作品展」は今月22日までコニカミノルタプラザギャラリー(東京・新宿)で開かれ、21日には会場でグランプリが発表されます。

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