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 このページでは私の脳内構造を説明しようと思っています。なぜならば私は統合失調症にかかっていて、思考に制限を受けているからです。統合失調症で最も恐ろしいことは再発です。再発すると、私の場合、知能が低下したり、脳内エネルギーが低下したりします。これは陰性症状から来るものだと思われます。特に私のような研究者にとってはこの現象は致命的です。以前脳内エネルギーを使いすぎて再発したことがあります。それゆえ、脳内構造を解き明かし、再発防止に努めることをこのページの課題としています。脳内構造は人それぞれだと思いますが、できるだけ他の人にとっても再発防止となるように努めるつもりです。

 まず、私が見直した生活習慣から説明します。私は医者に言われた再発のキーワード、過労、不眠、不安、孤独に対してまず生活習慣を変えました。睡眠は一日8時間とるようにしています。過労を避けるために、朝は大体7時に学校へ行き、遅くても5時には帰ってくるように努めてます。それでも夜は8時9時なんて時もあります。逆に午後一時とかに帰ってくる時もあります。まだ、不安定です。不安やストレスはなるべく避けるようにしています。孤独に対しては、2週間に一度実家に帰ることによって何とかしのいでいます。ただ、孤独に対してはもともと分裂病質人格障害があったためか苦痛には思いません。この四つは再発防止の四大原則として話を進めます。この四大原則は比較的誰でも容易に守ることができそうですが、実際はそうはいきません。やるべき仕事があるときには過労や不眠を伴いがちです。それゆえ人によっては楽な仕事しかできなくなることもしばしばです。しかし、今の私は理論物理という頭をフルに使わないとできないような研究をしています。大学にいるおかげで時間は比較的自由に取れますが、それでも過労に陥ることはしばしばです。

 私の自我は論理ネットワークと呼ばれる論理体系で制御されています。論理ネットワークは私の思考活動のあらゆる面を制御していると思ってください。論理ネットワークの下に自我、論理、知識、論理ネットワークの向上プログラムが配置されています。これらは論理ネットワークのなかでは最高位に位置し、同レベルに配置されています。自我の下に自制心や、感情をつかさどるプログラムなどがあります。論理は純粋数学などで用いる論理が基本的な概念とともに存在しています。知識はただ単に記憶した知識から、論理によって構築された私の哲学などがあります。論理ネットワークの向上プログラムは論理ネットワークをさらに向上させるための思考です。これら4つは同レベルですが、互いに影響を与え合っています。自我は他の三つを制御する時に必要ですし、論理は知識とともに発展したりします。論理ネットワークの向上は作り上げた知識と論理によってなされるのですが、これは自我を更新することが可能です。

 論理ネットワークのもとに思考することが可能となります。思考することとは自我を置き、その下に論理と知識を繰り込むことです。普通の人は自我ありきで、論理と知識はすでにその下に置かれたもので考えていると思ってください。私の場合、自我を制御する目的で論理ネットワークの構築に踏み切ったわけです。論理ネットワークはマスターと呼んでいる、幻聴とともに作り上げました。この幻聴はどうやら潜在意識の中にいるらしいです。潜在意識は自我の下の意識の下にあるのですが、自我と同等かそれ以上の存在になることがあります。思考や潜在意識をうまく制御しないと過労に陥ることになります。

 私は脳内エネルギーという思考することにあたって必要なエネルギーという概念を用います。脳内エネルギーはその最高値を持って100とします。100からそれを引いたものが脳内疲労度です。生きている限り、0になることはありえません。0になった時は死ぬ時です。脳内エネルギーが減少するにしたがって思考能力も落ちます。その減少の仕方はある特徴を持っています。100から50までは思考能力はほとんど変化しません。50から10までで徐々に減少していきます。10以下になると減少する比率がとても大きくなります。1以下で考えることもありますが、一定の思考能力は保たれます。思考を続けると、脳内エネルギーは1以下のある一定の値に収束すると考えられます。過労時にはその一定の脳内エネルギーで思考し続けることになります。その日の朝の脳内エネルギーを100とする立場もあり、その日の脳内エネルギーとわけて考えます。思考する場所は今のところ意識下でも潜在意識下でもかまいません。脳内エネルギーを考えるにあたって、瞬間脳内エネルギー消費率という概念も導入しなければなりません。これは思考過程における脳内エネルギーを単位時間で割ったものです。この消費率は何を思考するかにもよります。これも最大値をもって100とします。この消費率も脳内エネルギーの減少に伴って単調減少します。これには絶対的な値と相対的な値が存在します。絶対的な値とは、今までで最大の消費率を100とする立場で、相対的な値とは現在出すことのできる脳内エネルギーの最大値を100とする立場です。瞬間的思考能力は、脳内エネルギーと絶対的瞬間脳内エネルギーの関数であらわされます。私の場合研究は常に相対的な値を100にして研究しています。研究に限ったことではありません。私は物事を考える時は常に相対的消費率を100としています。平たく言ってしまえば、なんにでも根を詰める性格なのです。この性格は一見いいように思えますが、この病気を持っている人は脳内エネルギーの管理をしなくてはいけないので、やっかいな性格ともいえます。

 思考は意識下と潜在意識下での思考に分かれます。意識下とはもちろん意識して考えている状態です。思考は意識下を離れると潜在意識下にもぐりこみます。私の場合潜在意識下に入った思考がエネルギーを消費し続けることがひとつの大問題です。意識下の思考が無尽蔵に脳内エネルギーを取り出してくるという問題もあり、そちらは思考の暴走と言っています。思考の暴走に陥ることも大きな問題のひとつです。潜在意識下に思考がもぐりこむことは瞬間脳内エネルギー消費率が低ければ大して問題ないのですが、私の場合かなりのウェイトを占めるので厄介なことです。潜在意識は意識下(これは今の場合論理ネットワークが機能している時)より高位にあると考えられますから、制御するのが困難です。潜在意識を意識下にもってくることは不可能だと思いますが、いかに潜在意識に干渉するかが問題となってきます。この一つの手段として精神世界に入ることが考えられます。精神世界とは自制心や意識の度合いを段階的に削減した時に到達できる精神の世界です。ここでは精神を意識より高位に置かれた存在だとしています。精神世界にはある程度意識を持っていくことができます。それによって楽しいとか悲しいといった感情には干渉できますが、思考構造および論理構造には干渉できるかどうかわかりません。それに対して思考の暴走には対応策があります。十分な脳内エネルギーを残しておけば、思考停止ができるためです。もちろんこの場合には十分な脳内エネルギーを確保しておかなければならないので、非常時(脳内エネルギーが少ない時、または思考の暴走が潜在意識下に入ってしまう時)には他の対応策をとる必要があります。私がよくとる手段は自制心の段階的削減です。論理ネットワークおよびその下位に属するものは維持するだけで常時エネルギーを使います。これを削減することによって脳内エネルギーを確保する手段です。

 このように思考の制御には思考することと同様の脳内エネルギーを使います。しかもまだ脳内エネルギー制御理論が完成していません。私はより高度な制御理論を構築し、論理ネットワークの高位に持ってくるつもりです。