しんあさひ風車村 花菖蒲 ルピナス 『ダイダラボッチは風の神?』 





しんあさひ風車村へやってきました。

風車村 風車

↑ なんという花なのかわからないんですが、すごくきれいでした。

風車村 花菖蒲

花菖蒲園も満開。

風車村 ルピナス

ルピナスも見頃でした。
上の写真はルピナス園の写真に1枚目の風車を合成したものです。(汗~)

日本の風の神といえば俵谷宗達の風神雷神屏風図が有名ですね!

風神雷神図屏風

上の写真は京都建仁寺に展示されていた風神雷神屏風図(複製)です。
向かって右が風神ですが、両手で大きな袋を持っています。
この袋を鞴(ふいご)のように上下させて風を起こすのでしょう。

金属の精錬・加工に用いる、足で踏んで空気を送る鞴のことを踏鞴(たたら)といいます。
踏鞴といえば私はダイダラボッチという伝説の巨人を思い出します。
柳田國男さんは「ダイダラボッチとは大太郎法師の意味ではないか」としておられますが、私はダイダラボッチとは大踏鞴法師という意味ではないかと考えています。

ジブリのアニメ「もののけ姫」にもデイダラボッチ(ダイダラボッチの別名)が登場していましたね。
http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%81
上記サイトには「ジブリのアニメ映画『もののけ姫』に登場するシシ神の夜の姿。 月の満ち欠けと合わせて生と死を繰り返し、生命の与奪を司る古の神。 」と説明があります。

「もののけ姫」ではデイダラボッチはタタラ場(たたら製鉄をする場所)に現れますが、「もののけ姫」の宮崎駿監督もデイダラボッチとは踏鞴の神だという認識を持っておられるのでしょう。

でも私が考えるダイダラボッチとは少しイメージが違っていました。
(もちろん物語なのでどんな姿のダイダラボッチであっても全然構わないのですが)

踏鞴の神とはたたら製鉄の神のことだと思うのです。
たたら製鉄では片目をつぶって火を見るため、片目を失明することが多かったそうです。
天津麻羅という鍛冶の神がいますが、麻羅とは目占の意味で、一つ目の神だと考えられています。
ダイダラボッチも一つ目なのではないでしょうか。

一つ目の巨人とは台風のことです。

ダイダラボッチが富士山や琵琶湖を作ったなどという伝説があります。
地形をつくるのは地殻運動が主だと思いますが、古の人は風が地形をつくると考えていたのではないでしょうか。

こんな歌もあります。

♪ 雨が降れば 小川ができ 風が吹けば 山ができる (「山賊の歌」作詞/ 田島弘)

風車村 夕陽

しんあさひ風車村・・・滋賀県高島市新旭町藁園336

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[2015/06/13 00:51] 滋賀 | トラックバック(-) | コメント(-)