産経ニュース

カーボンナノチューブ開発、飯島氏らに欧州発明家賞 「宇宙技術、生物医学に大変革も」 非欧州部門では初 

ライフ ライフ

記事詳細

更新


カーボンナノチューブ開発、飯島氏らに欧州発明家賞 「宇宙技術、生物医学に大変革も」 非欧州部門では初 

 欧州特許庁(本部、ドイツ・ミュンヘン)は11日、社会的発展や経済成長に貢献した発明家に贈る「欧州発明家賞」の今年の非欧州部門で、カーボンナノチューブを開発した飯島澄男・名城大終身教授ら日本人3人が受賞したと発表した。

 同日の授賞式で「宇宙エレベーターやナノ粒子を用いた治療が実現でき、航空宇宙技術や生物医学に大変革をもたらす可能性がある」と評価された。

 飯島氏のほかに受賞したのは、小塩明・三重大助教と湯田坂雅子・名城大特任教授。飯島氏は1991(平成3)年に炭素原子が筒状に並んだカーボンナノチューブを発見。その後、小塩氏と湯田坂氏とともにプラズマを使った高純度の製造法を開発した。

 非欧州部門で日本人の受賞は初めて。昨年は同賞人気賞で2次元コードを発明した日本人チームが受賞した。

関連ニュース

日清食品社長に37歳・安藤徳隆氏 「チキンラーメン」発明者の孫

「ライフ」のランキング