【ワシントン=矢沢俊樹】米議会下院は12日午後の本会議で、環太平洋経済連携協定(TPP)妥結の大前提となる米大統領貿易促進権限(TPA)法案を賛成多数で可決した。上院は同法案を5月下旬に可決済み。法案はオバマ大統領に送付され、署名後成立する見込み。TPP合意に向け大きなハードルとなっていたTPA法案の成立がようやく固まったことで、日米などが目指すTPPの早期合意に向けた機運が強まる。
12日午後に始まった投票は賛成219、反対211だった。下院議員数の過半数にあたる217を上回った。
TPP、オバマ、TPA、法案