カーボンナノチューブ開発で日本の研究者が欧州発明家賞を受賞

ニュース
トップ

カーボンナノチューブ開発で日本の研究者が欧州発明家賞を受賞

  [2015/06/12]

技術や経済の発展に寄与した優れた発明に対して毎年贈られる欧州発明家賞(European Inventor Award)の授賞式が6月11日、仏パリで開かれ、非ヨーロッパ諸国部門において日本の飯島澄男氏、小塩明氏、湯田坂雅子氏がカーボンナノチューブの発見およびその製造方法を発明した功績により同賞を受賞した。

カーボンナノチューブは1991年に飯島氏が発見し、その後小塩氏、湯田坂氏らと共に炭素棒を高温のプラズマで蒸発させる製造方法を開発した。その構造から「強くて軽い」という特徴を持ち、現在ではソーラーモジュールの効率向上や、自動車や航空機の部品の耐久性向上などに貢献している。

同賞を主催する欧州特許庁(EPO)は「飯島澄男氏、小塩明氏、湯田坂雅子氏の研究のおかげで、宇宙エレベーターやナノ粒子を用いて病変部位にピンポイントで治療を行うなど、未来志向のアイデアが現実化できます」とコメントし、3氏の功績を称えている。

授賞式の様子 (C)EPO

(左から)小塩明氏、飯島澄男氏、湯田坂雅子氏 (C)EPO

関連したタグ


特別企画

一覧

    人気記事

    一覧

    イチオシ記事

    新着記事

    韓国MERS、緊急委開催へ - 感染拡大でWHO、来週にも
    [01:44 6/13] 共同通信
    シャルケにブライテンライター監督が就任…今季は昇格クラブで旋風
    [01:34 6/13] ライフ
    先輩・中村俊輔の言葉を噛み締める岡崎「愛情のある苦言をくれた」
    [00:34 6/13] ライフ
    咲坂伊緒の新連載が別マで、恋愛観異なるダブルヒロインの群像劇
    [00:00 6/13] ホビー
    [マンガ新連載]「思い、思われ、ふり、ふられ」 「アオハライド」作者の新作 2人のヒロインの恋模様
    [00:00 6/13] ホビー

    特別企画

    一覧