現代重工業、「動く船室」開発…世界初

現代重工業、「動く船室」開発…世界初

2015年06月12日15時25分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  現代重工業が超大型コンテナ船の船室(乗務員生活空間)を移動式にしてコンテナ積載量を増やす技術を世界で初めて開発した。

  現代重工業はノルウェー船級協会(DNV GL)で「動く船室」の基本承認を取得したと11日、明らかにした。「スカイベンチ(Sky Bench)」と名付けられたこの技術を適用すれば、船室が移動して生じた船室の下部空間にコンテナを追加で積載できる。船室はブリッジ形態に作られ、レール上を動く方式で13メートル移動する。

  この技術を1万9000TEU(1TEUは6メートルのコンテナ1個を積載できる大きさ)級コンテナ船に適用する場合、450個のコンテナを追加で積むことができる。この船を欧州-アジア路線に投入すれば、年間約27億ウォンの追加運賃収入が得られると、現代重工業は説明した。船舶が沈没する場合、浮力によって船室が船体と分離し、乗務員の安全性が高まるのも特徴の一つだ。

  ユン・ムンギュン現代重工業副社長(造船事業代表)は「スカイベンチは業界で最近話題の貨物積載量の最大化に合う創意的な技術」とし「今後も激しい受注競争戦でリードできるよう技術開発に努力していく」と述べた。
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