韓国代表FWが、思わぬ事態で代表デビューの機会を失った。原因は「口ひげ養毛剤」だった。
ポハンFWカン・スイルは、天国から地獄へと突き落とされた。まずは、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に臨む韓国代表に選ばれた。そして、外されたのだ。
ドーピング検査に引っ掛かったとなれば、致し方ないだろう。だが、悲しすぎるのは、使用したのが筋肉増強剤などではなく、「養毛剤」だったということだ。
国内外での報道によると、クアラルンプールでのUAE代表との親善試合は、カン・スイルの代表デビュー戦になるはずだったという。だが、韓国の検査機関によるドーピング検査で陽性反応が出た。使用していた口ひげ用の養毛剤に違反薬物が含まれていたようだ。
チームは3-0で勝ったが、カン・スイルは出場しなかった。チームは来週のW杯予選マレーシア戦のために移動するが、カン・スイルは12日にも帰国するという。もう一つのサンプルで陽性反応が出れば、Kリーグで15試合の出場停止を科されることになる。
カン・スイルは今季、チェジュ・ユナイテッドからポハンへと移籍。物事がうまく転がり始めていた矢先の事件だった。(Goal.com)