快護のための「体話力」

介護から快護へのパラダイムシフト! 自分も相手も快適に動いてくための 「体話力」を身につけましょう♪
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何をやるのか?ではなく「どうやるのか?」

皆さん、こんにちは。

川島大和です。

今日、職場に指導者らしき?人が来ました。

色々とご丁寧に?ご指導していたようですが、

近くでその人の話を聞いていて思わず、

「わかってないなあ~」

と思ってしまいました。

もちろん本人には言いませんが、

言っても無駄だと思ったので・・・

(あ~ぁ、また余計なこと書いちゃったか)

せっかくですから、この場をお借りして

私の意見を書かせていただきます。

皮肉をたっぷりこめて(笑)。



指導者らしき人の内容というのは、簡単に言ってしまうと

「〇〇をやっていない」

「☆☆をすべきだ」


当然、上から目線で相手に伝えていました。

ま、伝え方はともかく

今、世の中を見ていると

「〇〇をやりましょう!」

「☆☆で一発解決!」


のような情報があふれていると思います。

このような言葉やフレーズを見たり聞いたりすると

人々は真っ先にその〇〇や☆☆をやるわけです。

〇〇や☆☆をすれば、自分の望む結果が得られる!

まさにエンド・ゲイニングです。

人に指示をしたり、アドバイスをするときに

このような視点で行うと人は育たないと思います。

これはまるで一方的な指示や命令のようなもので、

聞いた相手は自分で考えることや判断などすること無く、

ただ言われた通りにするだけです。



わかりやすい例をあげると、

健康や美容のためにラジオ体操をやりましょう!

というようなものです。

こういった類のアドバイスや宣伝は世の中にあふれていると思います。

しかしここでちょっと視点を変えて、

上記のフレーズを書き変えてみましょう。

例えばこんな風に。

ラジオ体操を手足と体幹を連動させて全身で行ってみましょう!

とか

全身の骨格構造を理解し、

体を設計通りに使ってラジオ体操を実践してみましょう!


こんな風に言ったらどうでしょうか?



今日の指導者らしき人は

What (何を)

という視点しか持ち合わせていなかったようです。

その人に欠けていたのは

How  (どうやって)

という視点でした。

何をというのはゴール設定や目的を明確にする上では

機能すると思います。

どうやってやるのか?という視点があると

ゴールや目的に至るプロセスが明確になると思います。

プロセスがあるからこそ自分で考えたり、試したりでき、

技術を習得したり、知識が定着したりするのではないでしょうか?

人はプロセスの中で学び、成長していくはずです。


だから何をどうやっては2つで1つ、コインの表裏

のようなもので、どちらか1つだけではいけないと

私は思います。




ごくごく基本的なことでしたが、

それができていないなんて・・・

そんな指導者は・・・



今日は私の本音をほんのほんのほんの少しだけ!

書かせていただきました。

皆さんもWhat と How の2つの視点をバランスよく使って

人材教育や家庭でのしつけなどに活かして下さい。



それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございます。


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パターンプラクティスとしてのラジオ体操

皆さん、こんにちは。

川島大和です。

今回は、

」の反復の重要性とその応用について

書かせていただきます。


英語学習法:パターンプラクティス

私は大学時代に教職課程で教員免許の取得を目指していました。

いわゆる英文科だったので英語教育について

学んでいたのですが、
その時に

パターン・プラクティス

という英語の教え方を知りました。

英語の学習方法でよく行われているのは、

皆さんが良く知っている

This is a pen.

です。

この短くて、簡単な文章を1つのパターン(型)として

This is an apple. とか

This is a long pen ?
 とか


文中の語句を入れ変えたり、

修飾語を加えたりして色々なバリエーションが作れます。

こういった基本の文型を繰り返し繰り返し反復練習することで、

英文法や発音、イントネーションなどを学んでいき、

英語という外国語をマスターしようというわけです。



学生時代はこのパターン・プラクティスが嫌で嫌で仕方がなかったのですが、

大人になり、人に指導する立場になってから改めて考えてみると、

この方法は非常に合理的であり、効果も高いことが実感できました。

1つの型を繰り返す実践練習を通じて

英語の語感が身についたり、いわゆる英語回路が構築され、

日常会話や英作文にも応用できたりするわけです。

武道や芸事の世界でも型の習得と反復練習は欠かせませんよね。







パターン・プラクティスの有効性がここにあると思います。

英語学習から話を戻して

私たちの日々の体の使い方や動きについて考えてみると、

普段無意識に動作を繰り返しているうちに、

気がついたら・・・

効率の悪い、身体に負担がかかる

体の使い方が身についてしまった!

不適切な動きのパターンが繰り返されてしまい、

それがいつの間にかあなた自身になってしまい、

その呪縛から逃れられず、

肩が凝ったり、腰が痛くなったりということが

起こってしまっているのではないでしょうか?

そこで安全で、快適な体の使い方、

ユースの良い体を手に入れるために

適切で、正しいパターンプラクティスの実践により、

新たな習慣を構築していく必要性があります。


このパターン・プラクティスのような視点や発想を活用することが

まさに私がご提案するラジオ体操」の実践なのです。

ラジオ体操という1つの型を反復練習をしながら

安全で、快適な体の使い方、

つまり「新しい習慣」を刷り込んでいきます。

ラジオ体操の実践を通じて効率の良い、楽な動きを身につてけいくわけです。



よく「私は型にはまりたくない!」とか

「型にはめ込む教育は良くない!」とか


そういう意見も聞くこともありますが、

(あくまで私個人の意見であり、批判を承知で書きますが)

それは1つのことをとことんまで追求したことが無い人の意見のような気がします。

またただ型を繰り返せば良いというわけではなく、

どうやって型を反復練習するのか?

ということも重要です。

私がセミナーやワークショップ、動画等でご指導しているのは、

まさに型を実践する上でのポイントや意図の明確化です。

ラジオ体操の13の動き1つ1つにに

カラダのUSE(ユース:使い方)を良くするポイントやテーマを盛り込んで

それらに注意してラジオ体操をぜひ実践してほしいのです。




ラジオ体操というパターンプラクティスを実践し、

体の使い方という文法を学んでみて下さい。









それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございます。




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「ラジオ体操で学ぶ 安全!快適♪ 体の使い方」 13工程 すべての動画

皆さん、こんにちは。

川島大和です。

先日、ラジオ体操の最後の動画を公開しました。

ご覧になっていただけたでしょうか?

撮影にご協力いただいたカイゴ大学のご厚意で

13工程 すべての動画

連続再生できるようにしていただきました。


全体を通してご覧になると

楽に動ける「13の学びと気づき

が得られます。

ぜひご活用いただき、

日々の健康や介護予防、パフォーマンス向上などに役立てて下さい。







それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございます。



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指圧の身体奏法「リーディング・エッジ」

皆さん、こんにちは。

川島大和です。

今日は目黒のボディチャンスで勉強してきました。

今回は、「指圧の拇指圧迫の動き」を観ていただきました。

せっかくですので、この場をお借りして

学びと気づきをシェアさせていただきます。



うつ伏せでの背中への指圧だったのですが、

親指でそう!

という気持ちが強すぎたのでしょうか?

私は座った体勢から上半身全体でおおざっぱに動き

相手の背中に親指を当てて押していました。







座位 ⇒ 親指で押す

言語化するとそんな感じでしょうか?

つまり拇指で押すという結果にとらわれてしまい

エンド・ゲイニングになってしまったわけです。

干支が猪の私は指圧で猪突猛進してしまったわけですね(笑)。



今日、ご指導して下さった真田先生に

座位から相手の体に指で触れるまでの

プロセスをきちんと経ること

そして指が動きを先導する

リーディング・エッジ

を活用することをアドバイスしていただきました。

写真でそのプロセスを辿るとこうなります。





















この一連の動きの流れは、

まるで雑巾がけのようなイメージに近いと思います。











*後ろに写っている美女に気を取られず、

  私の動きをよく観て下さい(笑)。





指先に導かれるように頭と胴体がついていっています。

そうすることで力任せにならず、筋力に依存し過ぎることなく、

拇指でしっかりと圧すことができました。



指圧の技術のような動きは、非日常的な動作と言えますが、

雑巾がけのような日常動作にも

体の使い方の極意みたいのが潜んでいるかもしれませんね。

日頃の体の使い方が自分の専門分野の動きにも影響を与えると思います。

やはり日常動作と非日常動作はリンクしていて

コインの裏表のようです。

いつも何気なくやっている動き、

無意識の体の使い方にも注意していきたいです。




今日のクラスにも多くの音楽関係者がいて

彼らの演奏や動きを観ていると

本当に色々なインスピレーションや気づきをいただけます。

私は何も楽器は弾けませんが、

体という楽器を奏でることはできる!

と思います。

これからも

身体を奏でる♪ 身体奏法

を研究、実践していきます。




それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございます。


Special Thanks

Sanada 先生

Tatsuya 君

Miki さん?

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ラジオ体操13「動きと合わせて行う深呼吸」動息一致

皆さん、こんにちは。


川島大和です。

ラジオ体操で学ぶ

安全!快適♪ 体の使い方

13番目の動画を公開しました。

いよいよ最後の動画です!


今回のテーマは

動息一致

です。



体を動かす時に、

呼吸に合わせて行うと楽に動けます。


ちょっと実際に体を動かして感じてみましょう。

両腕を真横に挙げて

大の字

になってみましょう。





まずは息を吐きます。

息を吐くと体は・・・

頭が前に行き、正面に向いた両方の手のひらは

回内、前に傾いていきます。








それでは今度は、息を吸います。

息を吸うと・・・

頭は後方に行き、

両手は回外後ろに傾いていきます。








屈曲・伸展の動きと呼吸が合う

動息一致、動きと呼吸が一致してます。




私たちは動く時、

無意識に息を止めてしまったり、

呼吸と動きの連動を無視、あるいは気づかなかったり

することが多々あると思います。

よく様々な場面で

呼吸を合わせる!

という言葉を聞くと思います。

何かのタイミングを合わせる時には

呼吸は重要な役割を果たすと思います。

例えば、イスからの立ち上がりを考えてみましょう。







イスから立ち上がる時は、まず頭が前に行く、

つまり前屈します。

この時、試しに

息を吐きながら前屈し、







息を吸いながら立ち上がってみて下さい。










・・・

・・・

・・・

いかがでしたか?

楽に立ち上がれませんでしたか?



介護の現場でイスからの立ち上がりを介助する時、

いっせーの、せっ!

と力任せに相手を立ち上がらせるのではなく、

息をゆっくり吐きながら、お辞儀をして下さい」

と声をかけ

「それでは、息を吸いながら立ち上がってみましょう!」

と介助する相手を誘導していったら・・・

自分も相手も楽に動けませんか?

動息一致で安全に、快適に介助ができますよね。

自分でイスから立ち上がる時も

勢いよく立ち上がってぎっくり腰になったり、

息を止めて、踏ん張って立ち上がるので

必要以上の筋力を使ったりすることもありえます。

それを避けるためにも

動きと呼吸を合わせると良いと思います。

吸って、吐いての呼吸と動きを合わせる訓練を

ラジオ体操の最後の動き

深呼吸で行ってみましょう♪





*動画のタイトルコール

 カイゴ大学!は私です(笑)。

 最後なので、はじけて?言ってみました。




いかがでしたか?

呼吸は目に見えませんが、

吐く息、吸う息がスムーズな動きを導く

リーディング・エッジ

になりませんでしたか?




動息一致

呼吸と言う目に見えないリーディング・エッジ

ぜひご活用下さい。



それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございます。