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 東芝は12日、不適切な会計処理が大規模にみつかっている問題で、新たに12件が判明したと発表した。これまで問題がないとしてきた健康関連の「ヘルスケア事業」や、ネット関連のクラウドなどを扱う「その他事業」も含まれる。これにより、東芝の全6事業部門に問題が広がった。

 新たな12件で、2010年3月期~14年3月期の5年間に累計36億円の営業利益を過大計上していた。東芝が、第三者委員会の調査とは別に、自社と連結子会社の計585社を対象に進めていた「自主チェック」でわかった。