かどんごさんはドワンゴ会長かつジブリのプロデューサー見習いということで,私の長年の考えをぶつけてみます。
名作とされる「ハムレット」って,私はハムレットのバカ一代記と,20年前より考えてきました。
というのも,ハムレットは父王が殺されるところを自分の目では見ていないのです。
お化けである父王からの伝聞からしか聞いていないのですから,法律家の目をもってしても,精神科医の目をもってしても,お化けの主張が事実とは言えません。
むしろハムレットの思い違いである可能性が高いです。
その上ハムレットは,復讐を果たすことにより,国を混乱に陥れました。
万が一父王が叔父に殺されたのは事実としても,ハムレットが王家の者として第一に為すべきことは国の秩序維持であって,復讐を果たすことではなかったはずです。
大塚家具の混乱を見ていれば分かるでしょう。
なのに,法律家も,精神科医も,あの高畑勲でさえも,事実を検証することなくハムレットに対して諸手を挙げて賞賛してしまうのが実情です。
物語の伝え手の立場に立てば,異なる登場人物の立場をも考え,自分の思い描くのとは異なるストーリーも展開できると考えるのが当たり前と思うのです。
例えば私は最近でも,”WIZ”を観て,西の魔女が本当に人々の風説の通り悪人なのか?人々の風説が間違いで,実は善人だったら?と想像しました。
そして検索してみたところ,丁度想像通りに”Wicked”という物語があると知りました(未だ観てませんが)。
そうするとハムレットだって,本当に父王は叔父から殺されたのか?
ハムレットの叔父に対する憎しみの発露なのではないのか?
或いは,父王が叔父に対する憎しみからついたウソではないのか?
ということだって考えられますよね。
どうして名作であるハムレットであれば,そのような異論が出ないのでしょう?高畑勲でさえも。
名作だからとして異論を認めない世界。
それがもう,次の戦争の危険を孕んでいる世界であり,安倍政権の暴走に繋がる土壌として世界が共有している誤った概念なのだと,私は考えています。
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