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 戦争の時代を知るベテラン政治家4人が12日、そろって安全保障関連法案に反対の声を上げた。共通するのは、解釈改憲による集団的自衛権行使容認に対する憤りだ。

 「我々の共通点は、戦前生まれということだ」

 会見冒頭、自民党幹事長や副総裁を歴任した山崎拓氏(78)が切り出す。自民党時代「タカ派」として知られた亀井静香・衆院議員(78)が「国会議員だけで国是を変更するようなことをやるわけにはいかない」「じじいだからといって、黙っておるわけにはいかん」と、いつものダミ声でぶつと、並んだ武村正義・元新党さきがけ代表(80)や藤井裕久・元民主党幹事長(82)の顔が緩んだ。

 長老たちはなぜ、そろって「決起」したのか。