ちょんまげタクシー:初めはびっくり、やがて…京都・城陽

毎日新聞 2015年06月11日 21時02分(最終更新 06月11日 22時16分)

月代(さかやき)、まげ姿の「サムライ・タクシードライバー」久江さん=京都府城陽市で2015年6月2日、富永浩三撮影
月代(さかやき)、まげ姿の「サムライ・タクシードライバー」久江さん=京都府城陽市で2015年6月2日、富永浩三撮影

 京都府城陽市の洛南タクシーに、髪の毛をそってまげを結った「サムライドライバー」が誕生した。久江達雄さん(33)で、「初めは驚かれるが、楽しむお客さんが多い」と話す。

 きっかけは、パキスタンで大洪水に遭遇した5年前の世界旅行。不安にかられる同宿の旅行者らを和ませようと、髪をそって落ち武者姿になると喜んでくれた。

 帰国後に仏人女性と結婚し、「日本文化と観光地・京都を発信しよう」と運転手に。社内では「お客さんと奥さんに優しい」と評判で、社員たちは「武士道とは思いやりと見つけたり」。【富永浩三】

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