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一般ニュース
今日のニュースいろいろ
仏海軍の情報収集艦 FS Dupuy de Lome が、2015/6/3 に黒海入りした。COMINT (Communication Intelligence) の収集が可能で、2014/4/11-30 にも黒海入りしていた由。(Sputnik 2015/6/2)
クレムリンの Dmitry Peskov 報道官が TASS を通じて、衝突事件が続いているウクライナ東部情勢について「ウクライナ陸軍が挑発行動を取っている」と非難した。一方のウクライナはというと、ロシアの息がかかった親露派勢力が大規模攻勢に出ている、と非難している。また、ロシアが和平協議を妨害しているとの主張も。(DefenseNews 2015/6/3, SpaceWar 2015/6/2)
イスラエルの NCB (National Cyber Bureau) によると、サイバー分野の製品・サービスを対象とする対外輸出は、2013 年に 30 億ドルだったものが 2014 年には 60 億ドルに倍増、世界市場全体の 10% を占めているとのこと。なお、国防省のデータでは、2014 年の新規受注は 56 億 6,000 万ドルで、いくらかズレがある。(DefenseNews 2015/6/3)
Michael Fallon 英国防相は、どちらも MQ-9 Reaper を運用している英仏両国がオペレーターの共同訓練実施や機体の共同調達を模索していることを明らかにした。オペレーターと機体の不足がボトルネックになっている、との認識による。(DefenseNews 2015/6/3)
インドを訪問した Ashton Carter 米国防長官は、両国間の軍事的関係について規定する 2015 Framework for the US-India Defense Relationship なる文書に公式署名した。また、2012 年にローンチした DDTI (Defense Technology and Trade Initiative) の下、米国防総省の研究機関とインドの DRDO (Defense Research and Development Organization) が共同で 2 件の研究プロジェクトを進めることになった。期間は 2 年間、費用は 1 件につき 50 万ドル。(DefenseNews 2015/6/3)
韓国が、射程 500km の弾道ミサイル・Hyunmoo-2B を成功裏に試射した。その際、朴槿恵 Park Geun-Hye 大統領が Anheung の射場を訪れていた由。このミサイルの射程があれば、朝鮮半島全域が射程内に入る。2012 年 10 月に米韓両国間で指針の見直しがあり、射程 500km 級のミサイルを実現可能になった。(新華社 2015/6/3)
今日のニュースいろいろ
米韓両国が 2015/6/1 から 3 日間の予定で、対潜戦 (ASW : Anti Submarine Warfare) 演習を開始した。参加艦艇は 10 隻ほどで、潜水艦に加えて韓国海軍のイージス艦を含む。哨戒機やヘリコプターも参加する。それとは別件で韓国軍の砲兵隊・艦艇・航空機が、東海岸の Goseong で実射演習を実施する。(SpaceWar 2015/6/1)
米空軍が、ULA (United Launch Alliance) の Atlas V で使用しているロシア製 RD-180 に代わるロケットを開発するため、RfP を発出。21 日以内の回答を求めている。1 億 6,000 万ドルを投じて、4 社にプロトタイプを造らせる考え。このほか、ロケットの熟成と打ち上げシステムのリスク低減を企図した BAA (Broad Agency Announcement) も発出、6-8 件・総額 3,200 万ドルの契約を発注する考え。(DefenseNews 2015/6/2)
仏国防省が、2014 年の武器輸出に関する報告書をまとめた。総額 82 億ユーロ (91 億ドル) で、対前年比 18% の増加。2 億ユーロ超の大口案件が発生したことが貢献。なお、エジプト向け・カタール向けの Rafale は 2015 年分に計上される。(DefenseNews 2015/6/2)
米国防総省は、MURI (Multidisciplinary University Research Initiative) の下、今後 5 年間で 22 件・総額 1 億 4,900 万ドルの基礎研究開発投資を実施する、と発表した。(DoD 2015/6/2)
今日のニュースいろいろ
Sputnik (RIA Novosti) がクリミアの軍関係者の話として「露海軍の Su-24 が黒海で、米海軍のイージス駆逐艦 USS Ross (DDG-71) を公海上に追い払った。同艦がルーマニアの Costanta を出航した後で、ロシアの領海を目指す針路をとったため」と報じている。一方、米海軍は「USS Ross がルーティンの哨戒を実施していたときに、公海上を飛行する Su-24 に遭遇したが、特に干渉は受けなかった。艦は任務を継続した後で帰港した」としている。なお、同艦は NATO による「再保証」の一環として、ウクライナ海軍との合同訓練を実施したとのこと。(Sputnik 2015/5/30, US Navy 2015/5/31, US Navy Twitter 2015/6/1)
台湾軍は以前から、台湾南部に PAC-3 を配備する計画を立てていたが、配備先については不明だった。それが、台湾軍が建設工事への応札を募るために発出した文書により、高雄 Kaohsiung の Niusung 地区と Renwu 地区にまたがって 9ha の敷地を占める、Kaotan の基地であると判明。予定経費は 788 万台湾ドルとされる。(The China Post 2015/5/29)
インドの監察部門・CAG (Comptroller and Auditor General) が、弾薬備蓄不足に関する報告書をまとめていたことが明らかになった。170 種類の各種弾薬のうち、主として AFV・火砲・歩兵が使用する 125 種類が不足しており、特に戦車や対空砲で使用するものが深刻、との内容。これに対して国防省や陸軍は「2013 年から弾薬供給を 15% 以上増やしている」「国営工場で生産する弾薬の質を高めている」と説明。(DefenseNews 2015/5/31)
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産業・装備・調達
最近のニュースいろいろ
アメリカがレバノンに、BGM-71 TOW (Tube-launched, Optically-tracked, Wire-guided) 対戦車ミサイルを引き渡した (数量不明)。4 月には、サウジアラビアが資金を出して、フランスからレバノンに MILAN (Missile d'Infanterie Leger ANti-char) 対戦車ミサイルが引き渡されている。(DID 2015/6/3)
Ultra Electronics が、Kratos Defense & Security Solutions の電子戦部門を 2 億 6,500 万ドルで買収する。買収完了後は、Tactical & Sonar Division の下で Ultra Electronics Herley Industries という看板を掲げて事業を継続する。(DID 2015/6/2)
マレーシア空軍 (RMAF : Royal Malaysian Air Force) 参謀総長の Datuk Seri Roslan Saad 大将が、運用中の MiG-29N について「代替の計画は存在する。しかし、アップグレード改修を実施して、周辺諸国の戦闘機に比肩する能力を維持する決定を下した」と説明。(New Straits Times 2015/6/1)
チェコ国防省が、IAI/Elta Systems 製の移動式対空 3D レーダーを導入する計画を立てている。予算は 59 億コルナ (2 億 4,000 万ドル)、地元メーカーの Retia によると、作業の 40% をチェコ国内で実施するのことで、デリバリー開始予定は 2017 年。2040 年まで兵站支援業務が続く見込み。チェコとスロバキアとハンガリーのメーカーは 2014 年に、旧ソ聯製 P-37 の代替となる対空 3D レーダーを合同で納入するとの合意をまとめている。(DefenseNews 2015/6/1)
イギリスの UCAV (Unmanned Combat Air Vehicle) デモンストレーター・Taranis が、年末から第三次の飛行試験を開始するとの報道が。BAE Systems の Military Aircraft 部門を率いる Martin Taylor 氏が、追加の飛行試験実施について国防省と折衝していることを明らかにしているが、同社も国防省も、それ以上のコメントはしていない。(DefenseNews 2015/6/1)
2015/5/9 に墜落事故を起こした A400M (MSN023) についてブラックボックスを解析したところ、エンジン制御用のソフトウェアが適切にインストールされていなかった疑いが浮上。(DID 2015/6/1)
Manohar Parrikar 印国防相が Press Trust of India の取材に対して、Rafale の調達を 36 機にとどめる考えを示した。もともとの MMRCA (Medium Multirole Combat Aircraft) 計画では 126 機を調達することとしているが「費用がかかりすぎるし、その必要はない」というのが国防相の言い分。ただし、1980 年代半ばに Mirage 2000 について行ったのと同様、3 個飛行隊の編成に必要な 20 機を追加調達する可能性はある模様。(DefenseNews 2015/5/31, Times of India 2015/6/1)
インドが近いうちに、イスラエルと共同開発してきた Barak 8 艦対空ミサイルの試射を実施する。試射がうまくいけば、インド海軍の艦にこのミサイルを搭載する道が拓けることになる。(Press Trust of India 2015/5/29)
日本向け FMS (DSCA 2015/6/1)
米国防安全保障協力局 (DSCA : Defense Security Cooperation Agency) は議会に対して、日本向けに FMS (Foreign Military Sales) 経由で E-2D Advanced Hawkeye を輸出すると通告した。総額は 17 億ドル。内訳は以下の通り。
E-2D Advanced Hawkeye AEW&C (Airborne Early Warning and Control)×4
T56-A-427A エンジン×10 (2 基は予備)
MIDS-LVT (Multifunction Information Distribution System Low Volume Terminal)×8
AN/APY-9 レーダー×4
機体改修、スペアパーツ、補修用パーツ、支援機材、文書類、訓練、訓練機材、フェリー業務、空中給油支援、テクニカル/エンジニアリング/兵站支援業務
担当は Northrop Grumman Corp., Aerospace Systems (Melbourne, FL) と米海軍航空システム軍団 (NAVAIR : Naval Air Systems Command)。オフセットの設定はなし。
今日の米軍調達 (Contracts 2015/6/2)
ARMY
以下の各社は、文官の配置転換に伴う引越業務を総額 $249,000,000 (価格修正条項付き) で。
Cartus Corp. (Danbury, CT) : W912DR-15-A-0009
TRC Global Solutions Inc. (Milwaukee, WI) : W912DR-15-A-0010
Reliance Relocation Services Inc. (Chicago, IL) : W912DR-15-A-0011
2020/5/31 まで。Army Corps of Engineers, Baltimore, MD
Mike Hooks Inc. (Westlake, LA) : Mobile Harbor (Mobile County, AL) で実施する浚渫工事を $25,000,000 で。27in〜30in のカッター ヘッドを使用する。2016/8/2 まで。Army Corps of Engineers, Mobile, AL (W91278-15-D-0051)
Great Lakes Dredge and Dock Co., LLC : テキサス州 Galveston で実施する埋め立て工事について、修正契約を $8,859,000 で。2015/12/7 まで。Army Corps of Engineers, Galveston, TX(W9126G-15-C-0014/P00001)
Cutter Enterprises LLC (Vernon Rockville, CT) : Rhode Island Air National Guard Base (North Kingstown, RI) の Building P8 で実施する、燃料セル施設の追加更換工事を $8,2656,194 で。2016/8/25 まで。NGB (National Guard Bureau), Providence, RI (W912LD-15-C-0002)
DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency)
Lockheed Martin Corp. (Orlando, FL) : LRASM (Long Range Anti-Ship Missile) に関する修正契約を $104,251,040 で。累計受注額は $202,618,254 から $306,869,294 に。Lockheed Martin Corp. (Orlando, FL; Troy, AL, 57.40%) と BAE Systems (Nashua, NH, 35.70%)、Harris Corp. (Melbourne, FL, 3.11%)、Northrop Grumman Corp. (Linthicum, MD, 1.43%)、Ball Aerospace (Westminster, CO, 1.25%)、Williams Corp. (Walled Lake, MI, 1.11%) で担当。2016/7/6 まで。DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency), Arlington, VA (HR0011-14-C-0079/P00014)
AIR FORCE
Lockheed Martin Services Inc. (Gaithersburg, MD) : Personnel Services Delivery Transformation の増額修正契約を $34,000,000 で。Randolph AFB で実施、2016/8/31 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center), Randolph AFB, TX (FA8734-08-D-0003/P00035)
Northrop Grumman Technical Services (Herndon, VA) : A-10 を対象とする ASIP (Airborne Signals Intelligence Payload) に関連する、評価・分析・補修設計・試験作業を $33,500,000 で。Hill AFB で実施、2020/4/28 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center), Hill AFB, UT (FA8202-15-D-0001)
Lockheed Martin Aerospace (Marietta, GA) : C-5 のコンピュータ ソフトウェア (Update 02) を $12,860,294 で。2017/5/31 まで。AFLCMC (Air Force Life Cycle Management Center), Robins AFB, GA (FA8525-15-C-0001)
NAVY
Lockheed Martin Corp. (Moorestown, NJ) : ACB12 (Advanced Capability Build) までのイージス武器システム (AWS : Aegis Weapon System) を対象とするインテグレーション作業について、オプション契約分を $31,015,536 で。試験チームのサポートや近代化改修担当チーム向けのサポートなども担当。新規建造艦×5 隻分のインテグレーションと試験と既存艦の改修・アップグレードを行う案件。2017/6 まで。NAVSEA (Naval Sea Systems Command), Washington Navy Yard, Washington DC (N00024-14-C-5104)
KOAM Engineering Systems Inc. (San Diego, CA) : Norfolk Naval Shipyard (Portsmouth, VA) 向けに実施する、海洋分野の設計とエンジニアリング サービス業務を $15,057,815 で。基本契約 8 ヶ月、2016/1 まで。さらに 1 年単位のオプション契約 4 年分を設定、すべて実現した場合の総額は $76,130,261、2020/1 まで。作業場所は以下の通り。
Portsmouth, VA (95%)
San Diego, CA (2%)
Jacksonville, FL (1%)
Bremerton, WA (0.5%)
Pascagoula, MS (0.5%)
Sasebo, Japan (0.5%)
Yokosuka, Japan (0.5%)
NAVSUP (Naval Supply Systems Command) Fleet Logistics Center Norfolk, Contracting Department Norfolk, VA (N00189-15-D-0015)
Mercury Defense Systems (Cypress, CA) : SBIR (Small Business Innovation Research) フェーズ III 案件 Topic N06-036 "Advanced Techniques for Digital Radio Frequency Memories (DRFM)." を $7,567,134 で。Type II Advanced DRFM ユニット×14 基を製作するもの。2016/12 まで。NAWC-AD (Naval Air Warfare Center Aircraft Division), Lakehurst, NJ (N68335-12-G-0059/#0004)
今日の報道発表
Northrop Grumman Corp. は National Press Club (Washington DC) で、OpenPod(TM) なるセンサー システムについて発表した。LRU (Line Replaceable Unit) 化したセンサー機材を戦域で交換可能とすることで、費用と時間と手間がかかっているセンサー機材の更新需要に対応しようという趣旨。(Northrop Grumman 2015/6/2, DefenseNews 2015/6/2)
英国防省は、英空軍 (RAF : Royal Air Force) ・英海軍 (RN : Royal Navy) 向けのヘリ搭乗員訓練施設について発表した。
RAF : Lockheed Martin UK に、Chinook HC.6 用のシミュレータを 5,100 万ポンドで発注、設置場所は RAF Odiham (Hampshire)
RN : AgustaWestland に、Merlin HC.4/4a 用のシミュレータを 2,900 万ポンドで発注、設置場所は RNAS Yeovilton (Somerset)
前者はフライト デッキ シミュレータ×2、後席用訓練機材×1、コンピュータ ベースの訓練施設で構成、座学用の教室も設置する。契約期間は 12 年。後者は CAE Inc. が副契約社として参画、FTD (Flight Training Device)×2 基・Flight Navigation Procedures Trainer・後席用訓練機材を担当する。デリバリー予定時期は 2017 年で、導入作業も同社の担当。(MoD UK 2015/6/2, Lockheed Martin 2015/6/2)
Airbus Helicopters が、ドイツ連邦軍 (Bundeswehr) の特殊作戦部隊 (Kommando Spezialkrafte) で運用する H145 ヘリ (ex-EC645T2)×15 機を対象とする、7 年間のサービス業務契約を受注した。整備・補修・資材供給・耐空性維持を一括して請け負うフル サービスとのこと。(Airbus Helicopters 2015/6/2)
オーストラリア空軍 (RAAF : Royal Australian Air Force) が、新型衛星通信 (SATCOM : Satellite Communications) 機材を搭載した C-17A の運用を開始した。"Plan Jericho" の下で Boeing Co. が導入を担当したもの。
Raytheon Co. は DTRA (Defense Threat Reduction Agency) から、フィリピン向け国境警備システムの第二陣を 2,500 万ドルで受注した。沿岸監視センター (NCWC : National Coast Watch Control) と沿岸監視ステーション (National Coast Watch Station)×2 ヶ所で COP (Common Operating Picture) プラットフォームを導入するほか、電子光学センサーの導入、指揮・統制・通信インフラの構築、訓練施設の開設などを実施する。また、要員の訓練や機材の維持管理も担当する。(Raytheon 2015/6/2)
今日の米軍調達 (Contracts 2015/6/1)
DLA (Defense Logistics Agency)
MedImmune Biologics Inc. (Gaithersburg, MD) : インフルエンザ ワクチンと鼻腔向け噴霧剤を $47,600,000 で。陸海空軍・海兵隊向け、2016/5/31 まで。DLA (Defense Logistics Agency) Troop Support, Philadelphia, PA (SPE2DP-15-D-0003)
NAVY
Lockheed Martin Mission Systems and Training (Owego, NY) : MH-60S 関連の SWPI (Software Product Improvement) フェーズ III 分を対象とする非再帰作業を $13,665,494 で。Generation III ミッション コンピュータと Generation V ミッション コンピュータに対する SWPI 製品の適用を行うもの。2015/12 まで。NAVAIR (Naval Air Systems Command), Patuxent River, MD (N00019-14-G-0019/#4010)
ARMY
Nolin Rural Electric Cooperative (Elizabethtown, KY) : Fort Knox 向けの電力供給業務について、修正契約を $10,774,668 で。2016/5/31 まで。Army Contracting Command, Fort Knox, KY (DABT23-01-C-0030/P00099)
今日の報道発表 (北米編)
Northrop Grumman Corp. は 2012 年に米海軍から受注していた CANES (Consolidated Afloat Networks and Enterprise Services) について、設計・開発・限定配備の作業を完了した、と発表した。これまでに 37 隻分をデリバリーしている。これまで 5 種類に分かれていた艦上ネットワークを統合するとともに、セキュリティや C4I (Command, Control, Communications, Computers and Intelligence) 分野の強化と、兵站支援業務の整理統合を図るプログラム。(Northrop Grumman 2015/6/1)
Northrop Grumman Corp. が米空軍から、LAIRCM (Large Aircraft Infrared Countermeasure) のハードウェアとサポート業務に関する 1 億 1,100 万ドルの修正契約を受注した。送信機、警報用センサー、プロセッサ、レーザー発振装置、制御用インターフェイス ユニット、支援機材を納入する。(Northrop Grumman 2015/6/1)
米空軍 53rd WEG (53rd Weapons Evaluation Group, Tyndall AFB, FL) / 82nd ATS (82nd Aerial Target Squadron) が 2015/5/27 に、QF-4 FSAT (Full-Scale Aerial Target) のラストミッションを実施した。最後に飛んだ機体は 2 機で、任務終了後に破壊された。なお、Tyndall AFB での運用は終了したが、Holloman AFB での運用は継続する。(USAF 2015/5/28)
カナダ空軍 (RCAF : Royal Canadian Air Force) は近く、CH-146 Griffon 用のシミュレータを CFB (Canadian Forces Base) Gagetown (New Brunswick) に配備する。CAE Inc. に 750 万カナダドルで発注していたもので、現用中のシミュレータを新型の FFS (Full-Motion Flight Simulator) とビジュアル装置で代替するもの。(RCAF 2015/5/29)
今日の報道発表 (その他編)
Cognac AB (709 Air Base) の ED 1/33 "Belfort" で運用している仏空軍の MQ-9 Reaper が、累計飛行時間 4,000 時間を達成した。メーカーの GA-ASI (General Atomics Aeronautical Systems Inc.) が発表したもの。また、同隊に 3 機目の MQ-9 が加わっている。(GA-ASI 2015/5/29, IHS Jane's 360 2015/5/28)
Sukhoi JSC は露国防省に、Su-34×1 機を追加デリバリーした。製作担当は V.P.Chkalov Novosibirsk Aircraft Plant。(Sukhoi 2015/5/29)
AirServices Australia はオーストラリア空軍 (RAAF : Royal Australian Air Force) との間で、民間空域における Heron UAS (Unmanned Aircraft System) の運用に関する合意文書 (MoA : Memorandum of Agreement) をまとめた。両者が組んで、オーストラリアにおける UAS のポジションを強化することになる、との説明。Heron は 6 月末から、"Talisman Sabre 2015" 演習のために Rockhampton Airport を拠点にして飛ばす予定。この件には、民間航空当局の Civil Aviation Safety Authority も関与する。(RAAF 2015/5/29)
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戦争・紛争
最近のニュースいろいろ
2015/6/2-3 にかけて "Operation Inherent Resolve" の下、ISIL (Islamic State of Iraq and the Levant) に対してシリアで 4 回、イラクで 18 回の航空攻撃を実施。シリアでは、Hasakah で 2 回 (敵部隊、陣地)、Dayr Az Zawr で 2 回 (敵部隊、車両) の攻撃を実施。イラクでは Baghdadi で 1 回 (陣地)、Huwayjah で 1 回 (自動車爆弾工場)、Rutbah で 1 回 (土木機械)、Beiji で 3 回 (車両、敵の進出阻止)、Fallujah で 1 回 (敵の進出阻止)、Kirkuk で 1 回 (陣地)、Mosul で 2 回 (敵部隊、敵の進出阻止、重機関銃、建物)、Ramadi で 3 回 (敵部隊、構造物、車両)、Sinjar で 2 回 (敵部隊、トンネル、重機関銃)、Tal Afar で 3 回 (敵部隊、敵の進出阻止、重機関銃、車両、建物) の攻撃を実施。(DoD 2015/6/3)
2015/6/1-2 にかけて "Operation Inherent Resolve" の下、ISIL (Islamic State of Iraq and the Levant) に対してシリアで 5 回、イラクで 10 回の航空攻撃を実施。シリアでは、Hasakah で 4 回 (敵部隊、陣地、指揮所、迫撃砲、車両、武器集積所)、Kobani で 1 回 (陣地) の攻撃を実施。イラクでは Huwayjah で 1 回 (結果不明)、Beiji で 2 回 (敵部隊、敵の進出阻止、陣地)、Fallujah で 1 回 (敵の進出阻止)、Makhmur で 2 回 (陣地)、Mosul で 1 回 (集結地帯)、Sinjar で 2 回 (敵部隊、建物、重機関銃)、Tal Afar で 1 回 (重機関銃、迫撃砲) の攻撃を実施。(DoD 2015/6/2)
2015/5/31-6/1 にかけて "Operation Inherent Resolve" の下、ISIL (Islamic State of Iraq and the Levant) に対してシリアで 13 回、イラクで 10 回の航空攻撃を実施。シリアでは、Hasakah で 9 回 (敵部隊、陣地、車両、武器集積所)、Raqqah で 1 回 (飛行場)、Kobani で 3 回 (敵部隊、陣地) の攻撃を実施。イラクでは Beiji で 2 回 (敵部隊、敵の進出阻止、車両)、Fallujah で 2 回 (敵部隊、集結地帯、陣地、重機関銃)、Mosul で 2 回 (敵部隊、自動車爆弾工場、建物、重機関銃、迫撃砲、ロケット発射機)、Ramadi で 1 回 (クレーン)、Sinjar で 1 回 (敵部隊、建物、重機関銃)、Tal Afar で 2 回 (敵部隊、迫撃砲、重機関銃、建物) の攻撃を実施。(DoD 2015/6/1)
イラクの Haider al-Abadi 首相が 2015/5/31 に国営テレビで、Mosul の攻防戦に際して多数の武器を損耗していることを明らかにした。HMMWV (High Mobility Multi-Purpose Wheeled Vehicle) だけで 2,300 両を失ったとのこと。一方、ISIL (Islamic State of Iraq and the Levant) は鹵獲した HMMWV を自ら活用しているとされる。(DefenseNews 2015/5/31)
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こぼれ話
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AFPS : American Forces Press Service
JDW : Jane's Defence Weekly
DID : Defence Industry Daily
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