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那覇空港 自衛隊ヘリが全日空機を目視せず6月11日 21時09分
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今月3日、那覇空港で自衛隊のヘリコプターが管制官の許可なく滑走路を横切り、全日空機が離陸を中止するなどしたトラブルで、パイロットは離陸に向けて待機する全日空機を目視していなかったことが分かり、自衛隊は離陸の際には滑走路の状況を十分に確認するなどとした再発防止策をまとめました。
那覇空港では今月3日、航空自衛隊のヘリコプターが管制官の許可なく滑走路上空を横切り、離陸滑走中だった全日空機が離陸を中止するトラブルがあり、自衛隊は内部調査を進めていました。
11日、公表された調査結果によりますと当時、管制官と無線で交信していたヘリコプターの副操縦士が、全日空機への離陸許可を自分への許可と勘違いしたうえ、機長もほかの乗組員に離陸に向けた指示をしていて無線の内容を十分に把握せず、勘違いに気付かなかったとしています。
さらに離陸の際、ヘリコプターの機首を南側に向けていたため、機長も副操縦士も滑走路の北側に待機していた全日空機を目視していなかったということです。
自衛隊の規則では、離陸の際には操縦席から目視できる範囲内で滑走路の状況を確認することになっていて、今回は確認が不十分だったとしています。
このため、自衛隊は離陸の際には、機長と副操縦士がともに管制官からの指示を確実に聴き取ることや、機体の向きを調整して滑走路の状況を十分に確認するなどとした再発防止策をまとめました。
自衛隊は国の運輸安全委員会が行っている調査結果を踏まえたうえで、関係者の処分を検討するとしています。
11日、公表された調査結果によりますと当時、管制官と無線で交信していたヘリコプターの副操縦士が、全日空機への離陸許可を自分への許可と勘違いしたうえ、機長もほかの乗組員に離陸に向けた指示をしていて無線の内容を十分に把握せず、勘違いに気付かなかったとしています。
さらに離陸の際、ヘリコプターの機首を南側に向けていたため、機長も副操縦士も滑走路の北側に待機していた全日空機を目視していなかったということです。
自衛隊の規則では、離陸の際には操縦席から目視できる範囲内で滑走路の状況を確認することになっていて、今回は確認が不十分だったとしています。
このため、自衛隊は離陸の際には、機長と副操縦士がともに管制官からの指示を確実に聴き取ることや、機体の向きを調整して滑走路の状況を十分に確認するなどとした再発防止策をまとめました。
自衛隊は国の運輸安全委員会が行っている調査結果を踏まえたうえで、関係者の処分を検討するとしています。