今回の旅行についていろいろ話をしているうち、 『せっかく沖縄行くんならダイビングライセンスを取ろう』 ということになり『るるぶじゃぱん』で調べたところ 『沖縄4日間ダイビングライセンス所得ツアー、朝食付き』 が9,10月の最も安いので32800円で出ていた。早速連絡したところ ○ー『オリエンテーションを2時間受けて頂いてそれから申し込みになります。』 とのこと。 『それでは、』と予約を取ると
○ー『オリエンテーションの時に通帳の写しと印鑑を持って来るように』と・・・ ひで『ん?印鑑???しかも通帳の写しって???』
ちょっと疑問に思ったがとりあえず行ってみる。 場所は恵比須のすぐ駅前の一等地。店の名前は『○ー○ンズクラブ』。中に入るとまず性格診断テストのようなものをやらさせた。 『ダイビングに向いているかどうかの診断か?』 と思い素直に回答する。 答案を渡してからかなり待たされて、一人の温和そうな男性が現れた。そしてダイビングに関していろいろ説明をしていくうちダイビング器材の話になり、
○ー『一式揃えると幾らぐらいかかるかわかりますか?』
と質問された。実はここに来る前に新宿のSRC行って一通り値段を見ていた。そこで、
ひで『2,30万ぐらいでしょう』
と言うと 『いやいや、5〜70万ぐらいですよ!』 と。『んん〜?なんでや??』と思ったが何も言わずにいた。 話が進み、『周りに迷惑をかけずそれなりに潜れるようになるには40本ぐらいは潜らなければなず、ライセンスを取ったら毎月必ず1本以上、1年間は潜りなさい。そのためには冬も潜らなければならないためドライスーツを買いなさい。大体20万ぐらいですが』というように言われ、 まあ夏になったら集中して潜りに行けばええやろうと思い、
ひで『まずライセンスを取る時は器材はレンタルでやってしばらくレンタルにして追々器材の善し悪しが分かる ようになったら買ってもええかな』
というように言うといきなり怒り出し、
○ー『人の話をきいてんのか!!』 『年間通して潜るんやからドライスーツ買わな潜れんやろ!!』 『ドライスーツ買え!!買わんとうちでは取らさんぞ!』
もうここからは話にならない。とにかく向こうは『押し売りしたい』のがミエミエ。こっちは最初から器材なんて全く買う気はないんやから(軽器材ぐらいは買おうと思っていたが)。そのやりとりの一部を書くと
ひで『強制的に買わそうとするな!』 ○ー『強制的に買わそうとしてへんやろ!必要やから薦めてるんや!』 ひで『だからレンタルでしばらくやりますって言うてうやろ』 ○ー『レンタルでやるといいかげんにやることになる。そういうのがおるから日本のダイバーはマナーが悪く て世界の笑い者になるんや!』 ひで『そんなことは全く関係ない。それは意識の問題。とにかくすぐに買うつもりはない』 ○ー『だれもすぐに買えなんて言うてない。プール講習までに揃えればいいんや。』 ひで『??? だからすぐやろ。』 ○ー『話にならん!』 ひで『話にならんのはおまえや!こんなとこ二度と来るか!』
とここまで2時間以上。なんとも不毛なバカバカしい時間を過ごしたもんや。ちなみに私達の説明を受けていた隣にはここでダイビングの申し込みをして買わされた器材一式の入ったバックが10個程置いてあり、『今度の受講生もこんなふうに買っている』と自慢げに説明していた。かわいそうに・・・。
昔、英会話教材の売り込みに(暇やったから)のこのこ出かけていったことがあったがその時も延々と話され疲れたころに買えというようになった。もちろん買うつもりはなく『暇つぶしにでも来てみれば』との誘いに全くそのつもりで行ったため『いらん、いらん』といって帰ってきた。この間3時間。全くこれと同じ商法。
まあ良く考えてみれば沖縄往復飛行機と宿とダイビング講習とを含めて3万そこそこでできるというのがへん。ふつうの沖縄ツアーでも4万ぐらいするんやからなんか裏があって当然。ドライスーツの値段はこの時詳しく調べてへんかったが、後で見てみると20万というのは定価(しかも一番高いもの)。ダイビングショップに行けば30〜50%OFFで買える訳やからその利益がツアー代の一部になるんやろう。
また『○ー○ンズクラブ』ではここで講習を受けライセンスをとるともれなくここの会員になる特典付き!なんと月1800円の会費を取る。なんとも良くできた会社や。一度きた『カモ』からは徹底的に搾り取るらしい。
確かに、Cカードには講習を受けたダイビングショップとインストラクタの名前が入りある意味責任があるのかも知れない(この時にはCカードがどう言う仕組みで発行されるのか分からなかったが、なんとなくCカードの発行責任がショップ側にもあるような気はしていたんでショップ側が取らさないと言う以上そこでは取れんやろうし、こっちも気に入らないショップに世話にはなりたくなかった)。 『うちではペーパーダイバーはいないし、作らない』(私達もペーパーになるつもりはない、楽しくダイビングできる時期と場所を選ぶだけ)と大声を張り上げていたが果たして本当か?相当怪しい。まあ50万も60万もの器材を買わされれば・・・
さらに最初にやった性格診断はダイビングの適正診断なんかやなくて、『誰をあてがえばうまく引き込めるか』ということを判断するためやったんやろう。私(ひでひで)は結構手強いと見えたのか相手したのはここの代表者(同じ関西人らしい)。ぷよぷよだけならおそらくひっかかってたやろう(本人もそう言っていた)。
ただの旅行の申し込みならこちらから銀行振り込みするのが普通で印鑑が必要になるはずはない。よほど高いものを買って信販会社を使うような事がなければ・・・。後で考えてみるといろいろ分かってくる。
ここだけやなくてやっぱり安い講習代をデカデカと掲載しているようなダイビング会社(ショップ)は注意した方がいい。同じように器材を定価で売り付けて利益を確保しようとするはずやから。
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