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田中選手に県功績賞 ボクシング世界王者

古田肇知事(手前)にチャンピオンベルトを見せる田中恒成選手=県庁で

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 五月の世界ボクシング機構(WBO)ミニマム級王座決定戦で判定勝ちし、日本最速のプロ五戦目で世界王者になった多治見市の田中恒成選手(19)=中京大二年=が十日、県出身者で初のプロボクシング世界王者になったことを評価され、県から県文化・スポーツ功績賞を贈られた。県庁で「みんなに理想のボクサーと思われる選手になりたい」と述べ、さらなる飛躍を誓った。

 県庁で古田肇知事が表彰状を手渡し、「岐阜県から英雄が誕生した。世界に君臨する存在になってほしい」とたたえた。

 田中選手は王座決定戦を振り返り「早く試合を決めようと序盤はKO(ノックアウト)を狙ったが、中盤以降に疲れが来た。判定になったが、大丈夫とは思った」と語った。

 今後については「近い将来、階級を上げるだろうが、今は体と心を休めて次の目標を定めたい」と話した。田中選手は中京高校(瑞浪市)在学中にぎふ清流国体などで優勝。三年時の二〇一三年十一月にプロデビューした。 

 (藤沢有哉)

 

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