MERS:朴大統領「専門家チームに全権与える」

政府の対策支援本部を訪問

 韓国で中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染が広がっている問題で、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は8日、政府ソウル庁舎に設置されたMERS対策支援本部を訪れ「専門家を中心とする対応チームに全権を与え、迅速に対応できるようにする」と述べた。専門家の意見を参考にするというやり方ではなく、全権を与えられた専門家が時々刻々と変わる状況に即座に対応していくべきだとの考えを示した。

 朴大統領がMERS対応の現場を訪れたのは、5日に隔離施設の国立中央医療院を訪問したのに続き2回目。朴大統領は「MERSにより消費や観光などの内需が急速に冷え込んでおり、経済活動に与える影響も見過ごせる問題ではない」と指摘し、こうした経済面への影響を最低限にとどめ、乗り越えてこそ、MERS流行の完全な終息だとの見解を示した。

 一方、保健福祉部(省に相当)の文亨杓(ムン・ヒョンピョ)長官はこの日の国会答弁で、MERSの広がりについて「慎重に予測しているが、恐らくきょう(8日)がピークになるだろう」と述べた。また「あす(9日)やあさって(10日)からはMERS事態がかなり安定し、落ち着くよう努力している」とも語った。

金鳳基(キム・ボンギ)記者
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