まいど、いまにしです。

今週発売の週刊朝日でワシが書いた、
佐賀県武雄市のタブレット型端末の授業、やばそうって記事。
別の報道では、武雄市が一部について、否定したそうです。
それについて、たくさんの問い合わせ、疑問、質問、
きました、しょうだいしました。
まだ、これからも記事をやりたいから、こまいことは書けへんけど、
このサイトにあることを前提して、簡単に書きます。

ワシの書いているのは、週刊朝日です。
週間朝日って雑誌があるのかないのか、ようわからんですが、
週刊朝日やろうなという気がするので、前提で書きます。
誰でも、ミスすることはあるやろうから。

5月28日、ワシは佐賀県武雄市の小学校であった、いわゆる
ITC教育、スマイル授業の公開授業に取材に行きました。
30人を超す、見学者がいました。
かなりの人が、タブレット型端末を使った授業
すごい
と期待して、きていたはずです。
タクシー、チャーターして駆け付けた方もいました。

3年生、4年生の授業がはじまった。けど、タブレット型端末、なかなか出てきません。
3年生の授業の最後の方で、やっと出てきたと思ったら、アンケートに答えてと
先生は言うてる。
ようやくタブレット型端末、児童の机の上におかれた。
けど、それがなかなかうまく起動しない、Wifiにつながらないのか、
フリーズしている児童がいる。
先生、支援員というサポート役(名札には業者名があった)は
1人の生徒に3人、4人がかかりっきり。
授業の最後、10分近くが、タブレット型端末の対応に追われていた。
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タブレット型端末は普通に動いて、当たり前。それが動かない。
もう、その時点でアウト!

現場で取材したら、
「いつも、こんな感じです」という。
これ、年間に直したら、すごい時間のロス。
結局、子供たちが犠牲になってんやないのか?
週刊朝日でも書いたが、現場にいた武雄市の人に聞いたら、
「タブレット型端末、これ性能がよくない。
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機種もダメだし、Wifi環境もダメ。
今日は公開授業で十分、整備してきたが、
やっぱりうまくいきませんね。まずそこから
やらないと。それに指導方法も…」
と明確に話していた。
武雄市の学校の責任者も、授業後の会見で、タブレット型端末の問題を
指摘され
「与えられたものでやるしかない」
とアカンことを認めていた。
実際、ワシもタブレット型端末を使わせてもらったが、途中でフリーズした。

前出の記事によれば、
導入当初は、授業をやりづらいという声が確かにあったが、
今ではだいぶ慣れてきている。
授業が1分でも無駄にしたらアカン。
やりづらいなら、十分に研修して、万全を期してやるべき。
「当初、やりづらい」
という時点で準備不足、大失態、税金で授業やっているという意識にかける。
タブレット型端末で子供たちが教材にするという動画。なんか、めちゃめちゃ
かったるい、ねむたいと思ったら、パワーポイントで作り、それを並べて動画風に
見せる、なんちゃって動画だと聞いた。実際、現場にいた人に
「これ動画ですか?」
と聞いたら、
「いや、動画なんて言えません」
児童は
「ママのスマホがいい。これ、ダメやけん」
とはっきり言っていた。

記事によれば
「1年間を通してタブレットが使えず、今でもまったく使えないといったニュアンスで
書かれているが、それは事実とは異なる」
とある。
週刊朝日では、1年間ダメとは書いてません。

8%の不良率という。今も、授業でフリーズ。ワシ、それを現場で経験した。
うまく動かないというタブレット型端末。
誰が見ても、
ずっとアカン
そう見られてもしゃあないと思うのは、ワシだけやないはず。
タブレット型端末の原資は税金。
授業も税金やからね。