MERS:韓国全土で1869校が休校

ソウル市江南・瑞草区と京畿道7市で学校が一斉休校

 韓国で中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)の感染が拡大する中、保護者たちの不安感が増幅し、ソウル市や京畿道の一部地域の学校が一斉に休校を決めた。

 ソウル市のチョ・ヒヨン教育監(教育庁〈教育委員会に相当〉トップ)は7日、MERSの患者が多く発生したサムスン・ソウル病院に近いソウル市江南区と瑞草区の全ての幼稚園と小学校(126カ所)に対し、8日から10日まで一斉に休校を指示した。なお、共働き家庭の幼稚園児と小学生のために、各学校・幼稚園ごとに一つ以上の教室が開放される。ソウル市教育庁側は「江南だけでなくほかの地域でも、感染者や隔離対象者が急増し、学校長が休校を要請した場合、追加措置として教育監の名で地域単位の休校命令を下す案を検討している」と説明した。一方、京畿道のイ・ジェジョン教育監も、同道の31市郡のうち7地域で、幼稚園と小・中・高校1225カ所に対し、8日から12日まで5日間一斉休校を決定した。一斉休校となる地域は、水原市と華城市、烏山市、平沢市、安城市、竜仁市、富川市の7市。

 7日午後11時現在、MERSの感染拡大に伴って休校している学校は、全国で1869校に上っている。

キム・ヨンジュ記者
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