大阪府警は１０日、寝屋川署の男性巡査長（４９）が勤務時間中に５０代の女性にみだらな行為をしていたとして停職１月の懲戒処分とした。巡査長は同日付で依願退職した。また、監督責任を問い、上司の男性警部補（３３）を所属長注意とした。

　府警によると、巡査長は地域課に所属し交番に勤務。昨年５月以降、女性から生活に関する相談を受けて女性宅を１人で訪れるようになり、昨年１０月～今年１月、性的な行為を複数回した。

　女性側から相談があり、府警が調査を進めたところ、巡査長は事実を認めた。一方、強制した事実は確認できなかったとして立件は見送った。

　安井正英監察室長は「信用を失墜させる行為であり、厳正に処分した。再発防止に努める」とコメントした。（共同）