ニコン展示会中止になった写真家 韓日で「慰安婦展」開催へ

【ソウル聯合ニュース】大阪ニコンサロンで開催予定だった慰安婦被害者をテーマにした写真展の開催を拒まれ、カメラメーカーのニコンを相手に訴訟を起こしている日本在住の韓国人写真家、安世鴻(アン・セホン)さんの写真展が8月と9月にソウルと東京でそれぞれ開催される。

 慰安婦被害者をテーマに約60点を展示する写真展は8月4~16日にソウル・通義洞のギャラリー「流歌軒」で開かれ、9月4~13日には東京・神楽坂にある「セッションハウス」のギャラリーでも行われる。今月16~21日には流歌軒でプレビュー展が開かれる。

 安氏は日本での展示会について、「15回ほど展示会を開いてきたが、無関心だった人たちが写真を見て、(慰安婦)問題を意識するようになってきた」と話す。

 安氏の元慰安婦をテーマにした写真展については、2012年に東京で予定していたものが、ニコン側の通告で中止になった。その後、安氏側は東京地裁に仮処分を申し立て、開催にこぎ着けた。しかし大阪で予定していた写真展はニコン側が中止。安氏は同年12月にニコンを提訴し、争っている。

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