2015年6月11日00時00分
■特派員リポート 三浦英之(ヨハネスブルク支局長)
第2次世界大戦中、日本海軍は遠く離れたアフリカ東部の島国マダガスカルを、特殊な潜水艦で攻撃した。終戦から70年。日本とアフリカとの間で起きた「戦争」の現場を訪ねた。
「忘れるわけないさ。町中が大騒ぎだったんだ」
東京から約1万1千キロ離れたマダガスカル北部の港湾都市アンツィラナナ(旧称ディエゴスアレス)。町の歴史館に勤めるカッサム・アリさん(83)は日本軍が攻めてきた日のことを克明に記憶していた。
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