銅鑼パーソン総選挙、投票数調整のお知らせとお詫び

銅鑼パーソン総選挙サイトにアクセスいただいております皆さま、銅鑼パーソン運営委員会、担当の石田です。

銅鑼パーソン総選挙は6/2にオープンし、これまでに多くの方々に立候補、投票活動をいただきました。まずは皆さまのご参加につきまして深く御礼申し上げます。

この度は銅鑼パーソン総選挙で発生した問題を解決するために、投票済みの投票数の調整等を行う事となりましたので、皆さまにお知らせいたします。

本キャンペーンサイト、銅鑼パーソン総選挙につきまして

本キャンペーンサイト(以下本サイト)はYAPC::Asia Tokyo 2015のLightning Talks枠におけるタイムキーパーを、広く公募し、皆さまの投票をもって公開の場で選定することを目的としております。詳しい趣旨につきましてはサイトの説明ページをご覧下さい。

http://doraperson2015.yapcasia.org/desc

本サイトの設計として一番に目指したものは、ユーザーが楽しく参加できることと、一定の透明性の確保です。 選挙と銘打っておりますが、一票の公平性など選挙としての厳密さは特に重視されていません。それは保証することが困難であり、過度な行為であると考えていた為です。

本サイトではそこを逆手にとり、楽しさ演出の一環として、「銅鑼(投票行為)を連打できる」というコンセプトを提示しました。それによって、ユーザーが銅鑼を叩く苦労をもって、自分の「本気さ」を視覚化でき、皆と共有し、楽しくなれるようにと実装されたものです。

その上で、ユーザーの投票数自体は操作なく視覚化されていますので、順位こそ票数ではあるものの、実際にどの立候補者が、どのようなの投票者に支持されているかは見やすいように製作されました。つまり、いくら一人で頑張ったとしても、「なるほど、こういう状態なのだな」と、ある程度みなさんが把握できるようになっております。

同時に、本サイトは前提として当然ではありますが、YAPC::Asia Tokyo 2015の宣伝、特にチケット販売中の周知を行うプロモーション活動も兼ねております。また、この取り組みに共感をいただいたスポンサー様に本サイトの一切のご協力を頂いており、そのスポンサー様のバナーなども設置されております。
(そのスポンサー様以外のYAPC::Asia Tokyo 2015スポンサー様は、本サイトと直接の関係はございません)

問題の経緯につきまして

本サイトの投票ボタンはブラウザで、ユーザーがクリック(やタップ)をして鳴らす事が前提となっており、これは各所にて記載、または告知をおこなって参りましたが、一部の方がこのクリックを自動的にできるようにと工夫をおこないました。

自動的な投票はサイトの説明ページ等での記載の通り、運営側からはできれば遠慮いただきたい行為でしたが、ある程度の想定はございました。しかし「ある程度で止めてくれるだろう」との勝手な考えがあり、自動投票の拒否については適切に明文化されたフローが用意できておらず、速やかに対処する事ができませんでした。この想定は客観的に見て運営側の一方的な願望であり、不手際です。
(ただ、元来一律自動化を拒否したいわけではなく、常識的な範囲での皆さまの創意工夫、ソフトウェアの自動投稿にしても、たとえばメカやロボットなどで物理的に投票するなどにしても、おもしろさをともなう悪戯は受け入れる考えがありました。しかしそのようなあやふやな期待は速やかなジャッジの妨げとなり、エスカレートを引き起こし、問題悪化の一因となりました。)

単純なアクセス拒否をそのときに行わなかった理由としては、技術的な問題ではなく(技術的にはIPアドレスなどによるアクセス拒否や、ログインアカウントの停止で対処できるため)、主目的としている「投票の透明性担保」の為に、投票数の運営側による主観的かつクローズドな判断の票数操作は行うべきではないと当時考えており、可能なかぎり、どのようなアクセスも受け付ける必要があるだろう、というポリシーがあった為です。
(一時期は過度なアクセスを回避するために様々な手法を試みた頃があり、その際には人間を機械であるとの誤検知する事もあり、一部の手動投票者の皆さまにはご迷惑をお掛け致しました)

アクセス拒否をしなかったとしても、当方が投票者へ自動アクセスを御願いする適切なチャンネルがあれば一定は回避できたかもしれませんが、アクセスユーザーの全員に、公平に(不利益とならない)方法で確実に告知する方法がなく、サイトに掲載してもリーチができず(自動化アクセスはPCなどを動作状態で、ユーザーがもはやサイトをみていないと思われるものが多かったので)、うまく御願いする事ができませんでした。
(一部の方々には直接、あるいは間接的に担当者が御連絡を差し上げ、ご検討をいただきました)

この「アクセス拒否の基準がなく、対応を速やかにおこなえなかったこと」、「趣旨を再度説明し、納得いただいてアクセスをやめていただくための良いチャンネルが用意されていなかったこと」という運営の対応の失敗から、結果として自動投票が容認されている(あるいは、推奨されている)という誤ったイメージが広まってしまったと思われ、同様のアクセスがかなり増えました。
(趣旨の説明で多くの方はアクセスをやめていただけましたので、もしかすると当初からサイト上での説明をもっと厚くする事で回避ができたかもしれません)
結果、プログラムなどによる自動投票を、できるだけ受け付けてしまい、初日にして二千万近い投票を受け付ける事になり、現状とほぼかわらない状況になってしまいました。

二千万票の自動投票が入った結果として、本サイトは健全な投票の競争が行えない状態となり、企画が破綻してしまいました。

今回の対応までに時間が掛かった事も含め、これらの一連の問題はひとえに適切に投票者の皆さまへの運営側の趣旨をお伝えできなかった運営側の不手際だと考えております。

これにより、一部では憶測等も生まれてしまい、本サイトのイメージは悪化してしまったことで、関係者の皆さま、参加者の皆さまには大変なご迷惑とご心配をお掛けした事になったと反省しており、深くお詫び申し上げます。

今後につきまして

本サイトの目指すところは現状破綻しており、現在誰一人として得をしていない状態になっております。このまま経過しても、たのしさなどは無く、皆さまへのご迷惑だけが継続してしまいますので、残念ながら本サイトの当初の目論見は達成できなかったことになりますが、当初の規定をとりさげ、投票数の調整を行いたいと考えております。

修正後の投票数は、人力でも比較的容易に到達が可能であることと、なおかつ一部の都合に合わせまして、現在1000票以上投票された方を一律1000票に、それ以下の方はその数値に修正させていただきます。

同時に、自動アクセスをとりやめていただけない方が一部にいらっしゃる為、今後は投票数は上限無しであった所を、1000票で上限とさせていただきます。これにより、既に数万票を手動で叩いていただいた一部の熱心な投票者の皆さまには大変なご失望を頂く事になります、誠に勝手ではございますがご容赦いただければ幸いです。
(1000票になっても、ブラウザで銅鑼をならして遊んでいただくことはかまいません)

本修正の対応は近日中に行われ、その際にはサービスが一時的に停止される予定です。

今回の対応に伴い、順位が変動することが予想されます。もしなんらかの理由で立候補を取りやめるなどのご希望がございましたらば、担当者まで御連絡ください。速やかに対応させていただきます。

Twitter: http://twitter.com/uzulla
Email: uzulla アットマーク himitsukichi.com

また、詳細は掲載いたしませんが、前述の通り現在も機械的なアクセスが複数のIPアドレスより継続しております。今後もまた機械的なアクセスが発生する可能性があります。今後は機械的と判断できるだけのアクセスが継続した場合には、運営側の判断でアクセス制限をかけさせて頂く事があります、ご了承ください。もし誤ブロックされたという場合には、上記担当者へ御連絡頂ければ幸いです。 (1000票は間違いなくたたいていただけます)

今回は銅鑼パーソン運営委員会の不手際により、この様な結果となってしまい大変残念ではございますが、銅鑼パーソン総選挙は兎も角、YAPC::Asia Tokyo 2015の成功につきましてはあたたかい応援をしていただければ幸いです。

本編のトークの応募は6/15まで、そしてYAPC::Asia Tokyo 2015のチケットは好評発売中ですが、こちらも是非とも早めにご手配ください。

勿論、本件後も銅鑼パーソン総選挙は継続し、最終的に銅鑼パーソンを決定させて頂きます。もし幸いにも引き続き応援いただける場合は、あたたかみのある銅鑼をならしていただきつつ、票をかさねていきたい場合には、是非インターネット上でのシェアや、ご友人、ご同僚へ銅鑼をならしつつ紹介していただければ幸いです。

繰り返しとなってしまいますが、皆さまに深く御礼を申し上げると共に、ご心配、ご迷惑をお掛けした関係者さま、参加者の皆さまに心からお詫びを申し上げます。

以上