秋も深まり、冬の気配を感じる今日この頃。
温かいコーヒーにぴったりのキャラメルパウンドを焼いて、ほっと一息カフェタイム、しませんか?
手軽な材料(お砂糖のみ!)でできて、ほんのりビターな大人の味に仕上がるカラメルは、
覚えておくと、お菓子作りに幅広く使えて便利です。
今回はカラメルに熱湯を加えて作りますが、温めた生クリームで作るとリッチな味わいになります。
(※牛乳ではできないので注意)
今日ご紹介するキャラメルパウンドは、基本のパウンドケーキにカラメルソースを混ぜただけの簡単なもの。
カラメルの糖分で、しっとりと焼き上がります。
食べる前にカットして、レンジで10秒ほどチンするとふんわりほかほかが楽しめます。
ホイップした生クリームを添えても美味ですよ。
秋のビターキャラメルパウンド
【材料】17×8×6(cm)パウンド型1本分 |
〈カラメルソース〉
卵 |
※1 砂糖はお好みのものでOK。ここでは甜菜グラニュー糖を使用
※2 ベーキングパウダーはアルミニウムフリーのものを使用
【下準備】
①カラメルソースを作り、荒熱が取れたら50gをボールにとり、ラム酒を加えよく混ぜておく。
②バターは常温にし、やわらかくしておく。
③パウンド型に紙を敷く。又は内側に薄くバターを塗り、粉を薄くはたいておく。
④(B)の粉類を3回ふるっておく。
⑤オーブンは170℃に温めておく。
【作り方】
~カラメルソース作り~
①鍋に砂糖70gを入れて強火にかけ、溶けて焦げるまで火にかけ続ける。(途中鍋を回し、全体の焦げ具合が均一になるようにする)
②大きな泡が段々と消え、小さな泡になったら火をとめ、湯70gを加える。この時高温のソースがたくさんはねるので、十分に気をつける。シンク内でするのがおススメ。
③ヘラで全体をかき混ぜながら再び火にかけ、少しとろみがついたところで火を止め、ボールなどに移して荒熱をとってできあがり。
※冷めてソースが固い場合は、再び火にかけ、熱湯を加えて調節する。
【パウンド作り】
①やわらかくしたバターに砂糖を加え、ヘラで全体を馴染ませ、ハンドミキサーの高速で一気に混ぜる。
②写真くらいに白っぽくなったら、溶きほぐした卵を10回くらいに分けて入れ、都度よく混ぜる。
※一度にたくさん入れると分離しやすい為、少しずつ加えると良い。
③(A)を5回程に分けて入れ、都度よく馴染むまで混ぜる。
④篩った粉類を一度に加え、ヘラでのの字を描くように、ヘラの抵抗を使って混ぜる。
⑤生地にツヤが出たら、用意した型に流し入れ、170~180℃のオーブンで50分焼く。
⑥焼けたら風通しの良い所に置き、濡れ布巾をかけ、よく冷ます。
食べ頃は焼いてから2~3日後がおススメ。
ぴったりとラップをし、乾燥に気をつけましょう。
Profile
小野 公美(おの くみ)
和素材パウンド専門店『くみぱうんど』オーナーパティシエール。2年間のOLを経て菓子業界に入る。東京製菓学校 夜間部卒業。2009年より独立。賃貸マンションの1室で営業許可を取得しケーキのネットショップを立ち上げる。
〝素材の味が活かされたお菓子"と、定評があり、リピート率は80%超え。
お菓子を作る傍ら、賃貸マンションでのケーキ店営業許可取得方法、パソコンが苦手な人でもできるネットショップ運営方法などのセミナー、『ひとりで始めるケーキ屋さん~ネ ット販売を始めよう!~』の講師を務める。
くみぱうんどHP» http://kumipaundo.ocnk.net/
【出版DVD】
■おのくみ先生のお菓子作り教室 『シュガーバッター法で作るパウンドケーキの作り方』
■『好き!』を一生の仕事に~26歳自宅でケーキ屋さんを始めました~
出版元:ケイエムコンサルティング出版局、Amazon、くみぱうんどHPにて発売中。その他、専門雑誌、ネット販売単行本にも掲載される。