産経WEST

鳥取サバを高級ブランドに! JR西が養殖卸事業に進出

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


鳥取サバを高級ブランドに! JR西が養殖卸事業に進出

マサバを養殖する水槽=鳥取県湯梨浜町の県栽培漁業センター

 JR西日本が鳥取県産の陸上養殖サバの卸販売事業に乗り出すことが、10日分かった。陸上養殖サバはプランクトンに由来する寄生虫が付着せず、冷凍などの処理をしなくても生食用で活用できる点が特徴。今月内に大阪のサバ料理専門店で、刺身料理などの提供が始まる予定だ。生食専用のサバは珍しく、関係者の期待は大きい。高級ブランド「関サバ」に続く新たなブランドとなるか。

 事業を担当するのは、JR西の「ビジネスプロデュースグループ」。地域活性化を柱とした新規事業を手掛けるため、平成25年に設立された専門部署だ。同社管内の農林水産資源を活用した事業を模索していたところ、鳥取県が取り組むサバの陸上養殖に着目した。

 海上のいけすで育てる従来の養殖では、海中のプランクトンに宿る「アニサキス」という寄生虫がサバに付着しやすいとされる。そのため、一般的に生食用として販売されることは少なかった。

このニュースの写真

  • 鳥取サバを高級ブランドに! JR西が養殖卸事業に進出

関連ニュース

鳥取砂丘コナン空港と米子鬼太郎空港、「道の駅」ならぬ「空の駅」化計画 作品世界を満喫できる展示やグッズ

「産経WEST」のランキング