2015-06-10

体が全部腐った時、初めて幸せになれるのかもしれない

可愛い天使達は絶対に誰かに飼われる。そしていい思いをする。

自分は可愛くないのでそんなことない。

おまけに翼はもげている。

海岸風車に当たった。

いいことをしたら神様可愛い顔にしてくれると思ったから、風車に突っ込もうとしたカモメを避けさせようとした。

結局、カモメ風車に突っ込んだ。自分可愛い顔になんかならなかった。翼が刈り取られただけだった。

すごく痛かった。

ほんの少し前まで、不細工天使友達がいた。

いつも、この街で一番立派で高い建物市役所屋上愚痴を言い合っていた。

翼が刈り取られてから、お互いに殆ど会わなくなった。

それからしばらくした時、友達可愛い顔をした嫌な天使の戯言を信じて、可愛いと言ってくれる人を探しに何処かへ飛んで行ってしまった。

背中は刈り取られてからずっと痛かったが、最近は痛くない。

背中全体が黒くなってきている。

腐っているのかもしれない。

死んで、天使になった。

天使天使でも醜いままだった。

死んでも、楽にはなれないのか。

しかしたら体が全部腐った時、初めて幸せになれるのかもしれない。

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