韓国 MERSのしわ寄せが映画市場に、トム・クルーズが訪韓宣伝キャンセル
韓国紙「東亜日報」の8日付の報道によると、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスが韓国で急拡大しているため、韓国の映画館は巨大な衝撃を受けている。入場者数は減り、複数の映画は延期され、ハリウッド・スターのシュワルツェネッガーやトム・クルーズが訪韓宣伝をキャンセルしている。
韓国で、MERSによる影響を受け、映画館の入場者数は激減している。韓国振興委員会が8日に発表したデータでは、韓国の映画館入場者数は6日に68万7800人と、前週から19.2%減少し、2週前から23.5%減少し、3週前から19.5%減少した。
入場者数は減少し、MERSのために、上映が延期された映画は多い。映画「延坪海戦」の上映時期は10日から24日まで延期され、京畿道平沢で開く予定のVIP試映会は中止された。映画「The Beauty Inside」は本来、7月初めに上映を予定したが、上映時期は延期され、具体的な時期はまだ決まっていない。2映画のリリース会社、NEWは「いまの社会状況や国民感情を踏まえ、上記の決定をする」と指摘した。
その一方でハリウッド・スターは映画宣伝のスケジュールをキャンセルしている。「ターミーネーター:ジェネシス」の主演、シュワルツェネッガー、「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」の主演、トム・クルーズは本来、韓国を訪れ、映画宣伝を行う計画を固めていたが、関係者は「韓国国内のMERS拡大を考え、韓国宣伝スケジュールをキャンセルすることを決定している」と語った。
(翻訳 李継東)
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