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あじさいがそんなにいいものなのかと確認しに行きました
あじさいの季節である。
あじさいに対してこれまで特別な感情を持ったことがなかったが、インターネットをつらつらと見ているとあじさいを眺めながらクイズが同時に楽しめる催しがあることを知った。 なぜあじさいとクイズ……。よくわからないがおもしろそうだ。この機会に「あじさいの良さ」をたしかめよう。 > 個人サイト Twitter →詳細プロフィールページへ ぼくがまだ知らないあじさいの良さあじさい、人気のある花である。改めて気にしてみると、うちの近所にもあじさいが咲いている。
咲いている……
ここにも
徒歩10分圏内なのにこれほどか。
咲きすぎなのでは?
あまり興味なかったが、「そんなにいいのか」という思いである(それとも勝手に生えてくるのか)。
あじさいの良さをしっかりと理解すれば、今後の人生も豊かになりそうだ。あらためてあじさいが有名なスポットに行ってみよう。 あじさいとクイズとで、あじさいスポットを探していたら知ったのが、冒頭に書いたあじさいとクイズを組み合わせたイベント(?)が行われるのは高幡不動尊。都内有数のあじさいスポットだ。
「都内有数のあじさいスポットだ」 と言い切ったが調べてから知った。
そもそも高幡不動尊には数々の歴史的建造物があるほか、境内の山には四国八十八ヶ所巡りのミニチュア版(これで四国のお遍路を巡ったことになる)もある。
それだけの見どころがありながらあじさいを咲かせるわ、クイズを出すわと訪問のハードルを下げることに余念がない。見習いたいものである。 あじさいは曇りの日に映えるというがこの日は真夏のような晴天であった。
とりあえず参拝する
というわけで高幡不動尊に来たわけだが、まずはお参りしておこう。こういうところで撮影するときの「拝んでいかないとな…」という気分の強烈な呪縛力は、21世紀にあっても揺るがない。
あじさいへの思いが高まりすぎさて山内八十八ヶ所めぐりのコース沿いにあじさいが咲いていて、その所々にクイズが設置されているとのことだ。
箱に重ねられていたクイズの解答用紙をゲット。 正解すると抽選で商品がもらえるそうだ
この石が日光でとても熱くなっていた。
クイズの会以外にも、俳句・短歌コンクールと写真コンクールもやっているようで、高幡不動尊のあじさいテンションはマックスの様相である。
さらにはあじさいが見られる散歩道に行かずとも、レアあじさいが陳列されているありさまである。 いきなり見せられても素人なのでそのレア度が理解できないのが残念だ。
ぜひこの高いあじさいテンションに巻き込まれていきたい。
あじさいの良さをさがすではいよいよあじさいを見に行きたい。
このように山内八十八ヶ所の道沿いにあじさいが咲いている。というかあじさいだらけである
それでは八十八ヶ所めぐりのコースに足を踏み入れてみたい。
すると、たしかにあじさいがたくさん咲いている。さまざまな品種が植えられているようだ。 あじさいの花よりも「名札ありすぎ」と思ってしまった。
丁寧に名札が設置してあったので、最初に気になったのはその名前だ。そんなに品種があるのか。ペットのように、個体に名前が付けられているかと思ってしまうほどだ。
よく見ると、僕の中のあじさいのイメージとは違う、やけにかっこいいのがあった。 かっこいい
必殺技っぽい。必殺技なのかもしれない
花そのものではなくまず名前に気を取られてしまってもうしわけないが、その種類が多さに奥深い世界があることを感じた。
あじさいの良さ その1
名前がかっこいい 心を澄ましてあじさいに何かを感じてみるそれでは咲いているあじさいを眺めて何か思ってみることにしよう。
うん、あじさい
あじさいだね
いろいろなあじさいが、あるんだね
あじさいの良さ その2
きれい きれいはきれいだ。
……だが、とくにこれという感情は出てこない。 じゃ、じゃあクイズは!? と思いクイズを確認すると……。 がびーん
ご覧のようにめちゃくちゃ簡単なものなのでまじめに悩むレベルではなかった。
強いて言えば、かなり長く感じる参拝コースにクイズがほどよく散りばめられており、心のオアシス的なものとして機能していただろうか。 ……クイズへの期待は捨て去り、あらためてあじさいの良さをさがしてみよう。逃げ場はない。
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