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国内外20サーバーと不審な通信 流出増か
6月9日 18時06分

国内外20サーバーと不審な通信 流出増か
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日本年金機構から個人情報が流出した問題で、ウイルスに感染した機構のパソコンが、アメリカやシンガポールなど国内外の合わせて20のサーバーと不審な通信をしていたことが関係者への取材で分かりました。このうちの1つの東京都内の会社のサーバーが悪用されて、およそ125万件の個人情報が流出していることから、警視庁は、流出した情報がさらに増える可能性もあるとみて調べを進めています。
この問題は、年金情報を管理している日本年金機構のシステムから年金加入者の名前や基礎年金番号など、少なくともおよそ125万件の個人情報が流出したものです。
警視庁などのこれまでの調べで、不正なメールでウイルスに感染させられた機構のパソコンが、東京・港区にある海運会社のサーバーと不審な通信をし、このサーバーに、流出したおよそ125万件の個人情報が蓄積されていたということで、警視庁はサーバーが悪用されて、ウイルスに感染した機構のパソコンを遠隔操作し、システムから盗み取った情報を流出させたとみています。
これについて海運会社の担当者は、「ウイルスをチェックするソフトの導入など、必要な対策は行っていたが、まさかこんなことになるとは思わなかった」と話しています。
さらに、ウイルスに感染した機構のパソコンが、海運会社のサーバーのほか、アメリカやシンガポールなど国内外の合わせて20のサーバーと不審な通信をしていたことが関係者への取材で分かりました。
海運会社以外のサーバーも情報の流出に悪用されたとみられていて、警視庁は流出した情報がさらに増える可能性もあるとみてサーバーを解析するなど調べを進めています。

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