…思ったよりも批判が少なくて不思議です…。
ものすごい勢いで批判されると思って書いた前回のブログですが、内心「そうそう!」と思っていた人が少なくなかったらしく、意外と同意するご意見もたくさんいただきました。
そうなの?
皆さんもアレですか?本当はアマゾネスな昔のお姉さま方を「めんどくせーなー」と思いながら、ほんのちょっとでも
「え?それってちょっと違うくない?」
って言っただけで1時間半ほど一人喋りでお説教されるのが面倒くさくて、もうほったらかしにしてるアレですか?気持ちはわかります。ホント。あの人たちのエキセントリックな…(以下略)。
さて、そんな強力な討論能力(←実際には的を射てない話がほとんど)を保持する、昔のおねー様方が政府の有識者会議などでとにかくアコガレまくり、日本をそっち側にもっていきたくてたまらない国こそが
おフランス
であります。僕の前回のブログにもこのような書き込みがありました。
「はいはい、おっしゃる通り、子供なんて好きじゃありませんよ。
それが別に悪いとも思ってないし。
で、そういう連中はけしからんから、バッシングして、税金も高くしろってことかな?
それにメゲて、じゃあ子供産みますってほど、ヘタレじゃありませんから、ご心配なく 笑」(janetさん)
ご安心を。僕は、「少子化対策するのなら有効ですね」って言ってるだけで、どうせ日本では出来ないことも分かってるし、改善なんてされないことも分かってます。なので何度も言ってるわけですね。
「日本は少子化は改善されませんし、と、いう訳で景気も回復なんてしませんよ」って。janetさんはひどいことを言ってるように見えるかもしれませんけど、間違いなく正直に言ってるんです。janetさんと同じように感じてる人、めちゃ多いのが日本の現状です。
でも、少子高齢化が「国」という単位で見れば百害あって一利なしなことは人口統計学では常識中の常識です。なので、とにもかくにも、感情なしに、
とにかく少子化だけをなんとかせにゃいかんでソワール!
ってやったのがフランスです。
世界に冠たる「少子化対策に超成功した先進諸国の代表例」であるおフランスですが、お堅い話が多いので、僕のブログでは、すっ飛ばして話を進めようと思ってたんですけど、意外と「フランスの少子化対策、知りたい!」「教えてほしい」というコメントが多かったので書きます。
結論から先に言っておくと、当然このフランス方式が、僕の考える「有効な少子化対策」の3点のうちの1つなんですが、どーせ無理なので、日本は「少子化対策は無理」って言ってるわけです。話を進めますね。
「N分N乗方式」と「パックス」
フランスの少子化対策って言えば、「パックス」と「N分N乗方式」になります。「パックス」は後回しにするとして、「N分N乗方式」ってのは、一言で言うと、
子供が多かったらめっちゃ儲かりまっせ方式
と思っておいてください。テレビ朝日が好きな人にわかりやすく言うと、ビッグダディと美奈子さんが最高に幸せになるという社会システムです。
フランスってね、結構な昔に少子高齢化がやばい状態になるんじゃないかって言われてたわけですね。今の日本みたいにそれをほったらかしになんてしなかったんです。で、かれこれ100年以上、少子化に取り組んでるんですけど(法が整備され始めたのは80年ほど前ですけどね)、その基盤が…
子供って、国にとっては重要な財産じゃん?じゃあ、その財産を生み、育ててくれる親はアホみたいに優遇されるようにしようでボンジュール!
という政策だったです。
一人産んでも、たいしたことありませんぜって(←ここがミソ)。
でも、二人産んでくれるんなら、あんた、かなりの優遇しますぜって。
おいおい、3人も産んでくれるんですか?マジすか?じゃあ、所得税は減税しまくりますし、公共の交通機関(電車とかね)はめっちゃ安い金額で乗りまくれるパスも出しますし、いや、まだまだ、それじゃあ足りないっすね!年金も加算してやりますよ!子供さえ産みゃあ、老後も安心だってばよ!もってけ!コノヤロー!
…みたいなのが「N分N乗方式」です(←雑すぎる説明なので知りたい人は別で調べてね)
テレ朝に戻せば、ビッグダディと美奈子さんはフランス行ったら超セレブって話です。さらに他のシステムも、ものすごい勢いで整えまくったので、完全にバカにした感じで書いてますけど、ある調査ではフランス国民の実に98%ほどの人に支持されている社会システムです。
あ、ほかに整えたののですか?
3歳になったらみんな保育所というか、事実上の教育・子育て機関に預けられるようになってるんです。フランス国民の100%近くが3歳になったら日本でいうところの保育園のような場所に行けます。で、公立であれば、そのまま大学まで
まったく金なんてかかりません。フランスでは「お金がかかるから子供を産むのはちょっと…」という価値観は皆無なのです。これは日本とは全然違います。その上、子供を産んでから、そのまま仕事にちゃんと復帰できるシステムも超充実。
元いた会社に戻れるのは当たり前。週何時間働けるかも当然選べます。
3歳まではどうするのって話もありますが、「認定保育ママ」ってのがありましてね、要はベビーシッターさんですが、これをものすごく気軽に利用できるようになってます。当然ですが、本人の負担は2人目3人目の子供でどんどん軽くなります。国から補助がちゃんと出るからです。
と、いう訳で「どんどん女性も働くべきだー!」って言ってる昔のおねー様たち、このおフランスの社会システムに超憧れているわけです。
ちなみに、このフランスの少子化対策、システム自体は超簡単だし、ほかのヨーロッパ諸国でもどんどん取り入れました。デンマークとかもね、で、取り組んできた国のほとんどで見事な結果を出し始めているので、極めて実用的ななシステムと言えます。名付けて、
フランス式、子供産みさえすれば人生バラ色システム。
僕も当然、このシステムを日本で導入すれば、「少子化」対策にはなるって思っています。そう。少子化対策には…ね。
でも無理です。と、言うか、それ以前に、僕はこのシステムをあんまり好きじゃありません。
順を追って説明しますね。まず、お金の面で言うと、日本ではこれらのシステムは導入不可能です。まず単純に、金が途方もなくかかりすぎます。僕は経済学者さんではないので正確な数字までは出せませんが、日本でこのフランスの「子供でバラ色システム」を導入した場合、おそらく、すでに完全に破たんしている日本の経済状況はもはやジ・エンドになります。
もともと、40兆円しか入ってこない国よ?
なのに、毎年90兆円とか使っちゃってんですよ?
この差額、借金よ?どんな国だよって(怒)。その上に、このフランスのシステムを導入出来る余地なんて1円もないです。これを導入すべきとか言ってるおねーさん方、金、どうすんだよって話。絵に描いた餅もいいところです。本来はフランスのように、ここまでの経済状況になる前に手を打つべきでした。でも、もう今の日本では残念ながら手遅れだと言わざるを得ません。それくらい、金のかかるシステムなのです。
そして、もう一つは…「パックス」の導入によって、フランスや、ほかのヨーロッパ諸外国がどうなったのかって話です。
アマゾネス軍団って、ここを完全に俎上に挙げてないんです。おフランスに憧れてばかりいるからまずい状態をしっかり論じられていないんです。
「事実婚」と「婚外子率」の驚愕
この「子供たくさん産めばそれだけで金がガンガン儲かりまっせ方式」はフランスでは1932年から法の整備が進められ始め、今や十分にフランス国民の支持を得られるところまで来ました。しかし、改善された少子化の裏で、実はグラフや表にはあまり表れないある問題も起き始めていました。
僕がアメリカで出会ったフランス人の友人に聞いた話ですが…
「フランス人はね、子供をあまり愛さないんだ。それをいやだと思ったことはないけれど、アメリカに来て、アメリカ人の子供の愛し方を見てクレイジーだと思ったよ」
フランスでは子供は3歳から完全に預けられます。大学まで金はかかりません。単純に子供を産むことこそが…「節税対策」だから産んでるんです。本当は子育てなんて面倒くさいのに。本当は子供なんて、ほったらかして遊びたいのに、年金をたくさん欲しいから子供だけ産んどくんです。
その結果、フランスの子供の自立時期は諸外国と比べてもかなり早いそうです。
親から愛情をそこまで受けずに育ってきたフランス人は自分の子供にも愛情をそこまで注がなくなり始めました。
そこに追い打ちをかけてしまったのが「パックス(事実婚)制度」の導入でした。
パックスってのは「Pacte civil de solidarit」の略で、日本語では、これっていう正確な略がないんですよね。民事連帯契約とか連帯市民協約とかいろいろ言われてます。ま、パックスでいいです。1999年にもともとは…
ゲイカップルを守ろうと作られたやつです。
パックスは知らない人も多いけれど、「事実婚」って言葉は知ってるでしょ?
フランスでは、ゲイのカップルが日本よりもずいぶん多かったんですよね。それで、彼らをもっと理解するためにも整備された法律で…まぁ…なんと言えばいいか…日本語で言うところの…
同棲以上、結婚未満
的な?そんな感じのやつです。紙ひとつで事実上の結婚状態の権利も得られるし、相手に腹が立ったら同意なしに、片方が紙一枚を提出しただけで、その関係を解消できちゃったりします。要は「お手軽結婚」ですね。
これは大歓迎されました。ゲイカップルの皆さんの希望の星でした。しかし…これは思わぬ波及をしていきます。
もともと、フランスでは先述のように、「家族を愛する」「子供を大切にする」という価値観ではなく、単純に「節税対策」「年金対策」で子供を産みまくって、親に愛されてこなかった子供たちがまた子供を「節税対策で産んで」が繰り返されていたために…
通常カップルがこのパックス制度を使いまくってしまったのです。
現在の、フランスの「婚外子」、つまり、結婚してない男女の間に生まれた子供の割合って知ってます?何%くらいだと思いますか?
日本では、当然、ほとんどの子供は結婚している両親から生まれます(婚外子率はわずか2%ほどですかね)。そうでない子供たちもいますが、基本は結婚してから生まれるもんです。それによる弊害はあるにはあるけれど…。
フランスでは、結婚しないまま子供だけ産んだ…要は
・取りあえず節税対策で産んだ
・取りあえず、年金が欲しいから産んだ
・取りあえず、目の前の相手と盛り上がって避妊しなかったから産んだ
という子供たちの割合は1980年に11%ほどだったのが2008年に…
52.6%まで急増したのです!
表向きは「自由な結婚形態の推進!」「ゲイカップルに光を!」「女性に多様な価値観を♪」なんていいことばかり言われて始まったパックスは、逆の側面から見ると
子供よりも自分!
家庭なんかよりも自分!
我慢なんてしません、自由でいいんです!
というフランスの若者たちにあまりにもピッタリと当てはまってしまったんです。要はそういった価値観をさらに甘やかしただけだったのです。この様子を見て、世界はフランス人のことを
「恋愛至上主義」
と呼ぶことが少なくありません。皆さんも聞いたことあるでしょ?
子供のことは嫌い!
恋愛してなきゃ人生、意味がない!
分からなくはないし、人様の国の文化を全部否定するつもりは毛頭ないけれど、フランスの現状を取材すると、日本語で言えばほとんど…一夫一妻どころか…「多夫多妻」ともいえる国が出来上がっています。要はやりたい放題ね。その結果…
子供の数は確かにものすごく多くなったんですが、避妊せずにやりまくった結果なだけで、正直、あれだけ子供が多いのに、経済、全然うまくいってません(ま、これ以上知りたい人は調べてみてね)。
事実、日本に比較的近い価値観と道徳観を持つといわれるドイツで、フランス式の少子化対策を導入もしてみたんですが、見事に効果が表れませんでした。
僕、国民性ってそこそこ大事だと思ってます。
アマゾネスの昔のおねーさん方って、こんなおフランスが大好きで、会議室のペーパーの上で徹底的に
「日本もこうあるべきぃぃぃ!」
「フランスではこんなにも働く女性を理解していてぇぇぇ!」
とか叫んでるんですが、一つ聞きたいんだが
あんたら、マジでフランスに取材に行ったんだろうな?1年2年単位でいい面も悪い面も取材したんだろうな?
頼むから有識者会議に出てるおばさんども、答えてくれ。言っとくが、フランスの家族観、そんな褒められたもんじゃないぞ?いたるとことろで褒めちぎってやがるが、本当に実情、そこまで知ってんだろうな?女性の社会進出が素晴らしくて、フランスがその成功例だというんなら、なんでフランスって、あんなに経済状況がダメダメなんだ?
僕は家族を大事にしない国、人に感謝をしない国なんて発展はしないと思っています。有識者会議の「エライ」方々、一度、会議室にフランス人100人を呼んで一つだけ聞いてみろ。
「子供、好きですか?」
って。多分、驚愕の答えが返ってくるさ。
(答えだけ言っときますと、フランス人、マジで考えられないほど子供が嫌いな人が多いです。まず好きなのは自分と恋愛です。日本人ってそうなりたいのか?)
よく有識者会議やマスコミでで出される「少子化対策に成功した国、フランスの例」ですが、N分N乗方式に関しては、僕も日本では効果は出せると思います。金がないので無理ってだけで。
パックスに関しては、ドイツ同様に、ほぼ効果は見込めないと思っています。単なるヤリマンとヤリチンを増やすだけ。多少一時的に子供が増えても、悪影響の方がよっぽど多くなると思う。
これが、僕が「日本では少子化対策なんて無理です」と断言する三点のうちの二点目の理由です。
ものすごい勢いで批判されると思って書いた前回のブログですが、内心「そうそう!」と思っていた人が少なくなかったらしく、意外と同意するご意見もたくさんいただきました。
そうなの?
皆さんもアレですか?本当はアマゾネスな昔のお姉さま方を「めんどくせーなー」と思いながら、ほんのちょっとでも
「え?それってちょっと違うくない?」
って言っただけで1時間半ほど一人喋りでお説教されるのが面倒くさくて、もうほったらかしにしてるアレですか?気持ちはわかります。ホント。あの人たちのエキセントリックな…(以下略)。
さて、そんな強力な討論能力(←実際には的を射てない話がほとんど)を保持する、昔のおねー様方が政府の有識者会議などでとにかくアコガレまくり、日本をそっち側にもっていきたくてたまらない国こそが
おフランス
であります。僕の前回のブログにもこのような書き込みがありました。
「はいはい、おっしゃる通り、子供なんて好きじゃありませんよ。
それが別に悪いとも思ってないし。
で、そういう連中はけしからんから、バッシングして、税金も高くしろってことかな?
それにメゲて、じゃあ子供産みますってほど、ヘタレじゃありませんから、ご心配なく 笑」(janetさん)
ご安心を。僕は、「少子化対策するのなら有効ですね」って言ってるだけで、どうせ日本では出来ないことも分かってるし、改善なんてされないことも分かってます。なので何度も言ってるわけですね。
「日本は少子化は改善されませんし、と、いう訳で景気も回復なんてしませんよ」って。janetさんはひどいことを言ってるように見えるかもしれませんけど、間違いなく正直に言ってるんです。janetさんと同じように感じてる人、めちゃ多いのが日本の現状です。
でも、少子高齢化が「国」という単位で見れば百害あって一利なしなことは人口統計学では常識中の常識です。なので、とにもかくにも、感情なしに、
とにかく少子化だけをなんとかせにゃいかんでソワール!
ってやったのがフランスです。
世界に冠たる「少子化対策に超成功した先進諸国の代表例」であるおフランスですが、お堅い話が多いので、僕のブログでは、すっ飛ばして話を進めようと思ってたんですけど、意外と「フランスの少子化対策、知りたい!」「教えてほしい」というコメントが多かったので書きます。
結論から先に言っておくと、当然このフランス方式が、僕の考える「有効な少子化対策」の3点のうちの1つなんですが、どーせ無理なので、日本は「少子化対策は無理」って言ってるわけです。話を進めますね。
「N分N乗方式」と「パックス」
フランスの少子化対策って言えば、「パックス」と「N分N乗方式」になります。「パックス」は後回しにするとして、「N分N乗方式」ってのは、一言で言うと、
子供が多かったらめっちゃ儲かりまっせ方式
と思っておいてください。テレビ朝日が好きな人にわかりやすく言うと、ビッグダディと美奈子さんが最高に幸せになるという社会システムです。
フランスってね、結構な昔に少子高齢化がやばい状態になるんじゃないかって言われてたわけですね。今の日本みたいにそれをほったらかしになんてしなかったんです。で、かれこれ100年以上、少子化に取り組んでるんですけど(法が整備され始めたのは80年ほど前ですけどね)、その基盤が…
子供って、国にとっては重要な財産じゃん?じゃあ、その財産を生み、育ててくれる親はアホみたいに優遇されるようにしようでボンジュール!
という政策だったです。
一人産んでも、たいしたことありませんぜって(←ここがミソ)。
でも、二人産んでくれるんなら、あんた、かなりの優遇しますぜって。
おいおい、3人も産んでくれるんですか?マジすか?じゃあ、所得税は減税しまくりますし、公共の交通機関(電車とかね)はめっちゃ安い金額で乗りまくれるパスも出しますし、いや、まだまだ、それじゃあ足りないっすね!年金も加算してやりますよ!子供さえ産みゃあ、老後も安心だってばよ!もってけ!コノヤロー!
…みたいなのが「N分N乗方式」です(←雑すぎる説明なので知りたい人は別で調べてね)
テレ朝に戻せば、ビッグダディと美奈子さんはフランス行ったら超セレブって話です。さらに他のシステムも、ものすごい勢いで整えまくったので、完全にバカにした感じで書いてますけど、ある調査ではフランス国民の実に98%ほどの人に支持されている社会システムです。
あ、ほかに整えたののですか?
3歳になったらみんな保育所というか、事実上の教育・子育て機関に預けられるようになってるんです。フランス国民の100%近くが3歳になったら日本でいうところの保育園のような場所に行けます。で、公立であれば、そのまま大学まで
まったく金なんてかかりません。フランスでは「お金がかかるから子供を産むのはちょっと…」という価値観は皆無なのです。これは日本とは全然違います。その上、子供を産んでから、そのまま仕事にちゃんと復帰できるシステムも超充実。
元いた会社に戻れるのは当たり前。週何時間働けるかも当然選べます。
3歳まではどうするのって話もありますが、「認定保育ママ」ってのがありましてね、要はベビーシッターさんですが、これをものすごく気軽に利用できるようになってます。当然ですが、本人の負担は2人目3人目の子供でどんどん軽くなります。国から補助がちゃんと出るからです。
と、いう訳で「どんどん女性も働くべきだー!」って言ってる昔のおねー様たち、このおフランスの社会システムに超憧れているわけです。
ちなみに、このフランスの少子化対策、システム自体は超簡単だし、ほかのヨーロッパ諸国でもどんどん取り入れました。デンマークとかもね、で、取り組んできた国のほとんどで見事な結果を出し始めているので、極めて実用的ななシステムと言えます。名付けて、
フランス式、子供産みさえすれば人生バラ色システム。
僕も当然、このシステムを日本で導入すれば、「少子化」対策にはなるって思っています。そう。少子化対策には…ね。
でも無理です。と、言うか、それ以前に、僕はこのシステムをあんまり好きじゃありません。
順を追って説明しますね。まず、お金の面で言うと、日本ではこれらのシステムは導入不可能です。まず単純に、金が途方もなくかかりすぎます。僕は経済学者さんではないので正確な数字までは出せませんが、日本でこのフランスの「子供でバラ色システム」を導入した場合、おそらく、すでに完全に破たんしている日本の経済状況はもはやジ・エンドになります。
もともと、40兆円しか入ってこない国よ?
なのに、毎年90兆円とか使っちゃってんですよ?
この差額、借金よ?どんな国だよって(怒)。その上に、このフランスのシステムを導入出来る余地なんて1円もないです。これを導入すべきとか言ってるおねーさん方、金、どうすんだよって話。絵に描いた餅もいいところです。本来はフランスのように、ここまでの経済状況になる前に手を打つべきでした。でも、もう今の日本では残念ながら手遅れだと言わざるを得ません。それくらい、金のかかるシステムなのです。
そして、もう一つは…「パックス」の導入によって、フランスや、ほかのヨーロッパ諸外国がどうなったのかって話です。
アマゾネス軍団って、ここを完全に俎上に挙げてないんです。おフランスに憧れてばかりいるからまずい状態をしっかり論じられていないんです。
「事実婚」と「婚外子率」の驚愕
この「子供たくさん産めばそれだけで金がガンガン儲かりまっせ方式」はフランスでは1932年から法の整備が進められ始め、今や十分にフランス国民の支持を得られるところまで来ました。しかし、改善された少子化の裏で、実はグラフや表にはあまり表れないある問題も起き始めていました。
僕がアメリカで出会ったフランス人の友人に聞いた話ですが…
「フランス人はね、子供をあまり愛さないんだ。それをいやだと思ったことはないけれど、アメリカに来て、アメリカ人の子供の愛し方を見てクレイジーだと思ったよ」
フランスでは子供は3歳から完全に預けられます。大学まで金はかかりません。単純に子供を産むことこそが…「節税対策」だから産んでるんです。本当は子育てなんて面倒くさいのに。本当は子供なんて、ほったらかして遊びたいのに、年金をたくさん欲しいから子供だけ産んどくんです。
その結果、フランスの子供の自立時期は諸外国と比べてもかなり早いそうです。
親から愛情をそこまで受けずに育ってきたフランス人は自分の子供にも愛情をそこまで注がなくなり始めました。
そこに追い打ちをかけてしまったのが「パックス(事実婚)制度」の導入でした。
パックスってのは「Pacte civil de solidarit」の略で、日本語では、これっていう正確な略がないんですよね。民事連帯契約とか連帯市民協約とかいろいろ言われてます。ま、パックスでいいです。1999年にもともとは…
ゲイカップルを守ろうと作られたやつです。
パックスは知らない人も多いけれど、「事実婚」って言葉は知ってるでしょ?
フランスでは、ゲイのカップルが日本よりもずいぶん多かったんですよね。それで、彼らをもっと理解するためにも整備された法律で…まぁ…なんと言えばいいか…日本語で言うところの…
同棲以上、結婚未満
的な?そんな感じのやつです。紙ひとつで事実上の結婚状態の権利も得られるし、相手に腹が立ったら同意なしに、片方が紙一枚を提出しただけで、その関係を解消できちゃったりします。要は「お手軽結婚」ですね。
これは大歓迎されました。ゲイカップルの皆さんの希望の星でした。しかし…これは思わぬ波及をしていきます。
もともと、フランスでは先述のように、「家族を愛する」「子供を大切にする」という価値観ではなく、単純に「節税対策」「年金対策」で子供を産みまくって、親に愛されてこなかった子供たちがまた子供を「節税対策で産んで」が繰り返されていたために…
通常カップルがこのパックス制度を使いまくってしまったのです。
現在の、フランスの「婚外子」、つまり、結婚してない男女の間に生まれた子供の割合って知ってます?何%くらいだと思いますか?
日本では、当然、ほとんどの子供は結婚している両親から生まれます(婚外子率はわずか2%ほどですかね)。そうでない子供たちもいますが、基本は結婚してから生まれるもんです。それによる弊害はあるにはあるけれど…。
フランスでは、結婚しないまま子供だけ産んだ…要は
・取りあえず節税対策で産んだ
・取りあえず、年金が欲しいから産んだ
・取りあえず、目の前の相手と盛り上がって避妊しなかったから産んだ
という子供たちの割合は1980年に11%ほどだったのが2008年に…
52.6%まで急増したのです!
表向きは「自由な結婚形態の推進!」「ゲイカップルに光を!」「女性に多様な価値観を♪」なんていいことばかり言われて始まったパックスは、逆の側面から見ると
子供よりも自分!
家庭なんかよりも自分!
我慢なんてしません、自由でいいんです!
というフランスの若者たちにあまりにもピッタリと当てはまってしまったんです。要はそういった価値観をさらに甘やかしただけだったのです。この様子を見て、世界はフランス人のことを
「恋愛至上主義」
と呼ぶことが少なくありません。皆さんも聞いたことあるでしょ?
子供のことは嫌い!
恋愛してなきゃ人生、意味がない!
分からなくはないし、人様の国の文化を全部否定するつもりは毛頭ないけれど、フランスの現状を取材すると、日本語で言えばほとんど…一夫一妻どころか…「多夫多妻」ともいえる国が出来上がっています。要はやりたい放題ね。その結果…
子供の数は確かにものすごく多くなったんですが、避妊せずにやりまくった結果なだけで、正直、あれだけ子供が多いのに、経済、全然うまくいってません(ま、これ以上知りたい人は調べてみてね)。
事実、日本に比較的近い価値観と道徳観を持つといわれるドイツで、フランス式の少子化対策を導入もしてみたんですが、見事に効果が表れませんでした。
僕、国民性ってそこそこ大事だと思ってます。
アマゾネスの昔のおねーさん方って、こんなおフランスが大好きで、会議室のペーパーの上で徹底的に
「日本もこうあるべきぃぃぃ!」
「フランスではこんなにも働く女性を理解していてぇぇぇ!」
とか叫んでるんですが、一つ聞きたいんだが
あんたら、マジでフランスに取材に行ったんだろうな?1年2年単位でいい面も悪い面も取材したんだろうな?
頼むから有識者会議に出てるおばさんども、答えてくれ。言っとくが、フランスの家族観、そんな褒められたもんじゃないぞ?いたるとことろで褒めちぎってやがるが、本当に実情、そこまで知ってんだろうな?女性の社会進出が素晴らしくて、フランスがその成功例だというんなら、なんでフランスって、あんなに経済状況がダメダメなんだ?
僕は家族を大事にしない国、人に感謝をしない国なんて発展はしないと思っています。有識者会議の「エライ」方々、一度、会議室にフランス人100人を呼んで一つだけ聞いてみろ。
「子供、好きですか?」
って。多分、驚愕の答えが返ってくるさ。
(答えだけ言っときますと、フランス人、マジで考えられないほど子供が嫌いな人が多いです。まず好きなのは自分と恋愛です。日本人ってそうなりたいのか?)
よく有識者会議やマスコミでで出される「少子化対策に成功した国、フランスの例」ですが、N分N乗方式に関しては、僕も日本では効果は出せると思います。金がないので無理ってだけで。
パックスに関しては、ドイツ同様に、ほぼ効果は見込めないと思っています。単なるヤリマンとヤリチンを増やすだけ。多少一時的に子供が増えても、悪影響の方がよっぽど多くなると思う。
これが、僕が「日本では少子化対策なんて無理です」と断言する三点のうちの二点目の理由です。
コメント
コメント一覧
そりゃ予算が無限にあればバラ色でしょうが、子どもを増やしたことで掛けたコスト
以上の成果を出せなければ借金を積み重ねるだけでしょう
詳しく調べてないのにこんなこというのも何ですが、フランスの経済がうまくいかないのはまずこの「N分N乗方式」が負担になりすぎてるんではないでしょうか?
そもそも日本でも少子化が進行したのは今よりずっと景気が良いと言われた
高度成長期~バブル期の時代です
なので子ども手当などお金をバラまくことで解決というのもどうも本末転倒な気がします
結局、更なる増税という形で国民に帰ってくるならやらない方がマシとも言えます
婚外子を色眼鏡で見ることを克服できてない自国の子供観を疑うことも大事です。
高齢化を止めればいいのです。すなわち医療費の負担を上げて、庶民が歳を取らないうちにさっさと死んでもらうようにしようと。今の政府はそっちにシフトしていると思いますけどね。
それに、家族観てのはやはり感情の問題ですし、フランス式がいいといったらまあ個人の嗜好になっちゃうんじゃないですか。
正直私は移民でもいれたらいいんじゃないかな、って思いますけどね。ちと、今なお部分的に残る日本の「純血主義」というか血縁共同体意識が自分には重すぎるし、面倒くさい。そういうともう私も既にフランスかぶれになっているのかもしれませんが。
でも、私はいわゆるゆとり世代だけど、確かに子供を持つには抵抗感があります。
経済的な不安に加え(これは本当にあります。年金もたぶんいずれ破たんするでしょうし、生まれたときから不景気で、困ったら誰も助けてくれないという恐怖感もあります)
前の記事でもお書きになった事ですが、確かに精神的な部分でもハードルが高いですね。「家族」の規範意識が薄れているのはたぶんそうでしょう。「こんな親になりたい」「こういう常識・良識を持つのが大人だ」って模範を私は中々見つけられませんし。探せばいるんでしょうか。
個人的な発想で恐縮ですが、「ゆとり」っていう問題もそういう家族規範意識の揺らぎは関わってくると思います。ゆとり世代が上の世代に対して持ってる猜疑心や不信感は、中々強いように思います。
少子化対策は、今育つ、子ども達に安価で親の収入関係なく、教育を受けられる制度にすることと、今育てている親の年金上乗せぐらいでも良いかと、只、私は、親の愛情がそれほど大事だと思いません。
ある人と無い人は、今の日本にも当然ながらいるので、
元々DNAの命令で子孫を残す、部分も否めない以上、愛情という測れないものをあるないと表現するのも制度としては、難しいでしょう、
制度が固定化すれば当然ながら愛情の形も変わるものですから、愛情が無いとか、薄くみえるのは、偏見になってしまうかもしれませんし、私たちの様な愛情の示し方が子どもには、苦痛になることもあり得ます。
時代によって教育が違う様に愛情形成も変わるものですから、
因みにドイツは若い専業主婦が少ないです。フルタイムで働く人もいますが、半日勤務も普通にいます。複数の子供がいる夫婦が多く、一歳過ぎからKITAと呼ばれる保育所に預ける人が非常に多いです。三歳からの幼稚園までは割高ですが、払える金額です。
私はドイツで育児をしていますが、とても幸せです。ベビーカーはいつでもどこでも使えるし、多くの人が子供に対して寛大です。またお受験なんて無意味なものもありません。大学まで無料の教育システムでのびのび育てています。
全て欧米が良いとは全く思いませんが、海外に住めば住むほど、日本は島国だなぁって思います。流行りやイベントだけ欧米化するのは、恥ずかしいと思うのは私だけではないと思います。
・子供なんてどうでもいい。最低限の口に入るもんさえ与えるだけマシ。
・面倒な育児は安い労働力の移民に任せる。でも文句タラタラ。
フランス式子育ての現実は、ここに詳細があります。
フランス式の少子化対策は子供を身も心も不幸にして文化を破壊する。
絶対に日本に入れてはいけない。
http://fban.blog9.fc2.com/blog-entry-97.html
不妊治療始めるまでどんな事情があったかは、人それぞれ本当に色々あるんですよ。
全ての人が好き勝手遊んでから不妊治療してるわけないじゃないですか。
たまたま自分は普通に授かった、不妊治療を何も知らない人に決めつけと偏見で言ってほしくないですね。
前回のブログといい、長谷川さんの記事には深く納得させられます。
おっしゃる通りです。
日本の若い男女の自己愛の原因は何なのでしょうね…。
私の周りも大学を出た後、仕事と遊びを満喫し、
結婚を人生の墓場と豪語していましたが
最近になってようやく、1人は淋しいかも、と。
でも旦那はいらない、子どもだけ、なんて言ってる人も多くて驚きます。
ここからは私の意見ですが…どなたかのコメントで不妊治療の話がありましたが、
そういうのをしなきゃならない年齢まで好き勝手遊んできたのに
なぜ税金で補助しないといけないのか理解出来ません。
補助するなら、年齢制限すべきです。
治療開始年齢ごとに、何年間、と。
子どもを産める適齢期は期間限定なのに
税金で補助は理解に苦しみます。
日本の方にニューヨークの事情を誤解されなければと思いました。
前回の記事に書かれているような子育てができる家庭は一部です。
今回の記事を読み、ニューヨークで子どもが増えている事情は、ここで述べられているフランスの政策と似た面があると思いました。
こちらでは、低学歴低収入の移民やマイノリティーの出生率が人口増加に貢献しています。ほとんどが生活保護ですので、子どもが増えれば受け取る生活保護は増えます。家族が多いほど福祉が増えるので、彼らの中で子どもを生むことは、奨励されています。高校生の年代での出産率が多いので、ほぼ16年から18年のサイクルで子どもは増え、単純労働の担い手なります。
今ニューヨーク市もニューヨーク州も、公立学校の70パーセントの子どもは学年相当の学力がありません。これらの家庭では子どもの教育に関心をもたないからです。毎日仕事から帰って家族ディナーを囲む「家族愛」を体現している家庭の割合のほうが、少ないと思います。
フランスは、ニューヨークに住む国民が、いずれ国際人となって自分の国に戻ってくる政策を国と企業が大規模な予算を掛けて始めました。フランス側が補助金を出し、ニューヨークの公立学校にフランス語と英語の二カ国語で授業を受けるプログラムをどんどん始めています。子どもが二カ国語を維持し、フランス人の自覚を維持したまま、高学歴の教養がつくような国策を打ち出しています。ついでにいうとハイチ出身など、フランス語を話す移民の教育もサポートしています。
日本では まだ無理なようです。こちらの優秀な日本人子弟は日本語を捨て、その知的財産は日本でなく、居住している国のものになります。もったいないことです。
結婚することが、責任をとったという意味で、美しい。でも実際は、浮気やキャバクラ通いが横行。
フランス人は、意外かもしれませんが、浮気とかないんですよ。遊んでそうな人も、遊んでますが、付き合えば浮気しません。
責任が生じる結婚が美徳で、パックスが無責任とは、一概に言えないのかなと、恋愛の観点では思います。
あと、パックスを認められてないのは、そういう責任が生じない点であると言われてますが、責任が生じる結婚が美しく、そこで産まれる子供の方が愛されていて幸せっていうのも、日本人の常識で他国民の常識を評価した非常識と私は感じます。
国民性と政策が深く関連性があって考慮すべきというのは、上記のような観点から、深く同意します。結局、大事なのはここですね。
他国民になれるわけじゃないし、完全に理解もどうせできませんし、必要もない。この国の国民性に会う制度開発が必至ですね。
パックス制の考察については、フランスの問題はN分N乗方式とパックスを掛け合わせたから、という点もあると思うんだけど…。
でもそうなのかな…。籍は入れないけど2人で頑張ろう、的な感じで女性もフランス婚ね!というノリで産んで、その後男の上手くいかなくなって別れ、子供がジャマになるというパターンももちろん考えられますもんね。
私はシングルマザーですが子供が可愛くてたまりません!
趣味は子供と遊ぶこと!自分の化粧を手抜きしても今しかない子供の成長期間を一緒に楽しみたいと思っています。
結局、子供が好きかどうか、自分のことを後回しにできるか、が一番の問題点なんでしょうね。
長谷川さんなりの対策や、今後が何処かに書かれているのか探しています。
全部見れば見つかるのでしょうか?
無理という言葉で片付けるものではないし、
厳しい財政の中でもあきらめられることではないと思っています。
子どもにとって、将来少しでも安心して暮らせる日本だといいと思っています。
ただ一人ひとりの仕事の能力がドイツや日本と比べて恐ろしく低いのでダメダメなんだと思います。南ヨーロッパにありがちな人種です。ギリシャ、ポルトガル、スペインについでフランスですね。
日本がもしこれに似たような社会を作ることができて、今と同じように勤勉に働けば
実質今の1,5倍くらいの仕事効率は生み出せるのではないでしょうか。
成人になってからの色々な誘惑が多い事が一つの原因でしょう。
夜も遅い時間まで街は賑やか、物欲をそそる広告があふれている世界。
もし、それらが昔のように夜9時10時には真っ暗になるような社会なら自然と子供も増えるでしょう。
特に調べてはいませんが、イメージ的に発展している都市の方が出生率が低い印象です。
それは、どの国にも言えるのだと思います。
ようは、夜は家に帰り家族と過ごす事ぐらいしか楽しみが無い社会になれば、自然に解決する事でしょう。この方法が一番お金がかからない政策になると思いますよ。
私が知り合った40代の専門職女性は子供が2人いて、ご主人は妻をサポートするために一時、派遣で働いていました。子供を小学校へ送迎したり、料理したり。友人は生活費節約のため、オーペア(住み込みで子供の世話をする。時には家のことを手伝う)をしてました。
なんとなく「フランスは子育てしやすそう」と思った覚えがあります。知り合いのどの家庭も、べたべたしないけど、お子さんを可愛がってたような。今は違うのかな。
最近のフランスのワーキングマザー事情について取材したものは、日経ウーマンオンラインに連載記事が出ています。
長谷川さんの会われた女性有識者が実際どんな事を言ったのか分からないのですが、私なりに、日本と比べてフランスの「うらやましい」ところを挙げてみます。
・妻のキャリアのために、夫が一時的にキャリアダウンするのもOK
・両親や祖父母以外の人が子供の世話をしてもOK
・だらだら残業がないので、パパも早く帰宅して家事育児に関われる
(フランス人は働かないというイメージがありますが、意外にも日本より生産性が高い)
・「自分は自分」なので、「ママ友がマクラーレンのベビーカー持ってるから、うちも買わなきゃ」ということはない
フランスの少子化対策は万能じゃないかもしれないけど、少なくとも、国は子供を産むことを応援しているよというメッセージにはなっています。
子供よりも自分が大好きな人が多い…
確かにそうですね。
ちなみに、私は一歳と五歳の母ですが、仕事もバリバリやっています、笑
男性と同じぐらいバリバリ仕事していますが、私は、専業主婦の方、嫌いじゃないですよ〜
限られた予算の中で、家族の健康を考えて毎日の献立を考え、掃除洗濯をし、あんなにやっていても、旦那さんに当たり前のように思われたり、自由にお金を使わせてもらえなかったり…と、報われない人が多いなぁと感じます。
専業主婦って立派な仕事ですよ!
私にはできないから、心から尊敬します。
こんな人間もいます!
そして、残業費などはもちろん出ない、定時に帰れることはない、有休もないような仕事をしていますが、子供は大好きなので、3人目も欲しいし、お金はきっとなんとかなるさぁ!と思っています。
まぁ、保育園に預けられなかったら本当に困るし、もらえるお金は多いにこしたことはないですけどね、笑
産まない理由にはならないかな。
何が言いたいかというと、現在の日本の少子化問題の原因の一つに子供の教育内容があり、少子化問題解決の一つの方法が教育内容の変更だと思うということです。
現在の教育では、大人は性行為が好きなくせに、子供にはまるで悪いことの様に教えます。
少しマシかなって思うものでも、妊娠は計画的に!子供にはまだ早い!といった感じです。
それが、10代、20代の出産率にいくらかの影響を与えていることは間違いないでしょう。
しかし、性行為は当然悪ではないし、例え10代前半で出産しても子供を幸せに育てることはできます。
これは、14歳で出産し、その後3人の子供を育てている実体験から間違いありません。
つまり、自分が考える少子化対策とは、「性行為は自然の行為であり何も制限しない」「子供をいつ出産しても不幸にならない」「子供を産み、愛し、育てることは素晴らしい」といったことを幼少期から刷り込んで行き、みんなが出産・家族の形成に憧れるように誘導していくことです。
育児休暇が取れない・取りにくいことや保育園が少ないことなど、色々なマイナス面が有ることはデメリットに違いないが、種類は異なるもののがそんなデメリットを挙げれば昔の方が遙かに多かった筈。何故なら、補助なんてものは何も無く、家事そのものを助ける装備など今とは比べ物にならないのだから。
要は、そんな付随的なメリット・デメリットより、「子育て」そのものには非常に多くの労力と両親の自己犠牲が必要で、そんなことに万難を排して望む人よりも、自分達の生活レベルを落とすことなどまっぴらだ、と言うある意味当たり前の考えの人が増えた、ということだ。
おまけに子育てそのもののハードルもどんどん高くなってる。
昔、周りには子沢山家庭は結構たくさんあったが、子育てはもっと「いい加減」だった。
当然、色々な結果を生むし、事故も起こるし、今で言えば育児放棄とか児童虐待と言われかねないものもあったが、今程問題視はされていなかったぞ。
自己実現を重要視し、子育てのハードルが上がれば、「子供要らない」や「一人で良い」と思うのは当たり前で、それを周辺的な補助対策で解決できると思う方がどうかしている。
将来、自分がおじいちゃんになったときに、生活様式が見渡す限りアメリカっぽくなっていて、
まわりにアジアや欧米から来た移民ばかりで、その中で暮らすことになったら、ちょっと
さみしい。 日本独特の雰囲気は、やはりこの土地に根付いたものなんだな~とたまに思うし
正月に餅食わなくなるのも、米を食べなくなって、高騰して手が出せなくなるのも、和食が食べれる店が消えていくのも、なんかさみしい。
日本人が欧米化してくのは、まだ「日本」なんだけど、外国から来た人たちが、その人たちの
文化というか生活スタイルを持ち込んでくると、もう、「日本」でなくなっていく気がして。
これこれ、こういう宗教だから、こういう文化の人もいるから、これこれの行事はなくしましょう
とか。
さみしくなるから、っていう気持ちで、少子化対策できるなら、一票。
しかしなぜに、アメリカ人は子供好きで、フランス人(と一部の日本人は)は自分好きなんでしょうか?
そこの原因と歴史を考察せずにただ少子化の原因だ、で議論が終わってしまってはここまで色々考えられ影響力もある長谷川さんがもったいない気がします。
アマゾネス軍団にしても、若い夫婦にしても、一体なぜそういう心を持つようになったのか、そこらへんの気持ちをよく推察してみるとより深い考察とより良い世界への提案(愛されて育つ子供がどんどん増える世界)になるのではないかと思います。
日本の文化に合った政策、という観点が大切という点に納得いたしました。
というのも、先日、自分の子どもの入学式に出席するために教員が職場の入学式を欠席することについて学校でディベートをしまして(当方来年4月から教員になる学生です)、家族を犠牲にして働くべき、という倫理観が若者にも浸透していることを実感したからです。
長谷川さんのおっしゃったような家族思いのアメリカ人なら、教員であれ入学式を欠席して家族を優先し、また家族思いであることが評価されるのでしょうが、(参考URL http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2014/06/post-839_1.php)
日本ではいくら家族が大事でも、仕事の義務感が大きくそれを上回るようです。
そういう勤勉で、欧米型に「お金のため」と割り切って働けない国民なのだということを前提に、建設的な議論ができるといいですよね。
日本って、キャバクラ・風俗・AVとか性の産業がでかすぎないですか?
川村元気さんと、倉本聰さんの対談で、「セックスなんておしっこやうんこのような生理的なもののはずなのにAV産業がでかくなりすぎている」のような趣旨の発言が出ていました。元AV女優の峰なゆかさんも、「最近のAV女優は自分の時代よりもレベルが高い」と言っています。
日本では「女」は完全に商品になってしまっています。
買う男が悪いのか、売る女が悪いのか、分かりませんが、少なくともAV業界だけみれば、20年前よりもかなり巨大な産業になっています。
あの「内定取消」の女の子もキャバクラ3カ月が問題視された訳ですが、水商売への抵抗も昔に比べると薄れてきています。
結婚適齢期の若い女性ほど、自分が「商品」として高く売れることを知っています。
そして結婚適齢期を過ぎた頃に「そろそろ落ち着こうか」と考えている気がするのです。
また男は男で、性産業が活発なため焦ってパートナーを探さなくて済んでしまっている気もします。
いっそのこと、性産業すべてを禁じたほうが少子化対策になるかもしれませんね。
厄介ですよね!
私も3人子供産みましたが、子育てって色々大変だしこれからも大変な事が山積だろうと思うけれど、やっぱり可愛い!
例えば子供手当てとか…子供産む理由にはならないですよね。もちろん家計が逼迫している時は嬉しいですが。
お金をばら撒いてばかりいないで、もっとちゃんと考えて欲しいです。
今の時期で言うならば、インフルエンザの予防接種の料金、高齢者は1000円??
子供は少なくとも2500円1人当たりにかかります。子育て支援て名ばかりです!
でも、一人しか産んでない人が二人産むっていうのは意外とちっちゃなことかも とは思います。私は、2人子供がいますが、第一子と第二子ではあえて間をあけました。
旦那も仕事が遅くて手が足りないとか、いろんな理由があって。
とにかく大変だったから、一人でいいかなーとも思ったし。
でも、いろいろ経験していくうちに、2人続けて産んだほうが楽だったかもと思ったし、
三人いてもよかったかなあ、とも思いました。
先輩が、「少し大きくなると兄弟がいたほうが楽だよ。」とか教えてくれたら、ちゅうちょなく二人目をうめたかも。
女に人って、身近な人のこととかをすごく参考にするし、ちょっと上の人で幸せそうな人がいたら、芸能人じゃなくそういう人に憧れたりするんですよね。
一番身近な人って、自分の母親だったりするじゃないですか。
お母さんがきらきらしてたらそうなりたいと思うと思うし、不幸せなら絶対にそうならないぞと思うし。
専業主婦だった母は、父親に、「俺の年金だ」とか言われて、離婚したかったけどできなかったし、周りにもそういうひと、結構います。だから、私は絶対に仕事はやめません。
まあ、こういうのを、「自分が大切な女」って言われてしまえばそうなのかもしれませんが。
もし、専業主婦でお母さんだけしてすごく幸せな人がいっぱいいたら、そうなりたい子供も将来いっぱい子供を産んでくれると思います。
私は、子育ても、仕事や地域のボランティアや、家事や自分の趣味を、バランスよくできるような、ちょっとずつがんばってちょっとずつ輝けるような世の中になるといいなあと思います。
もちろん、一つの道に進むのもありですし、憧れます。
私は今すごく幸せなので、それを娘に見せるのが最大の少子化対策だと思っています。
子供がほしいってきもちは、理屈じゃないってことで。
長谷川さんの記事はとても勉強になります。
僕はゲイ(25才)なので、同性愛者の権利について考える上で少子化問題について特に関心があります。
なので、パックスの話は特に興味深かったです(切り口も含めて)。
悪く言ってしまえばこれは、同性愛者権利問題の政治利用ともいえる例なのでしょうか?
長谷川さんに聞いてみたいのですが、同性愛者の養子縁組についてどのように思いますか?
いつだか会ったゲイの方が「養子を取りたい」と言っていたのを思い出しました。
海外ではそういった法整備が進んできているようなのです。
↓参考になる記事見つけました。
http://www.swissinfo.ch/jpn/%E5%90%8C%E6%80%A7%E6%84%9B%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AB%E3%81%AE%E9%A4%8A%E5%AD%90%E7%B8%81%E7%B5%84%E3%82%92%E8%AA%8D%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%8B-/9163802
次回の投稿も楽しみにしてます。
いつも見てます!フジ辞めてほんと正解でしたね。
日本の経済のためだけに、無理して 子供を産む必要は無いんじゃないのか?!
無償の愛に 自己利益優先そぐわない。
産みたい人には 色んな優遇を国としてあげて、不妊対策もした上で、
一人っ子の将来の相続税を高くするとか、そういった 対策をしてくれる 政治家や官僚、マスコミに 出てきてもらいたいなー! っと いうこと。
基本的に、東京っという街が、電車やバスなどの交通機関、
見栄ばっかりの 生活や お受験など、子供を育てるには 厳しい環境を何とかしないと、どうしようもないナ。
子どもの笑顔って、お金じゃ 買えないよ!
長谷川さんに 「たかじんの・・・委員会」で 語ってもらいたいなー。
今回の長谷川さんのブログで語られてるように、前回のブログに対する批判がほとんど無く、「激しく同意」って方々の多さに 私自身 「あれっ」 って感じています。
まずは 「自分の種(しゅ)を残す」って、本能にあるだろうが!ってコト!
それと、「一人 産めば それで 満足なの?」ってコト!
子どもを育てていて、高熱を出したり、熱性ケイレンを起こしたり、転んで頭を打ったり、、、 子育てしてると 色んな事が起こります。
その度に「この子、死んじゃうんじゃないだろうか?」って思うシーンが起こります。
最悪、それで 死に至るケースもあるんでしょうが、「一人産めば その子が絶対成人し、老後を看てくれる?」って思ってんの??? ってコト。
そんな大変な想いをしながら育てる子どもには、配偶者や親にも感じられないほどの 愛おしさ・愛情が芽生えます。
父・母・子 1人 で、誰が欠ける事態が起こる事ぐらい 想像出来るでしょうが! って話。
3本の矢 じゃないけど、誰かが不幸なことに欠ける事が起こっても、残された愛する家族のコトを思ったら、(決して 起こって欲しくない事態なんだけど)
最低 配偶者を持つ心構えとして、2人の子供は必要でしょう!
兄弟で ケンカしながら、社会性も磨かれるし、、、
「子どもって 負担なの?、邪魔なの?、うるさいの?、将来 別れるつもり?その時 2人より1人が良いってか?」
そこまで考えてるあなたって、子ども時代って無かったの?
かく言う私は 離婚経験者・・・ながら、就職した長男の 仕事上での相談にも 今でものっています。
初月給でも、誕生日でも、父の日でも 何も プレゼントは届きませんが、子供への愛って、そんな 見返りを求めない 無償の愛 なんじゃないでしょうか⁉︎
低家賃の公的住宅に即入居が優先される。ハローワークでの優先的斡旋。健康保険料4人目半額5人目無料。県府民市民税減額。4人目以降成人させた人数に比例し年金増額。
…などですが、すでにフランスで実践されしかもある程度の結果まで出ていたとはな〜。驚いた。少子高齢化社会については、昭和45年頃から、当時厚生省やマスコミはすでに将来問題として指摘していたわけです。それがなにゆえここまで傍観してしまったのか。ず〜っといろいろな政策を追って来た者として、尻に火が点いて顔を二、三発張られないと本気で動けない国民性もあるが、「人口を実は自然減させたいんだ」という一貫した強い意志を感じざるを得ない。また、そう考えると全ての辻褄が合ってくると思わざるを得ない…今はこんな結論に達しています。
フランスの婚外子の割合がこんなに高いとは驚きでしたが、確かにフランスでは結婚せずに子供がいるのは極普通のことで、20代で結婚することの方が若干珍しいくらい。
そして子供に対する愛情が薄い、というのも今思えば確かにその通り。フランスにいたころはもとよりそういう文化なのかなとも思いましたが、もはやそういう文化になったのでしょうね。
しかし、おっしゃる通り大学もタダ同然だけど職がないので、20代後半になっても大学でうろうろしている若者がたくさんいます。生活費も安いし、医療費もタダ同然、さらに中絶もタダな国なので、それでも生活出来てしまうからなおさらです。
日本人のフランスに対するあこがれとは裏腹に、日本と比べると全体的に貧しさと倦怠感が漂っている国、そんなイメージです 笑
と思うと日本の国民性には合わなさそうですね。
少子化対策で私が必要と思うのは、長期的な文化形成(家族愛文化の形成)とそれをブーストするためのメディア戦略(芸能人がみんな子供いっぱいいるとか、子供が何人もいることがステータス的なブームの形成)と、それを支える一定の社会制度かな、という感じがします。
経験からして、まず、フランスの統計データが
合っているのかが疑わしいです(笑)
フランスの婚外子が多いのは、フランス人というか、
他大陸からやってきた貧しい移民も関係しているかもしれませんね。
それとフランスの少子化に歯止めがかかっているのは、
避妊を推奨しない他宗教の人口(要するに移民)が
増加しているのも理由の一つかもしれませんね。
今回のフランスネタを拝見し、隣国スペインとの違いに驚きました。
スペイン人の家族、子供に対する愛は、尊敬の域に達するくらい素晴らしいですよ。
最新のデータを拝見していないので断定はできませんが、
婚外子、事実婚は相当多いような気がします。
フランス人が、子供好きじゃないにもかかわらず、節税対策のためだけに、子供を産む人ばかりじゃないことを信じたいですけど・・・。
とても難しい問題なんですね。
国民が幸せになるための対策であったはずなのに、子供人口が増えるだけで、その国の宝であるはずの子供達が、あたりまえの親からの愛情をもらえずに育つのでは、何のための対策か分からなくなってしまいますものね。
最後の3つ目のお話も楽しみにしてます。
色々あるんですね…
驚きました…(・_・;)
でも金が無いって話はずるいんじゃないかなあ
何も言えなくなるしできなくなるじゃないですか
まあ既にそういう状態だってことなんですかね
例えば、税金の部分だけとか、年金の部分だけとかを取り入れるとか
バックスについても、一つの参考例として、上手くいってる部分はマネて
結果として弊害になってる部分には縛りをかけるとか
そういう方法はあるんじゃないですかね
資金面については、少子化が今後の日本に多大な影響を与えるわけですから
反発覚悟で消費税率をアップして、その分を充てるしかないでしょうねえ
(まあ、若い子育て世代のために、多額の税金を使うとは!と年寄り世代が騒ぐでしょうが)
ただ、前回のブログで長谷川さんもおっしゃられてましたが、短期的には
本質的なところで”子供があまり好きではない”方々にまで考慮にいれて
政策を考えるよりも 不妊治療までしてでも欲しい 養子縁組をしてでも欲しい
代理出産をしてでも・・・ とか 口先だけではなく現実的に2人目も3人目も欲しいけど
お金が・・・と思ってるような本当に子供が欲しいと思ってる人たちが
とりあえずは授かりやすい社会形態にしていけばいいにになと思ったりはします
不妊治療費は、結構な割合を国が負担するとか 変な話、幼児虐待だとか
赤ちゃんの遺棄致死の事件も、よく目にしますから 赤ちゃんポスト的なものを
増やして、本当に欲しいけど授からない方のもとへ、養子縁組を出来るような
システムとか(それはそれで、色々、問題もありましょうが)
代理出産を認可するとか このあたりなら、すぐにでも出来そうな気は
するんですけどねえ
まあ実現は無理ですよね。予算面でね(泣)。
ただ長谷川さんは嫌いかもしれませんが、今の「堅物」すぎる日本人には逆にちょうどいい気もしますけどね。
人を思いやる心って、必ずしも親だけが教えるものじゃないし(いや、親が基本か)。
昔、大学生だったころ中国人の教授と話すきっかけがありました。中国では夫婦別姓だと聞いて「それじゃ家族の一体感が得られない」と話してみました。
「そんなことで壊れるようなモノは本当の家族愛じゃない」こんな答えが帰ってきました。
アメリカの養子制度についても考えて思うことですが、日本人は自分の血縁や一体感を重視しすぎかもしれません。世襲議員なんかも血筋を重んじる日本人だからこその制度なんでしょうね。
だからちょっとくだけて・・・
まあ、無理ですね。遅かりしです。
私も昔はフランス人にあこがれた時期もありましたが、彼らが3日風呂に入らないと聞いてイメージ変わりました(笑)。差別も多いと聞きますしね。
私自身は周りに子供の多い環境で生まれ育ったので、子供が「嫌い」って人に比べると免疫はあると思います。
環境は大事ですね。子供ばかりの空間に日常的にいると、「子供が嫌い」な人間には育たないと思います。