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2013年5月1日

2013年5月 1日 (水)

日立製作所の個人情報保護法違反メール添付資料

本資料は,日立製作所の個人情報保護法違反メールに添付されている,
[120126_大西_秀宣さん_事務局対応経緯.docx]の本文です。
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2012年1月27日
<大西秀宣さん対応履歴>
■ 概要
>利用規約違反(歌詞の転載、私信の公開)に基づく警告を実施した結果、利用者の自主退会によって、こもれび内での対応は終結
>社外ソーシャルメディアへの波及(情報漏えいは無し)があった点が特徴
 2011年9月より、こもれび内でAKB研修生(以下、アイドル)へのファン活動をコラムに記載していたが、次第にその頻度が多くなり、内容もアイドルとのメッセージのやり取りや交流会での会話の内容を転記するなど、自分の趣味を同僚に紹介する域を超えてエスカレートしていった。
 その後、利用規約で禁止している私信の公開、歌詞の転載、私信の公開(2度目の警告)を行なったため、運営事務局から警告文(2011年1月に計3回)を発送。その結果、一度は反省の意を見せたものの、その行為は収まらず、最終的に3度目の警告文を受けて自主退会をするに至った。
 尚、運営事務局が警告対応を実施していたのと同時期に、プライベートでアイドルのファン同士とトラブルになったようであり、2ちゃんねるのスレッドにて本人のFacebookアカウントやTwitter投稿が晒されるという事態も起きていた。当該スレッド内では、「社内SNSでも暴れている」といった書き込みもあり、日立グループ従業員と思われる投稿も見られたが、情報漏えいにあたる書き込みは見られなかった。
 こもれび自主退会後も、大西氏はTwitterへの投稿は継続(2012/1/27現在)しており、運営事務局の1人が持つ個人ID宛に逆恨みのような投稿も行っている他、こもれび内でやり取りのあった他の利用者に同趣旨のメールを送付している。
■ 対応履歴(全文を掲載)
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日 付 :2012年01月17日 15:32
件 名 :コラムでの書き込み内容につきまして
こんにちは、大西秀宜さん。運営事務局です。
こもれびにご参加頂き、ありがとうございます。
是非、ご活用ください。
本日は確認のためにご連絡させていただきました。
大西秀宜さんは、1月16日マイコラム [岩田華怜からのモバメ ]
において、岩田華怜さんの文章を引用されているようですが、こちらは引用と判断するにはちょっと難しい点がございます。
引用の判断については以下のURLをご参照いただければと思います。
利用規約
https://hgks.hiweb.hitachi.co.jp/?m=pc&a=page_o_sns_kiyaku
もし著作権上問題があれば、利用規約に違反する可能性がございますので、今一度ご確認をお願いいたします。
なお、既に掲載の許可を取られている場合には、ご連絡が行き違いとなりましたこと、何卒ご容赦願います。
その場合には、その旨記載くださいますようお願いいたします。
以上、細々としたことで煩わしいかもしれませんが、
ご理解とご協力をお願いいたします。
こもれび運営事務局
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日 付 :2012年01月17日 16:27
件 名 :Re:コラムでの書き込み内容につきまして
運営事務局 御中
了解しました。ちょっと考えて修正します。
但し,言いたいことがあります。
コラムを読んで,規約に抵触するかしないかだけを判断して,抵触するものだけを指摘するなら,その仕事はロボットと同じです。
給料泥棒と言われても仕方ないと思います。
給料をもらって会社のために生きている人間であれば,では,どうすればその記事の趣旨がノウハウとして残せるか,考えて提案くらいして欲しいと思います。
AKBのメンバーは,そこまで考えます。
日立の人は,そこまで考えない人が多いと思います。
大西
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日 付 :2012年01月19日 12:07
件 名 :]歌詞の掲載について
こんにちは。大西秀宜さん。運営事務局です。
いつもこもれびをご利用頂きありがとうございます。
さて、本日は確認のためにご連絡させていただきました。
大西秀宜さんは、1月19日マイコラム「秋元や寿司が公演曲なかなか書かない理由読めたぞ。」において、歌詞を掲載されていらっしゃいますが、著作権については大丈夫でしょうか?
以下に歌詞が書かれているコメントを記載致します。
[該当コメント]--------------------------------
理想と現実が かけ離れていても 本気になったら近づけるんだ
遠慮はいらないさ 仲間はいつだって 競ってわかり合うライバル
------
”愛のストリッパー 求めるなら 身にまとうすべてを 脱ぎ捨てよう 愛のストリッパー 真っ裸の 本当の私を見てよ”
------
”言い合いをしたり 喧嘩をしながら 何回も やり直して 完成”
”計画通りに 進まないものさ 失敗で 学べること チャレンジ”
------
チャイム鳴ったら 誰より先に ドアを開けて 外へ飛び出そう
勉強なんかできなくたって もっともっと 大事なことがある
君が好きだ たとえ振られたっていい ホントの気持ちを 誤魔化したくはないんだ
君が好きだ どんなカッコ悪くたって 溢れるその想いを 飲み込まないよ
誰に冷やかされたって 言いたいことは言わせてくれ 世界で一番 好きだ
窓に鈴なり 野次馬たちよ 耳の穴をかっぽじって聞け
体裁なんか構わないんだ ちゃんとちゃんと 伝えなきゃいけない
君が欲しい 腹の底から言おう 何かを隠して 偽りたくはないんだ
君が欲しい どんなドン引きされたって 正々堂々と ぶつけてみる
もしも もしも 嫌われても 腹に貯めるより悔いはないさ 馬鹿がつくほどオネスティー
君が好きだ たとえ振られたっていい ホントの気持ちを 誤魔化したくはないんだ
君が好きだ どんなカッコ悪くたって 溢れるその想いを 飲み込まないよ
誰に冷やかされたって 言いたいことは言わせてくれ 世界で一番 好きだ
[該当コメント ここまで]
[ご参考]
http://j-lyric.net/artist/a0512be/l024250.html
「こもれび」では、掲載許可のない歌詞の掲載は禁止しております。
利用規約
https://hgks.hiweb.hitachi.co.jp/?m=pc&a=page_o_sns_kiyaku
なお、既に掲載の許可を取られている場合には、ご連絡が行き違いとなりましたこと、何卒ご容赦願います。
その場合には、その旨記載くださいますようお願いいたします。
以上、細々としたことで煩わしいかもしれませんが、
ご理解とご協力をお願いいたします。
こもれび運営事務局
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日 付 :2012年01月20日 13:14
件 名 :Re:]歌詞の掲載について
運営事務局殿様
テンプレートしか送れない給料泥棒!
私を削除したかったら削除しやがれ。
・・・一応どうしたらいいかは考えるけれど,削除は考えてません。
もう最近は,こもれびはナレッジとかそんな高尚なものじゃなくて、
単なるアホ発見器と思って書いています。
私のコラムはアホホイホイ。
大西
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日 付 :2012年01月20日 16:14
件 名 :Re:]歌詞の掲載について
再度運営事務局さんに書きます。
何故私がこんなクダランことに腹をたてているか。
ここは日立という企業のナレッジが集まるところですよね。
ということは,著作権などで問題になるようなナレッジでも日立として有益な情報がいっぱい入ってくるはずなのです。
だから,そういう情報についてどう対処するか,検討していてしかるべき。
最初こそは、そこまで気が回らないかもしれませんが,こもれびができて3,4年経っても一向に対処する気がなく,あいもかわらず法律に触れるかどうかだけを基準に伝えてくる。
これは,4年間,そういう問題に気づいたヤツがいないということを意味しています。仕事やって,秘密な情報を扱って,そこからお金儲けてるのに,何やってるのか不思議!
そう思いませんか?
それとも,こもれびにはこれまで一つも,著作権を考える必要のないナレッジしか集まらなかったのでしょうか。
もしそうなら,こもれび,本当に考えては使われてないってことですよね。
大西
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日 付 :2012年01月26日 16:17
件 名 :こもれび内での書き込み内容につきまして
こんにちは、大西秀宜さん。運営事務局です。
本日は、『こもれび』での大西秀宜さんの書き込み内容についてご連絡をさせていただきます。
大西秀宜さんのコラム内容について、私信を許可なく公開している点、またその他のコラム内容が「こもれび」の主旨から外れている点について、下記、禁止事項に抵触するとの判断いたしました。
■該当コラム
1月16日 岩田華怜からのモバメ 及びその他同様の内容のコラム
■禁止事項 該当箇所
企業内のITインフラを、業務中に利用する内容としては、全く不適切であると判断いたします。
 -----
 利用規約
 5.禁止事項
  (7) 他者や他組織について、以下に該当する事
(中略)
・知的財産権 〔特許権、商標権、著作権、肖像権等〕、プライバシー権、
 その他一切の権利を侵害する事
・個人情報を掲載する事
 (18)その他、運営事務局が本サイトの目的に鑑みて不適切であると判断する事
-----
つきましては、下記の即時実施をお願いいたします。
 (1)直ちに、上記のコラム及びその他同様の内容のコラムの削除
 (2)今後、本件に関するこもれび利用の自重する旨を宣言するコラムの掲載、
 (3) (2)に基づいた、今後、本件に関するこもれび利用の自重
もし本件について、ご納得いただけない場合には、大西さんの上長及び関係部署への連絡等の措置を取らせていただきますので、ご承知おきください。
また、今回を含めて2度目の警告となりますので、今後、日立グループ諸規則及びこもれび利用規約その他関連する規則に抵触する行動又は書き込みを行なった場合は、予告無く、上長及び関係部署への連絡等の措置を取らせていただきますので、ご承知おきください。
以上、ご理解・ご協力の程、何卒よろしくお願い致します。
こもれび運営事務局
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日 付 :2012年01月26日 17:39
件 名 :Re:こもれび内での書き込み内容につきまして
ありがとう。つまらん運営事務局にあきあきしたので退会します。さようなら。
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以上、こもれび内メッセージでのやり取り
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[hgksmaster-ml:18674] 【こもれび】 大西秀宜さんが退会しました
日時:12/01/26 17:42
退会理由
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運営事務局がアホだから。
アホの相手にはなりません。
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以上、退会時の自動発信メール
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■ 備考
<Twitterの投稿>
@kthid, 12/01/26 18:29
カチンときたのでこちらに。こもれびの何がナレッジや!笑わせるな!あんなの単なるアホ発見器。アホがいっぱい発見できたど!偉そうな顔してワケワカランこと書いてるのもみんなアホじゃ!本当に偉い人は1人しか見つけられんかったど!
@kthid, 12/01/26 18:55
アホ発見器、昔は頑張ってたけど、最近カネがなくなって、頭脳となるべきヒトもいなくなったと思ってます。
@kthid, 12/01/2 8:13:54
@valtan_org おはようございます。今日、こ○れびの運営に関わってそうな上位職種数名(社長含む予定)に、運営事務局が全く意見を聞かずナレッジを集める気がないことを、1枚に纏めて報告する予定です。結論は、こ○れびにナレッジは溜まってない。予算の無駄遣いのため、廃止要望。
以上

日立製作所の個人情報保護法違反メール(2012/8/2の内容の再掲)

下記に本文記載します。
添付資料は改めて複数回に分け、掲載します。
大西からのIT戦略本部への苦情メール、これを上司に転送してなどいいものでしょうか?
また、社長・副社長は、これを受け取れば、コンプライアンス通報として処理する義務があるのではないでしょうか?
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クラカケトシヤ
2012/01/27 10:22
宛先:ヨコスカヤスシ
cc:タマキマサト
エダマツトシユキ
イワサキカズヒト
件名:こもれび退会者の件
履歴:このメッセージを転送しました。
横須賀様
お世話になっております。
先ほどは突然の電話申し訳有りませんでした。
こもれびの運営事務局を担当している(I戦)の鞍掛と申します。
お話の中でありました、大西さんの件について、添付にこれまでの経緯が纏められておりますが、彼は日立グループ内のSNS「こもれび」を最近退会しました。
その直前に問題行動が散見され、運営事務局名で2件ほど警告を送りましたが、それに関して不満を持ったようで、自主退会の上、下記に示すメールを社長、副社長含め送付しました。
当方としても、全てのログを保存しており、やむを得ず対抗措置を取らざるを得ませんが、職場にても対応を至急ご検討いただけるようお願いいたします。
鞍掛
(I戦)
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送信者:大西秀宜
主題:こもれびは運営事務局がナレッジを蓄積する気がない為、廃止を要望いたします。
受信日:12/01/27 09:52
属性:なし
To:(I戦)正樹様、枝松様 (情シ事)小林様
Cc:(ナニ)(ナカジ)
おはようございます。はじめまして、(交通)(国標準)大西と申します。
(デ本)発表会にて3件発表にて3件質問しましたので、もしかしたら覚えていらっしゃるかもと思います。
今回首記の件、大変恐れ多いのですが、運営事務局に申し上げましても埒が明かずメールしました。
【現在のこもれびの問題点】
1.運営事務局が真摯に問題に対処していない。
2.運営事務局、ユーザー共に、ナレッジの本質を理解せず、ナレッジを得ようという意識に乏しい。
1.運営事務局が真摯に問題に対処していない。
質問を2回投げましたが全く回答なし。回答どころか、その件について検討している旨の連絡すらなし。
然るに、私に対して当該部分の警告文を2回も一方的に送付した。
運営事務局からの指摘1は、歌詞の無断掲載に関するもの。
確かに歌詞の掲載自体が禁止されており、掲載した私が違反する状態ではありました。
これに対し、私より下記の質問を投げました。
1.どこがダメと単に指摘するだけでなく、どうすれば違反状態にならず、伝えたいニュアンスが伝えられるかのアドバイスが欲しい。
2.今回は歌詞で指摘を受けたが、日立のナレッジとして溜めたいノウハウには、著作権など法律に触れるものも必ず出てくるはず。それらを全部はじくのではなく、ノウハウとして残す仕組みを作って欲しい。
(もし、このような要望が4年間なかったのであれば、こもれびはナレッジの蓄積と思っては未だ未だ使われていませんよ)
運営事務局からの指摘2は、私の書き込みは他者の権利を侵害している為に全て削除し、さらに反省文を書くこと。
→私の質問1,2には全く答えないだけでなく、1,2の質問にも沿わないテンプレート的な回答です。
運営事務局の誠意のなさに呆れ、昨日こもれびを脱会しました。
2.運営事務局、ユーザー共に、ナレッジの本質を理解せず、ナレッジを得ようという意識に乏しい。
私は1.の指摘において、私のAKBメンバーを応援する過程で、良いところをどんどん褒めることで思いを伝える方法を体得し、
その結果、AKBのメンバーの改善すればよい点を見つけ、教え、彼女らに気づきを与え、彼女ら大勢を変える方法を
見つけてしまった過程を記載しておりました。
これは、"AKB"というカテゴリで括って、盲目になってしまえば単なる趣味の話ですが、
"人を育てる"こととして見れば、日立にとってもものすごいノウハウです。これこそがこもれびが集めるべきナレッジです。
なのに、運営事務局、ユーザー共に全く気づかない。気づこうとしない。
AKBは水商売などという、"AKB""水商売"などといった単なる言葉の定義に翻弄されて、
本質が見えていない。見ようとしていない。
運営事務局、ユーザー共に、ナレッジの本質を理解せず、ナレッジを得ようという意識に乏しい。
という結論が得られた結果、私としては、
運営事務局がナレッジを蓄積する気がない為、予算の無駄遣いであると考え、こもれびの廃止を要望いたします。
もし興味をお持ちになり、さらにお話を聞いていただけるのでしたら、詳細に例をお出しいたします。
以上ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします。
大西秀宜
(シグネチャ省略)
---------- End of forwarded message----------
120126_大西_秀宣さん_事務局対応経緯.docx

プロジェクト管理(鉄道RAMS,自動車ISO26262)のエッセンス資料 (私の日立製作所での最後の成果物)

大前提 日本国憲法
第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。
憲法には,”自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。”という一文がある。
働いていない人であっても,”不断の努力によって”保持するべきものがあるのであるから,プロジェクトを任された者においては,プロジェクトとして,”不断の努力によって”保持すべきものも必ず存在する。
日本国憲法を大前提として,プロジェクト憲法を以下のように決める。
第一条 リーダー及びメンバーが,プロジェクト内にて問題点を発見ないし申告した場合,問題点を改善することこそが目的である。
この原則に立ち返り,問題点を発見ないし申告したこと自体について叱責が生じることはない(法律違反を除く)。叱責が生じた場合,叱責を働いた人物こそが処分の対象となり得る。
第二条 リーダーは,自ら主体的に,プロジェクトに存在する問題点を発見する不断の努力を払う義務を持ち,問題点に対する全責任を持つ。
メンバーが問題点を申告しなかったことを理由に,メンバーを叱責する権限は持たない。メンバーが問題点を申告できない状態を認知できなかったこと,申告できない雰囲気を作ったことこそがリーダーの責任である。責任の所在に伴い,リーダー自身が処罰の対象となり得る。
第三条 リーダーは,メンバーの思考及び遂行について不断の努力によって尊重し,褒める義務を持ち,同時に,メンバーから学ぶ義務を持つ。メンバーは,自分の思考及び遂行について,リーダーにより認められる権利を持つ。
リーダー自身が実行可能なソリューションを,メンバーに押し付けるようなことがあってはならない。メンバーの得手不得手を理解し,メンバーに合ったソリューションを一緒に考えることのほうが先決である。
第四条 プロジェクト参加者は,最低1日1回,PDCAチェックを実施する。プロジェクトが大きい場合は,サブプロジェクトに分割することが可能である。
この場合,サブプロジェクトの全員が集まって行うPDCAチェックを実施し,プロジェクトリーダーは,最低限サブプロジェクトリーダー全員を集めたPDCAチェックを実施する。これは,プロジェクトリーダーが,末端の問題を吸い上げることを目的とする。
リーダーについてもPDCAチェックを行い,メンバーに対して手本を示す義務がある。
第五条 プロジェクト参加者は,Web上にて構築したシステムにアクセスし,成果物をアップロードする。また自分の置かれた状況に対して可能な限り記載する。リーダーは,メンバー全員の進捗において確認する義務を持つ。メンバー自身も,なるべく多くのメンバーの進捗を確認したほうが良い。
1.リーダーに関する規定
まず,リーダーは,学校における先生に相当する役割との認識を持たなければならない。
学校の先生であれば,例えば40人クラスにいれば,その40人全員の進捗を把握し,パフォーマンスを改善する義務を負う。
陥りやすい過ちとして,できるメンバーだけ伸ばせばよいのではないことに注意すべきである。リーダーが本当に考慮すべきは,できないメンバーのパフォーマンスをいかにして改善するかである。そして,できないメンバーのパフォーマンスを改善するノウハウこそが,組織全体を活性化させることはもとより,リーダーにとって次回からも生かせるノウハウとなるのである。
検討項目
・PDCAチェック(毎日実施。例えば始業前に計画をたて,退勤前に反省を行うのが良い。できれば全体で行う。)
1.メンバーの作業内容の把握。(重複部分,抜け,技量の巧拙などの把握。)
2.このメンバーであれば1日にてどこまでできるはずか,の想定と結果確認。
3.Web上にて,任意にメンバーの状況の確認。特に不調のメンバーに関して重点的な確認。
4.プロジェクト全体において,仕様書などの検討抜けのチェック。
5.不断の努力によつて,日本国憲法第十二条を守る。
6.プロジェクト憲法が守られているかの相互チェックを行う。
もし,リーダー1人では,”1日にてどこまでできるはず”という想定ができないほどにプロジェクトが大きい場合は,サブリーダーを設定してもよい。この場合,リーダーはサブリーダーを管理し,毎日のPDCAサイクルを回せるようにする。
例えば,始業直後/終業直前に,サブリーサー主催のPDCAチェックミーティングを行う場合は,リーダー主催のサブリーダー会議をそれぞれその後に行い,リーダーが全員の持つ問題点を的確に把握できるようにする。
サブリーダーの分割は,”このメンバーの力量と気力と体調ならば,1日にてどこまでできるはず”と想定できる単位になるまで,これを繰り返す。
但し,間違えてはならないのは,あくまでプロジェクトの全権者はリーダーということである。リーダーは,”このメンバーの力量と気力と体調ならば,1日にてどこまでできるはず”とまでは把握できずとも,頻繁かつ公平にメンバーと会話を行い,特に不調なメンバー及び若い/経験の浅いメンバーについて進捗/状態を把握する義務がある。この補助として,Webシステムを積極的に活用する義務を持つ。
リーダーは,プロジェクトのメンバーの進捗が把握できなくなった時点で,不断の努力によって保持すべき義務を果たしていないと看做される。
リーダーの上位上長は,やはり”不断の努力によって”リーダーと頻繁にコンタクトを取り,リーダーがメンバーの進捗が把握できなくなったと判断した時点で,リーダーに対して指導し,指導しても改善が認められない場合は,更迭を行うべきである。
メンバーが考えてきた意見に関して,違うからと怒ったり叱ったりするリーダーがいるが,絶対に叱ってはいけない。自分で考えるメンバーはなかなかいない。
それにも関わらず,メンバーは自分で考えてきたのである。その意見は尊重する義務が,リーダーには存在する。
仮にメンバーの意見がリーダーの意見と違っているとしても,リーダーの意見が100点で,メンバーの意見が0点ということは有りえない。
点数で表せば,例えば,リーダーの意見が80点で,メンバーの意見が40点なのである。
ひょっとすると,リーダーの意見が40点で,メンバーの意見が80点であり,リーダーが理解できていない可能性さえある。
リーダーは,メンバーがこの40点を取れた部分をしっかり評価した上で,どこをどう伸ばせば,自分にアイデアのある残りの40点が改善できるか,メンバーの能力や指向,得意なものなどを考慮に入れ,メンバーの気持ちに立って説明すべきである。そうすることにより,メンバーは40点の部分については自信を持ち,次回は40点以上の成果が出せる。
ここで叱ってしまえば,メンバーは0点からの出発となり,折角芽生えつつあった40点分の自信を喪失してしまう。仮にリーダーの指導により,このメンバーが今回は80点の成果を出せるとしても,このメンバーの身につき,次回に生かせるのは10点程度である。
すなわち,40点を認め伸ばすほうが,メンバーを育て,次回以降のパフォーマンスを改善することに貢献するのである。
リーダーは,メンバーを自分の意見どおりに変えようとするのではなく,メンバーの得手に合わせるよう,リーダーが主体的に”不断の努力によって”,メンバー個々に合わせたソリューションを考え出すべきである。
リーダーにしかできないソリューションを,メンバーに押し付けるようなリーダーがいるのであれば,本件はプロジェクト憲法第三条に反する。そのリーダーは,メンバーによりリーダーの上位上長に申告され,改善を要望される。改善が行われない場合,糾弾,または更迭の可能性を負う。
システムとしては,リーダーの意見に従わせることが必要なことも多いが,可能な限り,”不断の努力によって”,リーダーの意見でさえも一例として提示するにとどめ,メンバーにリーダーの案を下地として,さらに新たな案を考えられるように仕向ける方が良い。
これは,メンバーがノウハウを蓄積することにより成長を促進し,その結果,当該メンバーの急激なパフォーマンス向上が期待できるためである。
若い/経験の浅いメンバーには,リーダー自らがとりわけ気をかけるべきである。経験の浅いメンバーに教育を任せてしまう,或いは若い/経験の浅いメンバーは放っておき,自力での向上に期待するのは間違いである。これは,若い/経験の浅いメンバーを頑張って戦力にした方が,プロジェクトトータルの戦力が早急に向上し,結束力が高まるからである。また,リーダー自身が率先して若い/経験の浅いメンバーを教えることは,リーダー自身の能力,とりわけ理解力および説得力の向上に役立つことを,リーダーは認識するべきである。
そして,若いメンバーが頑張りを見せ,プロジェクトに新たな考えを吹き込むことこそが,プロジェクトを最も活性化することを,リーダーは認識するべきである。
なお,Webシステムからログを取得することにより,エビデンス資料は自動的に保管される。
以上の内容をリーダーが実行できているとすれば,鉄道版RAMSであろうが自動車版ISO26262であろうが,どこにどの資料を作成したか,どこの資料が規格の何に当たるか,監査時にはリーダー自身が説明できるはずである。
リーダー自身が説明できないのであれば,リーダーがプロジェクトを十分把握していない。
これはプロジェクト憲法第二条及び第四条に違反する。
2.メンバーに関する規定
・PDCAチェック(毎日実施。例えば始業前に計画をたて,退勤前に反省を行うのが良い。できれば全体で行う。)
1.担当範囲内における作業の実施。
2.問題点の報告と,それに併せた自分の考えの主張。
3.他のメンバーとの悩みや検討事項の共有(ノウハウの共有),改善点の検討。
4.不断の努力によつて,日本国憲法第十二条を守る。
5.プロジェクト憲法が守られているかの相互チェックを行う。
PDCAチェックにより,プロジェクト全員の成果物の進捗管理を毎日行う。
Web上のシステムにて,プロジェクト全員が任意の時間に状況を報告し,確認する。
メンバー同士が直接出会って会話をする,または電話やメールなどは補助の手段とすること,これらはもちろん推奨されるべきことではあるが,あくまで正となる情報はWebに置き,全員が任意に確認できることを基本とする。
【プロジェクト開始の前提】
計画ドキュメントを作成し,その正確性が重要との認識があるが,これは誤りである。
例えば,体重4000gで元気に生まれた子供だけがすくすくと育ち,2000gで瀕死の状態で生まれた子供の人生が一生不遇なものかといえば,全くそうではないことを考えれば明らかである。
本当に必要なのは,しっかりした計画ドキュメントなどではない。
毎日毎日不断の努力によって繰り返す,PDCAサイクルの繰り返しである。
仮に,1000人必要なプロジェクトがあったが,いいかげんに10人として見積もっていたとしよう。
10人としても,毎日毎日不断の努力によってPDCAサイクルをまわしていけば,1週間もすれば800人くらい必要な予想まではつくはずである。
PDCAサイクルを回すということは,正解に漸近していくということでもある。
これは,例えば頻繁な利用を経て,ソフトが枯れていくことや,新形式のメンテナンス手法が確立してくることなどからも容易に理解可能と思われる。
すなわち,計画は極論すればめちゃくちゃでもいいのである。
毎日毎日PDCAでチェックすることこそが大切なのである。
然るに,例えばあるプロジェクトでは,リーダーを,他プロジェクトも兼任している本部長として,PDCAのチェックポイントを1ヶ月とした。
このため,PDCAのチェックポイントにおいて,リーダーがメンバーを気遣うべきはずのところ,メンバーからリーダーへの説明の場と化してしまった。さらにリーダーがその結果に対してメンバーに対して叱責を行ったため,なんのためのPDCAチェックかが分からなくなってしまった。不要な資料の作成が増え,メンバーの不満も高まった。
これは,いまから考えれば,時間の無駄遣いである。
それが想像できなかった,リーダーこそが失格である。
本資料によれば,プロジェクト憲法第一条~第四条全条違反である。
このようなプロジェクトは今後二度とつくらないように,リーダー,メンバーともに肝に銘じなければならない。
リーダーが検討すべき事項は以下のような項目と想定される。
リーダーがプロジェクト憲法を守っていれば,特段難しいこととは思えない。
あとは,リーダーが適当にやってみて,PDCAサイクルを1ヶ月くらい回し続けて,自分から主体的に発見すること。
1.最初に決めないといけないものは,そのシステムの機能仕様である。
2.仕様が決まると,その製作に必要な機器構成,技術が決まる。
3.機器構成が決まると,仕様書の体系が決まる。
4.仕様書の体系に合わせて工程が決まる。
5.工程のパスが決まると,人員が決まる。
6.上記計画により,具体的に製作を行う。
1.の段階にて,システムに必要とされる機能,性能,全体寸法などが決まる。
2.の段階にて,システムに必要な構成に対して安全性を配分する。
→安全性の洗い出し,SILの同定
Safety Plan の作成
Systematic Fault への検討
3.の段階で,ハード,ソフトの仕様書体系が決まる。
6.が完成した段階で,Safety Case が完成
品質管理活動,安全管理活動は,一般的なもので良いと思われる。
下記よりファイル形式をダウンロードできます
https://docs.google.com/document/d/1Qc9UuJvIpkZrxv1dNfRgv9ZcOrS75pjfJp3n1ddiITA/edit?usp=sharing

ジブリ汗まみれ「山口智子さんとの対談その3」の回を聴いて思ったこと

スタジオジブリの皆々様,とりわけ鈴木敏夫さんへ
下記を聴いての感想です。
■2013/04/30 全3回にわたって山口智子さんとの長野県・小布施での対談の模様をお届けします。【その3】
http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol267.mp3
今回はあまり指摘するところもありませんでした。
北斎と広重のハナシが出ていて,私はどちらもあまり詳しくないので調べましたが,
2人は37歳離れていたそうですね。
私がいま37歳ですから,私がちょうどいま生まれた赤ちゃんがライバルになる,
という心境を北斎は味わったということになります。
けど,私などは,37歳も下であれば,すごいものはすごい,と思ってしまいます。
また,いまの会社などであれば,37歳であれば課長か係長にはなれており,
赤ちゃんが成人するまでには部長かさらにそれ以上になれています。
にもかかわらず,北斎は広重をライバルと思ったのでしょうか?
思ったとすれば,江戸時代,というか絵師には階級の概念がなく,
ただ売れるか売れないかそれだけの,非常にシビアな世界であった,
ということが言えると思います。
しかし,シビアな世界であろうがなかろうが,プロデューサー的気質なヒトであれば,
広重が自分よりも優れている!と思えば,これをどうにかしたいと思ったと思うのです。
北斎は自分が職人であったがために,プロデューサー的気質はなかったのかなあ,
と思ってしまいます。
宮崎駿もそうですよね。職人と思います。
となりの山田くんのときの,高畑,田辺,宮崎の関係が出てきましたが,
宮崎さんにプロデューサー的気質があったとすれば,高畑さんの前に行って,
「高畑さんの思うイメージとはどういうものなのですか!?描いてくださいよ!」
と言って,ラフな絵まで描かせてしまうと思います。
そうはせずに,宮崎さんは自分で描いてしまった。
それを,山口さんも鈴木さんも,田辺さんに対する宮崎さんの優しさ,と仰いますが,
私は,なんでもいちばんにイメージしてみたい,宮崎さんの好奇心&闘争心が
沸いただけと思います。
私が宮崎さんに1回ジブリでお会いしたとき,写真を撮っても視線を逸らされた,
と書きましたが,がっかりしたのはそれだけではないのです。
そのとき,加藤登紀子さんオリジナルの地酒を持参したのですが,
それを宮崎さんは,「これもらったことある」と仰い,ありがとうとも仰いませんでした。
初めて会う19歳のファンから,ものをいただいてありがとうとさえ言えないような人間が,
優しいと思えますか?
私は思いません。
加藤登紀子さんと私の故郷多可町中区は,それなりに関係があります。
日本酒でいちばん有名な山田錦という酒米の元になった,"山田穂"という品種を
偶然見つけたのが,中町東安田,いまの多可町中区の山田さんという方であった,
という縁があり,ちょうど紅の豚の年だかに,日本酒を愛好する加藤登紀子さんを
招いて,中町オリジナル酒を造ったのが始まりで,毎年"日本酒の日コンサート"
を開き,加藤登紀子さんを多可町中区のベルディーホールに招いているのです。
(ちなみに私は,多可町中区曽我井出身で,東安田からも数百mの距離です。)
たとえば:
http://www.takacho.jp/verde/2011/yamadanisiki/yamadanisiki23.pdf
しかし,いくら加藤登紀子さんから既にいただいていようが,いただいたものに
感謝する姿勢は,人間として必要と思います。
そういうココロが,宮崎さんにはなかったのです。
私は,そういう点からも,宮崎駿に対する評価は,世間一般のヒトが
思うものよりは低いです。
そのコンサートを行っているベルディーホールも,1990年に,本来は残すべきであった
鍛冶屋線という鉄道を廃止する代わりに作ったハコモノです。
私は,ハコモノを作るくらいであれば,鍛冶屋線をなんとか残し,そこから,
人々の繋がりを形作っていくべきだ,と,中学生ながらに発信していました。
そういう趣旨で,弁論大会にも出ました。
田舎の,ハコモノマンセーのアホ連中には評価されませんでしたが。
しかし,私には,この亡命を成功させ,富を得て,鍛冶屋線を復活させたいという
夢があります。
1990年当時に,中学生が田舎で鉄道の重要性をいくら説いても,誰にも見向きも
されませんでしたが,いま京都議定書をベースに,原発事故などの経験もあり,
鉄道がどんどん見直されています。
三陸でも鉄道での復活を前提に進んでいるようですし,わずかですが,
広島でも廃線になった鉄道が復活している事例もあります。
私は,日本の,いや世界のいまの流れを変えたいと思っています。
Hidenobu Onishi
Op de geest 45
25884 Viöl
Deutschland
+49-151-2558-8795
大西秀宜
http://onicchan.cocolog-nifty.com/blog/

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