井上怜、田中翔人
2015年6月9日11時22分
九州最大の歓楽街、福岡・中洲の夜に変化が起きている。今月1日に福岡県の改正迷惑行為防止条例が施行され、規制を強化された「客引き」が激減したのだ。夜の街での客引き行為は各地で問題化し、規制を強める動きが広がっている。一方、影を潜めた客引き側も虎視眈々(こしたんたん)と「復活」の機をうかがっている。
5日午後10時過ぎの中洲。サラリーマンや若者でにぎわう通りの脇で、キャバクラの20代後半の男性従業員が不安げに様子をうかがっていた。「逮捕が怖くて、声をかけられない」
客の入りが悪く、路上に出るよう店に指示されたという。「お客さんに声をかけなきゃとは思うけど、私服警官かもしれないし」
条例改正前は「何かお探しですか」「40分5千円でどう?」などと道行く酔客らに声をかける「客引き」が道にあふれていた。だが、改正後初の週末となったこの日はほとんど姿を消していた。ほぼ毎日中洲に来るという20代の男性は「今までは交差点の一つの角に5人以上の客引きがいたけど、すごく少なくなった」と驚いていた。
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