2015年6月9日06時54分
日本年金機構の個人情報流出問題で、ウイルスに感染したパソコンが、国内や米国などの少なくとも6サーバーと不審な通信をしていたことが内部文書などからわかった。警視庁は、利用者が気付かぬうちに、犯行グループが国内外のサーバーを乗っ取り、遠隔操作をして情報を抜き取ったとみて調べている。
「なぜ、うちのサーバーなのか。早く全容を解明してほしい」
東京都港区の海運会社の社長は、取材にこう話した。この会社のサーバーからは、機構から流出した個人情報が蓄積されていた痕跡が見つかった。サイバー攻撃を受けた心当たりはなく、コンピューターにも異常はなかったという。
残り:461文字/本文:737文字
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!