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トルコ総選挙 今後の政権運営に影響か
6月8日 13時40分

トルコで行われた総選挙で、与党の議席数は大幅に減って過半数に届かない見通しとなり、エルドアン大統領と与党が目指す大統領の権限を強化するための憲法改正は難しくなり、今後の政権運営に影響を及ぼしそうです。
トルコの総選挙は7日、投票が行われ、開票はほぼ終わりました。
国営メディアは、与党AKP=公正発展党は第1党の座は維持するものの、議席数は2001年の設立以来、初めて過半数に届かない見通しとなったと伝えています。
今回の総選挙では、エルドアン大統領と与党AKPが目指す大統領権限の強化に向けた憲法改正を実現するため、与党がどれだけ議席を獲得するかが焦点でした。
憲法改正の是非を問う国民投票を実施するには、全議席の5分の3以上が必要で、AKPの議席数が過半数に届かない見通しとなったうえ、ほかに賛同する政党がないことから憲法改正は難しくなりました。
エルドアン大統領を巡っては、経済発展を実現したことが高く評価された一方で、おととし、反政府デモを武力で抑え込むなど強権的な政治手法に批判も高まっていて、そうした情勢を反映した今回の選挙結果は、今後の政権運営に影響を及ぼしそうです。

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