訪日ブラジル人に「数次ビザ」発給へ

6月7日 6時01分

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政府は、外国人観光客を増やす取り組みの一環として、日本を訪れるブラジル人を対象に、最長で３年間、観光目的で何度でも日本に入国できる「数次ビザ」を、今月１５日から発給することにしています。

政府は、成長戦略に「観光立国」の実現を掲げていて、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる２０２０年までに外国人観光客を年間２０００万人に増やすことを目指し、各国でのビザの発給要件の緩和などを進めています。
このうち、日本を訪れるブラジル人へのビザの発給要件について、安倍総理大臣が、去年８月にブラジルを訪問した際、緩和する方針を表明したことを受け、関係省庁が調整を進めた結果、最長で３年間、観光目的で何度でも日本に入国できる「数次ビザ」を、今月１５日から発給することになりました。
この数次ビザは、過去３年間に日本を訪れたことがあるか、一定以上の収入や資産のある人に発給され、毎回、最長で３０日間、日本に滞在できます。
去年、日本を訪れたブラジル人は３万２０００人余りで、政府は、数次ビザの発給で、ブラジル人観光客の一層の増加が期待できるとしています。