" お片づけ戦争をやめたい あなたの為に "
こんにちは
くらしデザイナーのあかりです。
今日は「子供部屋」についてお話したいと思います。
リビングを見ても 玄関をみても 何故か一つは必ずある子供のモノ。
なぜこんなところに? なぜ仕舞わないの?
そして開けた扉の向こうに広がる子供部屋の光景・・・
「片付けなさい!」
これ、我が家のことなんです。今でこそなくなりましたが、
数年前は本当にこんなことが毎日でした。
「お片づけ戦争」をやめたい!
毎日繰り広げられる我が子との悲しい戦い。
その名も「お片づけ戦争」
片付けなさい! 捨てるわよ!
そして子供は急いでモノを仕舞い込む。
言う方も言われる方もお互い疲れ果て
虚しさや悲しさが襲います。まるで戦争のよう・・・
この「お片づけ戦争」を終わらせて平和協定を結びたい!
そう考え、気付いたのは子供の思考と感情。
片付け = 怒られる ・ 楽しくない
片付け = ただ仕舞う(押し込む)
あれ?片付ける=仕舞う(押し込む)じゃないよね?
子供が片付けられないのは
なぜ子供が片付けられないのか?それは
子供は片付け方が分からないのです。
私達大人もそうですが、片付けって誰にも教わってないのです。
子供が片付けられないのは大人から教えてもらってないから。
では、子供に片付けを教えるのは誰でしょう?
私達、「親」なんです。
親が子供に教えてあげれること
片付けは親が教えないといけない。
では親は何を教えればいいのでしょう?
・片付けには順番があるということ。
・片付け=仕舞い込む(押し込む)ではないということ。
・動線に気をつける
・管理出来ない量は持たない(定量化)
片付けには順番がある
キッチン編でお話しましたが
子供のモノも片付ける際の基準があります。
ます、残すモノ・捨てるモノを仕分けてもらいます。
①よく使っているか? 使っていないか? (使用頻度)
②気に入っているか? そうでないか? (好きか嫌いか)
③他で代用できるか? そうでないか? (使用目的)
この上記を基準で子供本人に仕分けしてもらいます。
子供に判断してもらうのです。その時は親も一緒に手伝ってあげるといいですね。
(脳のクセで基準も若干変わますが、今回は基本的な基準をお話しました)
そして残すモノ・捨てるモノ(ゴミ)へと分けて 次へ進みます。
片付け=仕舞い込む(押し込む)ではない
空いたスペースに闇雲に突っ込むのが仕舞うことではありません。
以前にもお話しましたが、仕舞うには「モノの住所」が必要です。
そしてここで「動線」を考えて「モノの住所」を作って上げれば
使いやすく・仕舞いやすく・散らかりにくくなると思います。
そして定量化へ
一番の問題は子供部屋にある「モノの量が多すぎ」ということ。
入る量(引き出しや棚等の容量)が決まっているのに
それ以上のモノがある為に片付かない。
そう、例の「定量化」がここでも登場です。
おもちゃを買って上あげた時の子供の喜ぶ顔は「親のご褒美」です。
笑顔見たさに子供に必要以上のモノを買い与えていませんか?
子供にとって本当に必要なのか、子供と一緒に考えてから買うことも大切です。
余計なモノを家に招き入れないよう、買う時ほど、慎重に考えましょう。
子供自身が「必要なモノ」「譲れないモノ」を知ると「不要なモノ」がなくなり
「 自分が管理出来る分だけを持つ」
という思考や習慣が身につくのではないでしょうか?
この感覚を覚えれば子供は自ら管理し片付けることが出来ると思います。
【 今回のポイント 】
・片付けを教えるのは親の役目です
・片付けには順番があります。
・仕分けは子供にさせましょう。自分で決めたことは守りますよ。
・管理できる容量も本人に決めさせましょう。
・動線についてもどう使って仕舞うのか一緒に考えてあげましょう。
・動線計画に基づいてモノの住所を決めていきましょう。
・買う前・買い与える前に「必要」か「親のご褒美」か考えましょう
【 注意点 】
・まずは引き出し等、小さい所から始めて自信をつけさせるといいでしょう。
・低学年までは親が誘導しながら本人に決めさせるといいでしょう。
・中・高学年になれば本人の基準があるので勝手に片付けないように。
子供部屋はその子の成長過程に応じた片付けや動線があります。
幼いころから片付けを知っていれば、適量を知ることにもなり
大人になっても片付けで困らないようになるでしょう。
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みなさんにとって、よい一週間になりますように。