【ソウル聯合ニュース】中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、韓国旅行をキャンセルした外国人観光客が2万人を超えたことが7日、分かった。
観光業界によると、今月4日までの韓国旅行キャンセル者は前日の1万1800人より大幅に増え、2万600人に達した。今月に入ってからのキャンセル者数は1日の2500人から日に日に増え、4日には8800人となった。
4日のキャンセル者を国・地域別に見ると、中国が4400人で最も多く、台湾(2900人)、日本(1000人)、東南アジア(300人)、香港(200人)などが続く。中華圏が全体の82.5%を占めた。
中国を専門とする旅行会社は「月平均50万人の中国人観光客が韓国を訪問することを踏まえると、キャンセル率は約20%に達する。今月の中国人の旅行キャンセル者は10万人以上になるだろう」と話す。
韓国観光公社の関係者は「MERSの感染がさらに拡大すれば、多くの外国人観光客が韓国の代わりに日本に向かう可能性が高い」と予想した。