朴槿恵政権の「信用失墜」・・・MERS感染拡大、対応に国民が不満=韓国華字メディア
2015-06-08 09:07
MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスへの対応が後手に回ったことで、韓国市民の朴槿恵(パク・クネ)政権に対する信頼が低下している。韓国メディア・聯合ニュースの中国語版は5日、韓国国民の約7割が政府の対応に不満を示したと報じた。
記事は、同国の民間調査機関「Realmeter」が5日に発表した世論調査の結果を発表。この調査は4日に500人の成人を対象に実施したもので、MERSをめぐる韓国政府の対応に「信頼できない」と答えた人が68.3%に上ったと紹介。そのうち39.6%は「とても信用できない」と回答、一方で「信頼できる」はわずか25.9%にとどまったとした。
また、年齢別では30代で「信頼できない」が89.5%と全世代を通じて最高の数値となった。支持政党別では最大野党の新政治民主連合支持者で「信頼できない」が90.9%となったほか、与党・セヌリ党の支持者でも39.9%が不信感を示した。
記事はさらに、同国の民間調査企業「ギャラップコリア」が実施した別の調査結果も紹介。MERS感染の可能性に対して35%が「非常に心配している」と回答、「まったく心配していない」は8%にとどまったこと、予防策として15%が「マスクをしている」、60%が「手洗いをよりちゃんとやっている」と答えたことを併せて紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)