田村隆昭
2015年6月8日22時33分
自動車レースの最高峰F1に参戦するため、ホンダが初めて製作した第1号マシン「RA270」のテスト走行の秘蔵映像が、半世紀を経て見つかった。車体は解体され、映像の存在も伝えられていなかった。創業者の本田宗一郎氏(1906~91)の様子も映っており、世界一に挑む高揚感を伝える貴重な資料だ。
■幻の「RA270」
1964年2月、三重県の鈴鹿サーキット。日付は判然としないが18日とされている。ステアリングを握るのは、後にF1チームの初代監督となり、常務まで務めた故・中村良夫氏だ。
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