韓国舞踊で「韓国領・独島」を表現

韓国舞踊協会、光復70周年記念
独島で舞踊家8人が公演「韓国舞踊で社会的役割」

韓国舞踊で「韓国領・独島」を表現

 「天告~独島~韓領!」

 殉国烈士と護国英霊を追悼する「顕忠日」だった6日午後、慶尚北道鬱陵郡独島(日本名:竹島)東島船着場に、大きなジン(銅鑼)の音と共に、天が独島が韓国領土であることを告げるという内容の舞踊「天告独島韓領」が披露された。仙女を思わせる白い韓服を着た踊り手が列になって歩み出て、チャング(長鼓)とケンガリ(鉦)の音に合わせてゆったりとした舞踊を披露し始めた。舞台は青い空を背に海に立つ岩の島・独島、観客は鬱陵島の苧洞港から船でやって来た独島訪問者400人だった。

 この日、独島で行われた韓国舞踊公演は、韓国舞踊協会(ペク・ヒョンスン会長)が光復(日本の統治からの開放)70周年記念行事として企画したものだ。イム・ハクソン=成均館大=、ペク・チョンヒ=漢陽大=、ペク・ヒョンスン=韓国体育大=、ユン・ドクキョン=西原大=、アン・ビョンジュ=慶煕大=、イム・ヒョンソン=大田大=、イ・エヒョン=南ソウル大=、イ・ミヨン=国民大=の各大学舞踊専攻教授8人が踊った。伴奏は韓国舞踊協会幹事のキム・ギファ氏とペク・ミンギョン氏が務めた。

 「韓国舞踊も社会的役割を果たすため積極的に立ち上がろうという意味です」。ペク・ヒョンスン会長は「独島が大韓民国の領土であるという事実をあらためて世界に知らせるため、顕忠日を迎えるにあたり殉国烈士の魂を独島に招き、舞踊を披露する行事」と説明した。

 振り付けは8人で、演出はイム・ハクソン教授がした。10分間の公演は自然と天・地・人が溶け合う自然な動きに焦点を合わせた。打楽器の音で英霊たちを招き、四方を回りながら手をたたく動作が続いた。

 楽器の音が変わり、動きが速くなった。中央の2人が陰と陽を、外側の4人が乾坤坎離の4卦を表現し、太極旗(韓国国旗)を表現した。さらに、観客約10人と一緒に民俗舞踊「カンガンスルレ」のように手をつないで踊る部分で公演の盛り上がりはピークに達した。ペク・ヒョンスン会長が前に出て大きな太極旗を広げ、踊り手全員がお辞儀をして公演が終わると、拍手と歓声が上がった。

 観客たちは「今日船に乗って本当に運が良かった」と言いながら、先を争うように公演を終えた踊り手たちと記念写真を撮った。ソウル市衿川区のキム・ウンベさん(56)氏は「韓国の東端にある領土・独島で韓国舞踊公演が見られて涙が出るほど感激した」と言った。ペク・ヒョンスン会長は「韓国舞踊専攻者1000人が参加するソウル・光化門広場でのフラッシュモブも計画している」と語った。

独島=兪碩在(ユ・ソクチェ)記者
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