「K-1 WORLD GP 2015」(7月4日、東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)の、スーパーファイトに出場するチームドラゴン3選手の公開練習が6日、東京新宿区の「K-1ジム総本部」で行われた。
参加したのは60キロ王者・卜部功也、55キロ王者・武尊(たける)、卜部弘嵩のトップファイター。中でもウクライナの強豪コンスタンティン・トリシンとの対戦で注目の卜部功也は、ミット打ちで鋭い左右の蹴りを見せた。
前回大会では強豪ハビエル・エルナンデスを下して、K-1王者としての初陣を勝利で飾った功也。試合まで約1カ月となったが、「いつも通り調子はいい。練習では1Rで倒れるくらいまで追い込んでいるので、試合を期待して欲しい」と仕上がりの良さをアピールした。
対戦相手のトリシンは頑丈な身体とパワーが持ち味で、構えをオーソドックスとサウスポーのどちらも使いこなす器用な一面も併せ持つ。功也は「やりづらい相手」としつつも「いつも通りやれば問題ない」と過剰な警戒心はない。
「前回は倒そう倒そう、いい試合をしようと思いすぎて、プレッシャーを感じていたかもしれない」。エルナンデス戦での気負いを反省点に挙げた功也は、今回“楽しむ”ことを試合のテーマに掲げた。
この日は同じ階級のライバルでもある兄・弘嵩も公開練習を行ったが、道場では兄とスパーリングはしていない。兄からは対戦要求を受けており、「勝負の世界だからしょうがないこと。次の防衛戦の候補は兄くらいだと思うので、周りが求めればやる」と防衛戦での兄弟対決を視野に入れた。
入場料金など詳細および問い合わせは、K-1=http://www.k-1wg.com/へ。