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景気の実感調査 6か月ぶりに悪化6月8日 16時29分
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働く人たちを対象に景気の実感を聞く先月の「景気ウォッチャー調査」では、円安などの影響で原材料の仕入れ価格の値上げが続いたため、利益が減っているといった声が多く聞かれ、景気の現状を示す指数が6か月ぶりに悪化しました。
景気ウォッチャー調査は、小売店の従業員やタクシーの運転手など、全国の現場で働く2000人余りを対象に、内閣府が毎月、景気の実感を聞いて、指数化してます。
それによりますと、景気の現状を示す先月の指数は53.3で、前の月を0.3ポイント下回り、6か月ぶりに悪化しました。
これは、株価の上昇や、外国人旅行者の増加で都市部のデパートで売り上げが伸びているといった声が聞かれた一方で、円安などの影響で原材料の仕入れ価格の値上げが続き、利益が減っているという声がメーカーの担当者から多く聞かれたためです。
ただ、指数の下落幅が小幅だったことから、内閣府は「景気は、緩やかな回復基調が続いている」という基調判断は維持しました。
一方、景気の先行きを示す指数は54.5と前の月を0.3ポイント上回り、6か月連続の上昇となりました。
それによりますと、景気の現状を示す先月の指数は53.3で、前の月を0.3ポイント下回り、6か月ぶりに悪化しました。
これは、株価の上昇や、外国人旅行者の増加で都市部のデパートで売り上げが伸びているといった声が聞かれた一方で、円安などの影響で原材料の仕入れ価格の値上げが続き、利益が減っているという声がメーカーの担当者から多く聞かれたためです。
ただ、指数の下落幅が小幅だったことから、内閣府は「景気は、緩やかな回復基調が続いている」という基調判断は維持しました。
一方、景気の先行きを示す指数は54.5と前の月を0.3ポイント上回り、6か月連続の上昇となりました。