ミミの夢

デルフィニア戦記・登場人物

デルフィニア戦記の登場人物をほぼ登場順に列記してあります。
記載内容は以下の通りです

氏名(愛称,別名)
 キャラ需要度−★4つ以上は主要キャラ ☆は過去(回想)の人
 (登場年) 登場年齢→最終年齢
 身分、人柄、プロフィール等々


50音順INDEX

アーサー
アイク
アエラ姫
アザレイ
アスティン・ウェラー
アトス
アニイ
アヌア侯爵
アビー
アマロック
アランナ・セレーザ
アルク
アンガス
アンジー→アンジェリカ
アンジェリカ
アンテシュ
アントワーヌ殿下
イヴン
イゴール
インデルの里の行者
ヴァッツ→ヴァンツァー
ヴァンツァー
ウィロビー卿
ウィンコート
ウィンドラス提督
ウォル
ウォル・グリーク・ロウ・デルフィン→ウォル
ウズディラム
歌姫ユーロウ
厩番
ヴラーハ卿
ウルマン
ウルリック
エイミ
エヴェナ王女
エディ→リィ
エディス・マグダネル→マグダネル卿
エミール・ドラ→ドラ将軍
エメリオン
エラン
エリアス王子
エルマー・ゴールソン
エルンスト卿
エレイヌ
エレノア
エンドーヴァー子爵
エンドーヴァー子爵夫人→ラティーナ
オーク老
オーロン
おばば
オルテス
カーサ
カーストン公爵
カーストン伯爵夫人
ガスパー
カフィー卿
カリン
ガルシア
カルロス
ガレフ
ガレンス
ギース
キニスン
キャリー→キャリガン・ダルシニ
キャリガン・ダルシニ
キャントルミア家
キンブル
クインズベリー卿夫人
グライア
クラチウス
グラディス
グラハム卿
グラント→アイク
グリンダ→リィ
グリンディエタ・ラーデン→リィ
グルーデン男爵
グレイス夫人
グローブナー公爵夫人
黒駒→グライア
黒頭巾の骸骨
黒主→グライア
ケヴィン
ゲオルグ
ゲスケル
ゲットン子爵
ゲルーテ
ゴドー
ゴドフリー
コフィス
コリウス二世
ゴルディ
ゴドルフィン卿
コルビータ
コンフリー
サヴォア公爵→バルロ
サムス
サルジ
サング司令官
シーヴァス
シヴァ→シーヴァス
ジェームス・ウィロビー
ジェナー祭司長
シェラ
シャーミアン
シャーリー→シャーリーアレン
シャーリーアレン
シャロン→シャーリーアレン
ジャクセン提督
ジャンセン卿
ジャンペール卿
ジューディス
ジョヴァンニ卿の姉か叔母
ジョグ
ジョシュア
ジョスラン
ジョック・ドルイトン
ジョルダン・クレイス・ベリンジャー
シリル→ロザモンド・シリル・ベルミンスター
ジル
シルヴィ
スキャップ
ステファン
ステファン・ジュニア
スレイ
スレーヤ
スロイ卿
セーラ・グウィネス
セリエ卿
セルギウス
セレーザ
 →アランナ・セレーザ
 →パオロ・セレーザ
 →ピサロ・セレーザ
ゾラタス・ミンゲ
ダール卿
ダミアンヌ
タミュー男爵
ダリ
ダリエスの村長
ダルシニ
 →キャリガン・ダルシニ
 →デッサン・ダルシニ
 →ポーラ・ダルシニ
ダルトン
タルボ
チフォン
ティモア
デジー
テス夫人
デッサン・ダルシニ
デモン
デュシュネー卿夫妻
デュボー
テリーサ
ドゥメルグ
ドゥルーワ王
ドゥルーワ・ジエンタ・ヴァン・デルフィン→ドゥルーワ王
ドブナー夫人
トマス
ドラ将軍
トレヴィ伯爵
ナシアス・ジャンペール
ナジェック・ユンク
ニチェリー卿
ニモ
ヌアク
ノーマン
ノラ・バルロ→バルロ
ハーモット夫人
バーンズ
ハイオン公爵
バウアー
パオロ・セレーザ
パジャン
花街のジョイス
ハミルトン公爵夫人
ハルトマン
バルロ
ハンナ
ビアンカ
ビーパス
ピサロ・セレーザ
ビスチェス
ファロットの聖霊
 →オーク老
 →ジューディス
 →モイラ
ファロット伯爵
フェルナン伯爵
プライスリー卿
ブラン
プルートス
ブルーワント卿
ブルクス
プレスコット侯
フレッカ
ペールゼン侯爵
ヘザー・クロイドン
ベック
ベニー→ベネッサ
ベネッサ
ベリンジャー家
ベルミンスター公爵→ロザモンド・シリル・ベルミンスター
ベレー卿
ヘンドリック伯爵
ベントン家
ホァン
ボーシェンク公
ポーラ(母)
ポーラ・ダルシニ
ホーリー・ダルトン→ダルトン
ホールダネス公爵夫人
ホールデン公爵夫人
ボズウェル
ホルス
ボロゾフ公爵
ポンティウス寺院の新任司祭
マーカス
マーガレット
マイキー
マイルス
マグダネル卿
マグダネル卿の息子
マクマラン家
マリア
ミューレン
ミンス
メアシャム伯爵
メアリ
メイスン男爵
メッケル将軍
メルビス
メレンティン男爵夫人
メンドサ卿
モイラ
モントン卿
ユージン
ユーリー・ウルディス
ユーリディート伯爵
ユタ伯爵
ユベール
ヨアヒム
妖術師
ラヴィー→ルウ
ラウル
ラティーナ
ラティーナ・ペス→ラティーナ
ラメス王子
リィ
リック・エンドーヴァー→エンドーヴァー子爵
リップル卿
リプリー伯
リムズワース卿夫人
リュミエント卿→ステファン・ジュニア
料理長
リリア
リンク子爵
ルーファ→ルウ
ルーファス・ラヴィー→ルウ
ルーファセルミィ・ラーデン→ルウ
ルウ
ルカナン
ルフィア王女
レイモンド
レオン・ウェルヌス→レオン王子
レオン王子
レズリー
レット→レティシア・ファロット
レティー→レティシア・ファロット
レティシア・ファロット
レナ
レニー
レンツォ
ロザモンド・シリル・ベルミンスター
ロニア
ロバート
ロンゾ


ウォル(ウォル・グリーク・ロウ・デルフィン)

★★★★★★
(1) 24歳→30歳
第18代デルフィニア国王
黒髪黒い瞳、陽に焼けた顔立ち、豊かな長身、堂々たる体躯の偉丈夫
デルフィニア随一の武術の腕前を持つ優秀な戦士
フェルナン伯爵とスレーヤの実子としてスーシャで育つが、22歳のときにドゥルーワ王の庶子であることを明かされ1年後王位につく
実母の名前はポーラ
国王となって半年後にペールゼン侯爵の謀反により王位を追われ、その半年後にパラストのモザイでリィと出会う
リィと多くの味方の力を得て王位奪還に成功
リィを養女にして王女の位を与え、28歳のときリィと形だけの結婚
統率力に優れ、無私公正、それでいて王位など全く望んでいない
リィに幾度も助けられ、人間ではない「力」を見せつけられながらも、リィを心から理解し同盟者として親愛の情を注ぐ
リィと共に数多の戦いを経てタンガ、パラストを制圧し、デルフィニア王国を繁栄に導く

リィ(グリンディエタ・ラーデン/グリンダ/エディ)

★★★★★★
(1) 13歳→19歳
不思議な力を持つ異世界から落ちてきた少女 ラー一族
見事な金の長い巻き毛、深く輝く緑柱石の瞳、並はずれて整った顔立ち、バラ色の肌
男の子だったはずがこの世界に落ちてきたときに女の子の体になっていた
孤高のウォルに力を貸して王位に導き、皆に「バルドウ(闘神)の娘」と呼ばれ、王位奪還後はデルフィニア王女となり、17歳のときウォルと形式上の結婚をしデルフィニア王妃となる
粗野な身なり、乱暴な男言葉、突飛な行動で皆を困惑させるが、その戦いぶりから「戦女神」「妃将軍」と呼ばれ敬われる存在でもある
何があろうと自分を化け物扱いしないウォルを唯一の理解者であり同盟者と認めて力を振るい、数多の戦いを勝利に導いていった
この世界での役割を終え、迎えに来たルウと共に自分の世界に帰っていく
ラー一族には神話で語られるところの「闇」に力を与える「太陽」であると見られている
グリンディエタとは「白い太陽」の意
エディはルウのみに許す名前
(過去)
人間の親アーサー、マーガレットの間に生まれる
赤子のときにルウに託されボンジュイのラー一族に迎え入れられ、狼アマロックに育てられる
4歳のときはじめて狩りに出る 雌狼と恋をする
5歳のときに剣を習う
8歳のときルウ(15歳)に今の剣をもらう
9歳のときに養父アマロックを人間になぶり殺されて以来、人間嫌いが決定的になる
9歳のときルウに力を制御する鍵となる指輪をもらう
13歳の誕生日に額飾りをもらう

ナシアス・ジャンペール

★★★★★
(1) 27歳→33歳
ラモナ騎士団長 バルロの親友
デルフィニアのボーンズ・ビィの中流貴族で、家族は父ジャンペール卿、母テリーサ、嫁いだ妹2人、弟1人
肩に掛かる淡い髪、薄い水色の瞳、美しく秀麗な顔、優しい柔和な面差し、すらりとした痩身
デルフィニアでも屈指の剣の腕前、美技とまで言われる剣の使い手
楽器の腕前は相当なものだがその他の雅ごとはできない
常にウォルを支持し忠誠を誓う
副団長就任直後だった23歳のときに、病気の婚約者エレイヌと結婚するが20日後に死別し、一時気鬱の病になるほどの陰を心に抱えていたこともあり独り身を通していたが、妹アランナに結婚を考えるようせっつかれる
恋愛ごとに関してはバルロに「あいつの恋愛は恐ろしく地味で奥手で、まるで老人交友会の爺さんが婆さんに思いを寄せるようなしろもの」と言われるほどの奥手
バルロのとりなしと妹アランナの行動力で、どうにか相思相愛のラティーナとの結婚にこぎつける

ガレンス

★★★★
(1) 40過ぎ(ナシアスと一回り以上違う)→+6
ラモナ騎士団副団長
屈強な大男で豪戦士と呼ばれ不死身とさえ言われる
子供のリィに手合わせで負けるが、リィの力を素直に認める潔さを持っている
ナシアスに絶対的な信頼を置き、ナシアスの片腕として活躍
グラハム卿謀反のウィンザ戦ではナシアスの盾となり負傷

ドラ将軍(エミール・ドラ)

★★★★★
(1) 40過ぎ→+6
デルフィニアのロアに領地を持つ名門の伯爵 シャーミアンの父
中肉中背で鍛え抜かれた筋肉に覆われた体躯、厳しく引き締まった表情と鋭く輝く眼光は豪傑の容貌、頭髪は薄く額は禿げ上がっている代わりに豊かな髭をたくわえる
妻とは早くに死別し、一人娘のシャーミアンを女騎士として育てる
フェルナン伯爵の親友で、ウォルを赤子の時から知っていて、ウォル即位後は忠実な家臣の立場を貫く
一人前の口をきく子供のリィに最初は腹を立てるが、やがてその力を認め頼りにするようになる
数多の戦いでロア衆を引き連れて活躍

シャーミアン

★★★★★
(1) 17歳→23歳
デルフィニアのロアの伯爵令嬢 女騎士 ドラ将軍の一人娘
明るい栗色の髪、榛(はしばみ)色の利発そうな瞳の美しい少女
馬を乗りこなし5歳から父に剣術を習う
戦士の格好を好み、戦場にも出て活躍する反面、伯爵令嬢としてのたしなみも身につけている
ウォルとは幼い頃からの知り合いで妹のような存在
女であるがゆえに父の期待に応えられないことを悲しく思っている
イヴンに惹かれる自分に気づき自ら告白するが断られ、それでも自分の気持ちに従いイヴンと共に戦ううちに、イヴンから結婚を申し込まれ結婚

タルボ

★★
(1)
ドラ将軍の副官
ドラ将軍の忠実な腹心で、王位奪還の際にはドラ将軍と共に活躍

グライア

★★★★
(1) 4歳→10歳
ロアの黒主、あるいは黒駒と呼ばれるロアに住む野生馬
つややかな黒毛、見事な筋肉の張りの巨体、賢く威風堂々として人さえも威圧する
黒主は代替わりしながら100年以上も前からロアの主として存在、馬と共に生きるロアの衆に恐れられ敬われている
グライアは5,6代目の若い馬
リィの愛馬となり、リィが自分の世界にいた黒い天馬の名を付けた
人間の誰にも懐かずリィ以外の騎乗を許さない
自分の意志でリィのもとを訪れ、リィと共に幾多の戦場を駆ける

バルロ(ノラ・バルロ)

★★★★★
(1) 22歳→28歳
ティレドン騎士団長 サヴォア公爵 ナシアスの親友 母アエラはドゥルーワ王の妹
黒髪黒い瞳、鍛え抜かれた痩身、野性的で陽に焼けた顔立ち、常に皮肉混じりの狡猾な笑みを浮かべる
陽気で猛々しく享楽的で剽悍、無類の毒舌家、雅ごとは何でもこなし、火遊び上手で数々の浮き名を流す
18歳でグラスメア卿からサヴォア公爵となって以来、サヴォア一族の長として君臨する
王位に据えようとするペールゼン侯爵やアエラに逆らい断固として王冠を拒絶
ウォルを従兄上(あにうえ)と呼んで慕い、ウォルに対し臣下の立場を貫き通し忠誠を誓う
イヴンとは犬猿の仲で顔を合わせれば言い合いになるが口論を楽しんでいる感もある
かねてよりの婚約者ロザモンドとすったもんだの末、結婚にこぎつけ2児(ユーリー、セーラ)をもうける
ノラは女性名、サヴォア家では代々跡継ぎに女の名をつける習わしがある

カーサ

★★★
(1) 60過ぎ→+6
サヴォア公爵家の執事
バルロの家族同様の爺やで、バルロに長年仕えている
出過ぎた真似はしないが、時には主をやんわり諫めることもある

アスティン・ウェラー

★★★
(1) 35歳→41歳
ティレドン騎士団副団長
淡い栗色の髪、薄茶色の瞳、色白端正な顔立ち
穏和で控えめ、冷静沈着な戦いぶりで、激情型のバルロを抑える役でもある
古書にかけては見識家

ヘンドリック伯爵

★★★★
(1) 55歳→61歳
デルフィニアの貴族
薄い頭髪
曲がったこと、臆病なことが嫌い、勇猛果敢な武人で槍の名人
国内屈指の豪傑で、政府軍側で戦ったリィとの一騎打ちでもその豪傑さをかいま見せる
最後のタンガ・パラスト大戦では長男32歳から末息子20歳までが共に出陣

アヌア侯爵

★★★★
(1) 45歳→51歳
近衛兵団指司令官 デルフィニア国内でも屈指の大貴族
すらりとした立派な体格と雄々しい美男顔
部下思いで公明正大、人望があり近衛兵団をまとめるにふさわしい人物
学問好きの風雅人
最後のタンガ・パラスト大戦では10代の若者の長男と次男が近衛一小隊を率いる

ブルクス

★★★★
(1) 50がらみ→+6
デルフィニアの宰相 革命政府支配下のときは侍従長
顔も体もひょろりと痩せていてまるで風采が上がらない
温厚な人柄を表すように物腰言葉遣いも丁寧で柔らかい
ドゥルーワ王の統治期間には優れた政治手腕を発揮した国王の懐刀
有能な外交官として国内外に知られる
ウォルがパラストの捕虜となった際の交渉ではその手腕を遺憾なく発揮

カリン

★★★★
(1) 50がらみ→+6
デルフィニア王宮の女官長
きっちり結い上げた半白の頭、小柄でふっくらとしている
コーラル市内中流貴族ティモアの娘
ルフィア王女の侍女をしていた頃に結婚するが、4ヶ月後に夫ノーマンを病で亡くし、半年後の11月に息子ユベールを出産
ウォルの母ポーラの力となり、生まれたばかりのウォルを3ヶ月育てた
ウォルの王位奪還では見事な大役を果たし、ペールゼン侯爵を追いつめる
王宮の裏向きの一切を取り仕切り、ウォルの妃や世継ぎのことで頭を悩ませる

ユベール


(1)
カリンの息子
生まれて間もなく死去

ティモア


(1)
カリンの父 コーラル市内中流貴族

ノーマン


(1)
カリンの夫 デルフィニアのカピアの貴族

フェルナン伯爵

★★★
(1)
ウォルの養父 デルフィニアのスーシャの領主 ドラ将軍の親友 妻スレーヤは亡くなっている
物静かで博学、武術の達人、謙虚だが頑固者
ドゥルーワ王から預かった赤子のウォルを22年間我が子として育てる
ウォル追放後、王子王女暗殺の疑いでペールゼン侯爵に捕らえられ北の塔に投獄される
リィに助け出されるが拷問による衰弱が元で死亡

スレーヤ


(1)
ウォルの養母 フェルナン伯爵の妻
病弱な美しい人で、ウォルが12歳のときに死亡

イヴン

★★★★★
(1) 23歳→29歳
タウ北ベノアの村の副頭目
きれいに刈り込まれた淡い金髪(バルロは麦わら頭と呼ぶ)、碧い瞳、すらりとした長身、日に灼けた金褐色の肌を黒衣に包む
ウォルの幼なじみで、昔はウォリー、イヴと呼び合った仲
スーシャで生まれ育ち、海賊や山賊を経てタウに住み着き、ベノアの頭目ジルに見込まれ副頭目となる
ギルツィ山で王位奪還に向かうウォルと5年ぶりに再会し、それ以降ウォルの力となってタウの自由民を率いて多くの戦いで活躍、デルフィニアを勝利に導く
王位奪還の際には親衛隊長を務め、後に独立騎兵隊長と名を改める
なじみの娼婦は数知れず、コーラルではシッサスに出入り
貴族といった肩書きを嫌い、シャーミアンを気に入りながらも一度は結婚を断るが、シャーミアンの強い信念に折れ、自分から結婚を申し込み結婚する
ゲオルグとビアンカの子で、ジルとも浅からぬ繋がりがあった(ただ、黒髪黒い瞳の2人から金髪碧い瞳が生まれるかは疑問)

ジル

★★★★★
(1) 43歳→49歳
タウ北ベノアの村の頭目
黒髪黒い瞳、知性を秘めた鋭い眼光、細い鋼のように引き締まった長身、細面で彫りの深い精悍な顔立ち、顎髭と形のいい口髭、浅黒く灼けた肌
17歳のとき家を飛び出しジョルダンの名を捨てタウの自由民として生きる
ゲオルグの親友でビアンカを取り合ったことも
ゲオルグが片足を失ったことに責任を感じそれ以来会っていない
ふらりとタウにやってきたイヴンをゲオルグの子とは知らずに目をかけ副頭目にする
タウをウォルに託すことを決めデルフィニアに力を貸し、タウの自治を得る
タウ西峰ロムの頭目ベネッサの娘アビーと結婚

マイキー

★★
(1) 30代半ば
タウ西アサンの村の男
イヴンが王位奪還に向かったことをジルに伝える

ブラン

★★
(1) 40がらみ
タウ北ツールの村の組頭 後に頭目
頬髭と顎髭に囲まれたいかつい顔
王位奪還の際には親衛隊士を務める

ニモ


(1)
タウ北側カジクの村の男
王位奪還の際には親衛隊士を務める

フレッカ


(1) 40がらみ
タウ北西ヌイの村の組頭
王位奪還の際には親衛隊士を務める

サルジ


(1)
タウ北東レントの村の男
王位奪還の際には親衛隊士を務める

ジョグ


(1)
タウ東ソベリンの村の男
王位奪還の際には親衛隊士を務める

ダリ


(1)
タウ東峰アデルフォの村の男
王位奪還の際には親衛隊士を務める

アザレイ


(1)
タウ東南ペトルの村の頭目
王位奪還の際には親衛隊士を務める

セリエ卿

★★
(1)
デルフィニア南部のポートナムの領主
王位奪還の際にはウォルを支持しながらも援軍要請を一度は断るが、ラモナ騎士団の援軍を見て援軍として立ち上がる
以後もウォルの力となって活躍
スケニア大艦隊襲来の際にはナシアスに代わりビルグナを守るがパラスト軍に奪われる

ニチェリー卿

★★
(1)
デルフィニアのミンスの領主
王位奪還の際にはセリエ卿に続いて早くから国王軍を支持し、以後もウォルの力となって活躍

ルカナン

★★
(1)
近衛兵団第一軍第二連隊所属大隊長 王位奪還後に近衛兵団第一軍第二連隊長
筋骨たくましい体の武人
王位奪還の際、政府軍として戦いワイベッカー城戦で国王軍に捕らえられる
同僚でありながら汚い手で成り上がったサング司令官に苦汁をなめさせられていた
若い頃北の塔に勤務していたことがあったため、フェルナン伯爵奪回にかり出される
いつも怒っているような話し方をする人で、リィに対してもはっきり物を言うが言葉に裏表がない

デュボー


(1)
ウォル王に忠誠を尽くすデルフィニアの官僚

ロンゾ


(1)
ウォル王に忠誠を尽くすデルフィニアの官僚

エメリオン


(1) 24歳→30歳
ウォル王に忠誠を尽くすデルフィニアの官僚
ブルクス配下の優秀な官僚で、ボナリス・ケイファード攻めの際には国王重臣不在のコーラルの内政を守る

ウィンコート


(1) 30歳前後→30代半ば
ウォル王に忠誠を尽くすデルフィニアの官僚
ブルクス配下の優秀な官僚で、ボナリス・ケイファード攻めの際には国王重臣不在のコーラルの内政を守る

ダール卿

★★★
(1) 40代半ば→4年後(没)
デルフィニア西部のウィンザの領主
堂々とした体格をしている
王位奪還の際にはペールゼン侯爵に味方し、ウォルを罠に掛けウィンザ城にてリィ共々焼き殺そうとするが失敗
後にオーロンの誘いに乗り再び謀反を起こすが失敗し処刑される

ペールゼン侯爵

★★★
(1) 50がらみ
革命政府の首謀者 デルフィニアの貴族
白くなりかかった髪を刈り込む、形のいい口ひげ、背筋の通った大柄な体躯
文武両道、すぐれた知恵者、人柄も温厚で交際上手
タンガから嫁いだ王女に気に入られ側近となり先代ペールゼン侯爵の女婿となった
謀反を起こしウォルをデルフィニアから追い出し政府の実権を握る
ウォルの身上を暴き出し廃位に追い込もうとするが失敗し、ウォルに倒される

ジェナー祭司長

★★
(1)
革命政府の参謀 デルフィニアの祭司長
でっぷり太った顔
ペールゼン侯爵の配下となって動く
北の塔に捕らえられたフェルナン伯爵を拷問した張本人で、ウォルに倒される

サング司令官

★★
(1)
革命政府の参謀 革命政府時の近衛兵団司令官
赤ら顔の屈強な大男
謀反の際にはペールゼン侯爵を一の郭に手引きし、その報酬として大隊長から異例の昇格をして司令官となり、近衛兵団を配下に収めた
ペールゼン侯爵に利用されマレバ前哨戦でウォルに討ち取られる

タミュー男爵

★★
(1)
革命政府の参謀 デルフィニアの貴族 チフォンの父
家柄は成り上がりで高利貸しで富を築く
革命政府の財務長官と国内の貴族を統括する重職を担う
ペールゼン侯爵に用済みと判断され捨て置かれる

チフォン

★★
(1) 27歳
革命政府の参謀 タミュー男爵の息子
妙に優しげな猫なで声を出す
伯爵位を手に入れようとシャーミアンに言い寄るが逃げられる
ペールゼン侯爵に用済みと判断され捨て置かれる

ベレー卿


(1)
デルフィニアの貴族 メディオラ郡に所領を持つ
ヘンドリック伯爵とリィの一騎打ちの際の審判役の1人
王位奪還の際にはマレバ前哨戦で政府軍として戦い国王軍に退けられる

ジャンセン卿


(1)
デルフィニアのピオニー郡の大領主
王位奪還の際にはマレバ前哨戦で政府軍として戦い国王軍に退けられる

ガレフ


(1)
ギルツィ山の山賊の首領
タウの民を名乗って悪さを働くが、ウォル、リィ、タウの男達によって捕らえられる

アマロック

☆☆
(1)
リィの養父
立派な黒い毛皮と鋭い牙を持つ狼で人間にも変身できる
リィが9歳のときに仲間をかばいリィの目の前で人間に殺された
妻は白狼のシルヴィ

シルヴィ


(7)
アマロックの妻
ルウがアマロックに紹介した白狼

アーサー


(7)
リィの人間の実父

マーガレット


(7)
リィの人間の実母

ドゥルーワ王(ドゥルーワ・ジエンタ・ヴァン・デルフィン)

☆☆
(1)
第17代デルフィニア国王
黒髪黒い瞳、立派な体格
人々に敬われる明賢王
思慮深く冷静でめったに感情を吐露しない
ポーラを心から愛し、ポーラの望み通りにウォルを王宮で育てることをせず、養い親としてフェルナン伯爵を選んだ
50歳前に病で死去
パラスト王女との間にもうけた嫡子はレオン王子、ルフィア王女
タンガ王女との間にもうけた嫡子はエリアス王子、エヴェナ王女
実弟はドゥルーワ王より前に死去、その娘2人はウォル27歳時点で11,12歳ぐらい

レオン王子(レオン・ウェルヌス)


(1)
デルフィニア王国の第1王子 ドゥルーワ王の嫡子 母はパラスト王女
出来の悪い放蕩王子 鈍才で頭の中には女と酒と賭博のことしかない上それらを楽しみとしておく分別もない
落馬事故で死去(ファロット一族による暗殺) 享年20歳

エリアス王子


(1)
デルフィニア王国の第2王子 ドゥルーワ王の嫡子 母はタンガ王女
病弱な王子
病で死去(ファロット一族による暗殺) 享年8歳

ルフィア王女


(1)
デルフィニア王国の第1王女 ドゥルーワ王の嫡子 母はパラスト王女
病で死去(ファロット一族による暗殺)

エヴェナ王女


(1)
デルフィニア王国の第2王女 ドゥルーワ王の嫡子 母はタンガ王女
病で死去(ファロット一族による暗殺)

ポーラ(母)

☆☆
(1)
ウォルの実母 貧しい農民の娘 父はアルク
王宮の馬屋番をしていたとき、タンガ王女と結婚する前のドゥルーワ王に見初められる
12月にウォルを生み、2ヶ月後王宮を追われ故郷ウェトカに帰る
1月下旬池に落ちて死亡 享年20歳 国王在位10年祭の年

アルク


(1)
ポーラ(母)の父

ヘザー・クロイドン


(4)
先代サヴォア公爵 バルロの父 アエラの夫
バルロが18歳のときに死亡

マグダネル卿(エディス・マグダネル)

★★★
(4) 48歳
デルフィニアのエブリーゴの大貴族(サヴォア一門) バルロの叔父(父の実弟)
引き締まった痩躯、やや面長の顔、鋭い視線、高貴の生まれの品の良さと年齢にふさわいいい落ち着きと貫禄を持つ
アエラと通じ、ウォルを追い落とそうと画策
リィの暗殺をファロット一族に依頼し、タンガを引き入れ謀反を起こそうとするが、バルロによって討ち取られる

マグダネル卿の息子


(4) 22歳
デルフィニアの貴族
父の死の際には軍勢を起こすがバルロによって討ち取られる

メイスン男爵


(4)
デルフィニアの貴族
マグダネル卿と連絡を取るゾラタスの侍従と通じる

ゲットン子爵


(4)
アルベイレス州在住のタンガの子爵
マグダネル卿と連絡を取るゾラタスの侍従が入出国の際に使った名

アエラ姫

★★★
(4) 45歳→48歳
バルロの母 ドゥルーワ王の実妹
黒髪、きつい眼差し、色白の整った顔立ち、若い頃から美貌を謳われる
気位が高く派手好み、かつての権勢にのみ固執し、家臣であるサヴォア家に降嫁したことが気に入らず先代サヴォア公爵との仲も悪かった
血統重視の思想が強く、庶子のウォル王を絶対に認めようとしない
我が子バルロを何としても王位に据えようと画策
マグダネル卿と通じウォル暗殺の謀反を企てるがバルロによって阻止される
その後パラストのオーロンとウォル廃位の密約を交わしたことが発覚し、ブラシアの屋敷に終身蟄居の身となる

シェラ

★★★★★
(4) 16歳→19歳
ダリエスの行者(ファロット一族) 密偵、暗殺技術を仕込まれた少年
やわらかな紫の瞳、腰にかかるほど長く純白に近い銀色の髪、雪白の肌
女を装い女官として王宮に入り密偵を働くものの、リィに正体を見破られ暗殺しようとするが失敗
新たに下ったリィの暗殺命令も全て失敗するうちに、マグダネル卿暗殺の命令が下りヴァンツアーと対峙することになる
その後ダリエスの里が破棄され、よりどころを失ったシェラはファロットの聖霊によってリィに託される
命令に従うことでしか生きられなかったが、リィと共に過ごすうちに自分というものに目覚めていく
リィの人間離れした本性に恐れを抱きながらも、常にリィの側に仕え、多くの働きをする
唯一の同胞とも言える強敵ヴァンツアーを倒し、ファロット伯爵(実父)を倒してファロット一族を消滅させ、ファロットの呪縛を断ち切った
ファロットの聖霊や魔法街のおばばはシェラを「月」であると見ている

ヌアク


(4) 50歳近い
本宮に努める弓矢番 シェラとダリエスの里との連絡係
若い頃に妻を亡くして以来独り身とのふれこみ
シェラを弟の娘として王宮に入れる

ゴルディ

★★
(4)
パキラ山ルブラムの森に棲む狼
金色の目に灰色の毛皮
リィの友達で西離宮に姿を現す
グライアとは犬猿の仲
リィとレティシアが最初に対峙した際にリィの助けに現れる

厩番


(4) 60過ぎ
コーラル城の厩舎の責任者
王家の馬を一手に世話している初老の男、馬に人生を捧げている
グライアが世話を許す
グライアに惚れ込み器量よしの雌馬(大きな優しそうな眼をした栗毛)を掛け合わせたがっている

おばば

★★
(4)
本物の魔法街の住人
皺だらけの顔に歯の抜けた口の老婆、黒い頭巾をすっぽり被っている
リィに度々助言を与え、また忠告する
全てを見通す力を持つが、魔法に携わる者として現世に関わることなく中立の立場を守る

黒頭巾の骸骨


(4)
魔法街の道案内
リィに脅され震え上り、それ以来リィが来るときは姿を現さない
初めてウォルが来たときには、少しも怖がらないウォルに意気消沈する

ポンティウス寺院の新任司祭


(4) 40歳そこそこ
ダリエスの導師
シェラにリィ暗殺についての指示を与える

ダリエスの村長


(4)
ダリエスの宗師
独断でマグダネル卿暗殺を仕組んだため、ファロット一族によりダリエスの里を破棄され死亡

オーク老

★★
(4)
ファロットの聖霊
ぼろをまとい禿頭に長い顎髭、顔に皺の杖をついた老人
シェラをリィに託し、その後もシェラの危機をリィに知らせに現れる

ジューディス

★★
(4)
ファロットの聖霊
波形にうねる金髪のおかっぱ頭の愛らしい少女、青い瞳、顔だけの姿
レティシアと約束した仲
最初にシェラに姿を見せたときは、肩までの巻き毛でふっくらとした頬の14,5の神官見習いの少年に姿を変えていた

モイラ

★★
(4)
ファロットの聖霊
黒髪、黒曜石の瞳、血のような唇の27,8に見える女性、肉感的な上半身だけの姿
ファロット一族の宿命(さだめ)の女神を名乗る
最初にシェラに姿を見せたときは、頭から黒い布を被った大柄な老婆に姿を変えていた

ファロット伯爵

★★
(4) 40歳前後→3年後(没)
暗殺集団ファロット一族の族長 スケニアの有力貴族
銀の髪、薄い灰色の銀にも見える瞳、肩は広く腰は細く、りゅうとした男ぶりの美男子、抜けるような白い肌
世を見通す聖霊の力を使い、コリウス二世の政策をさりげなく方向修正してスケニア王国を導くが、最後はシェラに倒される

コリウス二世


(4)
第6代スケニア国王
愚昧な国王で、中央の覇者となる夢ばかりを追うが現実が伴わない
ファロット伯爵が上手く操ることで政権を保っていられた

ヴァンツァー(ヴァッツ)

★★★★
(4)
ファロット一族
黒髪、黒に近い濃い藍色の瞳、鋼の強さを持った美貌の妖艶な顔
レガの行者(ファロット一族)だったがデルフィニアの魔の5年の頃にレガの里は破棄され、仕事(ユタ伯爵暗殺)から戻ったヴァンツアーは死ぬことが出来ずにそれ以降ファロット伯爵の下で動く
マグダネル卿暗殺の命令を受けてエブリーゴに向った際にシェラと初めて対峙する
自分と同じく里を失っても死ななかったシェラをつけねらい、最後にはシェラに倒される

アトス

★★
(4)
ファロット伯爵邸の庭師をする老僕 族長の教育係をする導師
実際はファロット一族の実力者

ゾラタス・ミンゲ

★★★★
(4) 45歳→48歳(没)
タンガ国王
一筋の乱れもなくなでつけた髪、針のような鋭い眼、男性的な整った顔立ち、形のいい口髭、やや細身ながら筋肉質の長身
短気で激情家だが現実主義者、合理主義者で、冷静に物事を計算する鋭い眼も持つ
能力を重視した昇進や人事を行い、無能な部下は切り捨てるが自分の地位を脅かす存在は許さない
勇猛、峻烈な人格で部下には非常に恐れられている
気まぐれなところもある
父プルートス(先代タンガ国王)のやり方を改め、即位して20年の間に豪族との抗争を繰り返し平らげていった
悪人に対して徹底した懲罰を科すことで荒れた領内を平穏に導く
新産業を奨励、治山治水、灌漑工事など政治的に有利となるものを実践、農民を手厚く保護、商業を発展させ民の生活を豊かにするなど、タンガの発展に尽力
稔り豊かなポリシア平原を我がものにしようと狙い、幾度となくデルフィニア王国に戦いを挑んだが、ボナリス戦でリィによって討ち取られる
嫡子は男子2人(死去)、ナジェック、ビーパス 庶子に男子2人がいる

オーロン

★★★★
(4) 38歳→41歳
パラスト国王
中背、やや太り気味
贅沢好きで金に糸目をつけずにペンタスから贅沢品を運ばせている
美女を好み享楽的な性格
豪傑でも英雄でもないが煮ても焼いても食えない古狸、気の長い二枚舌
奸計の持ち主として知られる悪巧みの名人、身内の命さえも平気で差し出す
堅固な傭兵、非常に用心深いく確実を好む性格、粘っこい戦い方で戦に強い
タウの秘密を知り何としても自分のものにしようと、デルフィニア西部の貴族をそそのかして謀反を起こさせウォルを捕虜とするが、弟ボーシェンク公の失態により失敗
王宮にまで忍び込み脅しをかけてきたリィに恐怖し、ファロット一族(レティシア)に暗殺を依頼する
仲の悪いタンガと同盟を結んでまでタウを手に入れようとしたが、デルフィニア軍にアヴィヨンまで攻め込まれ、モザイ戦にて降伏する

ラティーナ(エンドーヴァー子爵夫人/ラティーナ・ペス)

★★★★
(4) 推定30歳(30歳前後、ナシアスと同年代といった記述から)→33歳
スーシャ時代のウォルの恋人 ウォルの押しかけ愛妾
青みがかった淡い印象の黒髪、若草色の瞳、大柄だがこづくりな顔、白い肌
故郷はテバ河を越えたところにある小さな公国
10代で結婚し2ヶ月も経たないうちに夫が脳炎で死亡
未亡人となりスーシャに移り住みウォルと知り合う
ウォルは結婚まで考えていたがウォルの心が掴みきれずに逃げ出す
後にパラストのソブリンのエンドーヴァー子爵と結婚するが、エンドーヴァー子爵が馬車の事故に巻き込まれ寝たきりとなる
そこをパラストにつけ込まれ、ウォルの押しかけ愛妾となって諜者をさせられるが、リィの活躍によって自由の身となる
エンドーヴァー子爵が事故後半年で死亡したことを期に愛妾を辞し、一の郭の離宮(芙蓉宮)からコーラル郊外の屋敷(ウォルからの下賜)に住まいを移す
やがてナシアスと相思相愛となるが、2人の夫に先立たれたことでナシアスとの恋に踏み出せず、常に距離を置いて友人として接していた
求婚するナシアスから逃げようとするところをバルロに説得されナシアスとの結婚を決意する

エンドーヴァー子爵(リック・エンドーヴァー)


(4) 30歳を越したばかり
パラストの貴族 ラティーナの2番目の夫
色白金髪碧眼の美男子
馬車に巻き込まれる事故で寝たきりとなり、オーロンの手先に囚われの身となっているところをリィに助け出される
アレザイアのスペンロウ卿の名でコーラルに連れてくるが1ヶ月後(事故後半年後)に様態が悪化し死亡

ナジェック・ユンク

★★★
(4) 22歳→25歳(没)
タンガ王国の第3王子 ゾラタス王の嫡子
白く炯々とした眼光、唇は厚く濡れていて、岩を削ったような魁偉な容貌は精力と自信が漲る
美男子ではなく好感が持てる顔でもない
立派な体躯と精悍な風貌と数々の武勇を誇り、気性も激しく活力に満ちている
短気でわがまま、自分の体面しか考えない利己主義者、怒りにまかせて部下を手打ちにする
傲慢、尊大、自分の生まれや身分に絶対の自信と自負を持ち、度の過ぎた矜持を異常なまでに重んじる
ゾラタス王の第1王子、第2王子はすでに死去しているので次期国王
ランバー戦にて小娘のリィに負け屈辱的扱いを受けたことを執念深く根に持ち、リィにも屈辱を味わわせようとする
ゾラタス王の死後、即刻国王として即位するが、ケイファード戦の思慮に欠ける合戦でリィに討ち取られる

コンフリー


(5) 42,3歳→44,5歳
クリサンス騎士団長
タンガとの国境に位置するランバー砦を守る国境防衛の責任者で、10年近くタンガの侵攻を阻み続けた
実直で責任感が強い武将
ランバー戦の苦しい籠城に耐え、ランバー砦を死守する

メッケル将軍


(5) 50歳
タンガの勇将
黒髪、鍛え上げた体躯
ゾラタスの側近中の側近で、ランバー戦にて総大将を任される
ツールのブランにより討ち取られる

マーカス


(5) 60歳を越す老齢
タウ東ソベリンの村の頭目 タウ東峰の長老
長身痩躯、細く尖った顎髭、枯れた学者のような風貌の知恵者
タウの東峰の村を20年以上束ね、配下に対する影響力は絶大

パジャン


(5) 60歳を越す老齢
タウ東峰アデルフォの村の頭目
残り少ない頭髪、真っ白な短い髭、赤銅色の肌、がっしりした顎、目を見張るような巨漢
タウの東峰の村を20年以上束ね、配下に対する影響力は絶大

ブルーワント卿


(5) 70過ぎ
デルフィニアの貴族 バルロの大叔父(祖父の末弟)
国内屈指の豪族でサヴォア一族の実力者
真っ白な眉、かくしゃくとし、かれた声にも張りがある
バルロとロザモンドの結婚を推し進める
最後のタンガ・パラスト大戦で13歳の孫が初陣に出る

モントン卿


(5)
デルフィニアの貴族 バルロの大叔父(祖父の兄弟)の娘婿
国内屈指の豪族でサヴォア一族の知恵者
温厚篤実、穏やかで人柄も優れている 同世代親族達のまとめ役
バルロとロザモンドの結婚を推し進める
絵の腕前は玄人裸足と賞賛されている(外伝より)

カフィー卿


(5)
デルフィニアの貴族
国内屈指の豪族でサヴォア一族の一角をなす

ロザモンド・シリル・ベルミンスター

★★★★
(5) 27歳→29歳
ベルミンスター公爵 バルロの婚約者
アッシュ・ブロンドの短い髪、灰色がかった青い瞳、すらりとした体の長身、広い肩幅、怜悧な顔立ち
武道乗馬をたしなみ、知性と確固たる信念の持ち主
ベルミンスター家はサヴォア家と肩を並べるデルフィニアの名門貴族
異母弟ステファン(先代ベルミンスター公爵)と父レズリー(先々代ベルミンスター公爵)を相次いで亡くす
バルロと婚約していたが、異母弟ステファンの死に殉じるようにして女であることを捨て、甥のステファン・ジュニアが成年するまで爵位を預かる
髪を切り常に男装してシリルを名乗り(シリルは男の名)、バルロとの結婚を頑なに拒んできたが、懐妊をきっかけに結婚に踏み切る
双子の男女(ユーリー、セーラ)を出産後バルロと結婚
数多の戦にはベルミンスター一門を率いて出陣し力となる
ベリンジャー家の所領であるポリシア平原の管理を任されていたが、ロザモンドはベリンジャー家唯一の後継者である長男ジョルダンの行方を捜し、ベノアのジルに行き当たる

レズリー


(5)
先々代ベルミンスター公爵 ロザモンドの父
荒武者レズリーと呼ばれ、ポリシア平原を巡って20年間ゾラタスと渡り合った
跡継ぎと期待したステファンの死の半年後に死亡(60過ぎ)

ステファン


(5)
先代ベルミンスター公爵 ロザモンドの異母弟(2歳年下)
文武両道の立派な若者
ベルミンスター公爵レズリーの庶子として生まれる
母は小身豪族でレズリーの愛人
ベルミンスター公爵夫人が亡き後、12歳のときに母が正妻として迎え入れられ、14歳の時に正式に後継者となる
優しく美しい異母姉に密かに思いを寄せていた
カーストン公爵令嬢と結婚し、爵位を継いで3ヶ月後に急死 享年20歳
嫉妬でロザモンドを殺そうと妻が用意した杯を誤って飲んだことによる毒死
妻は半年後に息子ステファン・ジュニアを生んで死亡

カーストン公爵


(5)
デルフィニアの貴族
ステファンの妻の出身家

ステファン・ジュニア


(5) 4歳→6歳
ステファンの息子 ロザモンドの甥
ステファンの死の半年後に生まれ、母は生んですぐに死亡
次期ベルミンスター公爵の証であるリュミエント卿を名乗る

アランナ・セレーザ

★★★★
(5) 25歳→27歳
ナシアスの妹
青い瞳、丸顔、美人ではないが健康的ないきいきとした表情、小柄で丸っこい体つき
おてんば、天真爛漫、行動派
ナシアスを慌てさせる唯一の存在
17歳でピサロと結婚し、南の小国フリーセアに嫁ぐ
夫ピサロの仕事の都合で、2人の息子デジー、レニーと共にコーラル市内に越してきたが、レガの里を失ったばかりのヴァンツァーを見知っていたためにファロット一族の暗殺者に狙われ、リィの配慮により二の郭内に移る
ちっとも進まないナシアスとラティーナの恋いにやきもきする

デジー


(5) 5歳→7歳
アランナの息子

レニー


(5) 3歳→5歳
アランナの息子

エレイヌ

☆☆
(5)
ナシアスの妻 アランナの幼なじみ
色白で細くおとなしそうに見えるが芯の通った少女 美人
15歳で21歳のナシアスと見合いをし、18歳で結婚することになっていた
17歳のとき胸の病を発病、わずか3ヶ月で死去
エレイヌの願いで死の直前20日間だけナシアスの妻となり、ナシアスの腕の中で亡くなる
そのことが長くナシアスの心を縛り付けることになった

コフィス


(5)
テラン公国人を名乗るパラスト諜者の偽名
ラティーナの亡き父の友人の紹介状(偽手紙)を持参して、ラティーナに接触してきた人物
本当の目当てはリンク子爵邸でのデルフィニア王宮内の醜聞や噂の情報収集で、ラティーナはついでだった

メレンティン男爵夫人


(5)
ロザモンドが知るバルロの火遊びの相手

ホールデン公爵夫人


(5)
ロザモンドが知るバルロの火遊びの相手

グレイス夫人


(5)
ロザモンドが知るバルロの火遊びの相手

歌姫ユーロウ


(5)
ロザモンドが知るバルロの火遊びの相手

ドブナー夫人


(5)
ロザモンドが知るバルロの火遊びの相手

ジョヴァンニ卿の姉か叔母


(5)
ロザモンドが知るバルロの火遊びの相手

花街のジョイス


(5)
ロザモンドが知るバルロの火遊びの相手

グラディス


(5)
ロザモンドが知るバルロの火遊びの相手

ジョシュア

★★
(5)
ラモナ騎士団の新米騎士
最後のタンガ・パラスト大戦の頃には結婚を約束した娘(貴族の館に勤める亜麻色の髪の小間使い)ができる

マイルス


(5)
ラモナ騎士団の新米騎士

ポーラ・ダルシニ

★★★★
(5) 推定22歳(20歳の娘、アランナと歳が近い、といった記述から)→24歳
地方(メイバリー村)の小身貴族の令嬢
薄茶色の髪、茶色の瞳
テス夫人、庭師ベックと共にパキラ山脈に連なる山中のダルシニ邸に住む
父デッサン・ダルシニは数年前に亡くなり、母も早くに亡くなり母親代わりの心境で弟キャリガンの面倒を見る
かわいい小栗鼠のような娘だが、家を切り盛りする姿は意外にたくましく、横乗りの騎乗などはかなりのもの
最初のタンガ・パラスト大戦後の祝勝会でウォル、リィと出会い、父の死などで延び延びになっていた結婚が破談になってしまったことをきっかけに、大騒動の末、ウォルの愛妾となる
ウォルを一途に愛し、可愛がってくれるリィを心から慕う

キャリガン・ダルシニ(キャリー)

★★★
(5) 17歳→19歳
ポーラの弟 ティレドン騎士団の見習い
金髪、大きな茶色の目、整ったかわいい顔立ち、リィより頭半分ぐらい背が高い、細身だがある程度鍛えられた体
単純で負けず嫌い、少年らしい功名心を持つ
文句を言いながらも姉思いで、冬には山ごもりする家に帰って手伝ったり、ポーラの婚約破棄に怒って相手に決闘を申し込もうとまでした

テス夫人

★★
(5)
ダルシニ家の家政婦
小太り、白髪頭をきっちりまとめている
デッサン・ダルシニの代から30年仕え家族同様
愛妾となったポーラと共にコーラルに来る

ベック


(5)
ダルシニ家の庭師
ポーラがコーラルに来る際に暇を出す
ポーラが家族以外で口をきいたことのある2人の男の人に数えられる

トマス


(5)
ダルシニ家に塩漬けの魚を売りに来る商人
ポーラが家族以外で口をきいたことのある2人の男の人に数えられる

デッサン・ダルシニ


(5)
ポーラの父
ドゥルーワ王が友軍とはぐれた際に王を命がけで守り通した猛者
数年前に死去

ケヴィン


(5)
ゾラタスの若い家来
メルビス州出身 ドート村(西にタウ)から5カーティヴに住んでいた
ゾラタスの命によりタウについて知る者を探し出し、ドート村でゾラタスに会わせる

プルートス


(5)
ゾラタスの父 先代タンガ国王
群雄割拠の状態のタンガで、国内の貴族を懐柔するため娘を縁づけたり、大して力のない者でも重用したりして機嫌を取り、離反させないようにしていた

リンク子爵


(5)
デルフィニアの貴族
ラティーナに接触を図った人物コフィスが出入りし情報を集めていた家
本人は国王に忠実な人だが、母はアエラの親しい友人

トレヴィ伯爵


(5)
リンク子爵の伯父(母の兄)
王妃に対し不満があるが国王には表面上忠実

ハンナ


(5)
リンク子爵邸(コーラル城二の郭内)の小間使い
リンク子爵の情報を得ようとシェラが接触した

レティシア・ファロット(レティー/レット)

★★★★
(5) 23,4歳→2年後(没)
ファロット一族
金茶の髪、飴色の瞳(初出では「黒い目」との記述があるが?)、麝香猫の目、色白で整った顔に目だけが大きく煌めく、唇の端を吊り上げ不敵に笑う、肩が細く痩せていて男としては小柄な部類
少年のレティシアをファロットの聖霊がファロット一族に連れてきた
リィと対等に戦える暗殺技術の持ち主
リィの暗殺を請け負うが、ファロット一族の消滅と共に一時手を引く
最後に戦いを挑みリィに倒される

エルマー・ゴールソン


(5)
ヴァンツァーが騙ったデルフィニア貴族の名
ゴールソン家はコーラルから遠く離れた地に領地を持つ貴族
ハーモット夫人とエルマーの母が従姉妹

ハーモット夫人


(5) 60の老婦人
ハーモット子爵の奥方

ジョック・ドルイトン


(5)
エルマー・ゴールソンを訪れるのにレティシアが使った名

ユーリディート伯爵


(5)
スケニアの貴族
マートンの町に住む
シェラがファロット伯爵に暗殺を依頼された人物

ボーシェンク公

★★★
(5) 30代
オーロンの実弟
赤ら顔の陽気な男、薄い頭髪と太鼓腹で40代に見える
残忍な性質と享楽的な性格を併せ持ち、戦闘で兵士が殺し合い苦しむ様を高みの見物で楽しむのを好む
捕虜となったウォルを拷問してタウの金鉱脈の場所を聞き出そうとする
オーロンの暗殺命令を受けウォルを公開処刑にしようとするが失敗
オーロンの保身のために処刑され首をデルフィニアに差し出される

グラハム卿

★★★
(5) 45歳→47歳
デルフィニア西部域アルゴートの領主
えらの張った顔、ぎょろりとした大きな目、むっつり結んだ分厚い唇、強情そうな顔
気むずかしく厳格で頑固一徹の人
王家への忠誠は表裏がないがウォルが庶子であることが気に入らない
代々の臣下より新参のタウの山賊が優遇されることが許せず、そこをオーロンにつけ込まれそそのかされてしまう
ウォルを諫める意味でタウの山賊を追い払いタウをパラストに取り戻させることに協力、ウィンザ戦で謀反を起こし、ウォルを捕らえてパラストに差し出す
謀反後の処分で処刑は免れたが、領地没収となりタウの新たな領地の開墾を命じられる
最後のタンガ・パラスト大戦の際にはビルグナ奪回に駆けつけウォルの力となって戦う

エルンスト卿


(5) 40がらみ
デルフィニア西部域の領主
ウォルが庶子であることにこだわりを持つ
オーロンにそそのかされ銀に目がくらみ、ウィンザ戦でグラハム卿に荷担して謀反を起こす

スロイ卿


(5) 30代前半
デルフィニア西部域の領主
ウォルが庶子であることにこだわりを持つ
オーロンにそそのかされ銀に目がくらみ、ウィンザ戦でグラハム卿に荷担して謀反を起こす

リップル卿


(5) 50過ぎ
デルフィニア西部域の領主
ウォルが庶子であることにこだわりを持つ
オーロンにそそのかされ銀に目がくらみ、ウィンザ戦でグラハム卿に荷担して謀反を起こす

ギース


(5)
グラハム卿の家臣
ウィンザ戦のグラハム卿の謀反から逃れたナシアスらラモナ騎士団を捕らえる

ラウル


(5)
ナシアスがグラハム卿に投降した際、ナシアスの寵童を装ったときのシェラの偽名

テリーサ


(5) 50年配
ナシアスの母
青い瞳、丸顔、小柄で愛らしい魅力を持つ女性
ナシアスのことを常に信じている

ジャンペール卿


(5) 50代半ば
ナシアスの父
日焼けした朴訥(ぼくとつ)な風貌、好感の持てる温かい目

ピサロ・セレーザ


(5) 30歳前後
アランナの夫
無愛想とも思える無口さでアランナと対照的 礼儀正しい

ラメス王子


(5)
パラスト王国の王子 オーロン王の嫡子
才気煥発、野心もあるが情もある
奥方の母国を攻撃することに反対したため、ゾラタスによって自殺に追い込まれる

メルビス


(5)
パラストの大豪族
オーロンに反抗的であったため、オーロンにそそのかされた分家の者に一族全て殺される

ヨアヒム


(5) 60後半
オーロンの寵臣
オーロンに30年仕える
バルロを陥れるオーロンの計画に一役買おうと、自らの命を犠牲にする覚悟を示すが、ボーシェンク公の失態により計画は実行されずに終わる
ゾラタスの使者としてやってきたボズウェルとは若い頃(40年前)の知り合いで、タンガ・パラストの同盟の橋渡しをする

妖術師

★★
(5)
魔法街の若い妖術師
リィをこの世界から追い払うためにオーロンを利用
オーロンにタウの金鉱脈の情報を伝える
リィを罠にはめようとしたが見破られ、その言動に怒ったリィによって殺される

ビスチェス


40半ば(ブランと同年代)
(5)
タウ西アサンの村の頭目
陽気な赤ら顔、物騒な笑いを口元に刻む、小太りに見える筋肉に覆われた体躯
荒事だけではなく情報の扱いにも慣れている
信義を重んじ、昔ジルに世話になりイヴンにも好意的
イヴンの父親ゲオルグがジルの親友であったことを知っていた
処刑になろうとするウォル救出に単身で向かおうとするイヴンを、力ずくで止め物置に閉じ込める

ゴドー


(5)
タウ北西ヌイの村の頭目 タウ西峰の長老
深い皺の刻まれた顔、小柄で華奢な老人

キニスン


(5) 40代
タウ西峰ドルチェの村の頭目
大柄、細い目、低い声、強面
昔なじみであるサンセベリアのダルトンに乞われウォルに引き合わせる

ベネッサ(ベニー)

★★
(5) 40代
タウ西峰ロムの村の頭目
タウ20人の頭目中唯一の女頭目で、気っぷのいい女傑
夫ホルスが頭目だった際に副頭目だったが、ホルス亡き後頭目となる
イヴンに惚れ込み、娘のアビーを嫁にやろうと迫る

ホルス


(5)
タウ西峰ロムの村の前頭目 ベネッサの亡夫

ゲオルグ

☆☆
(5)
イヴンの父
真っ赤な髪、落ち窪んだ灰色の目、巨体で樽のような胸に大きな頭が乗っている、色白を通り越し赤ら顔、広く張り出した額、もじゃもじゃの顎髭
恐ろしく無口で口より手が先に出るような人
スケニア生まれでスーシャに住み着いたのは28年前(ウォルが生まれた頃)
スーシャの外れで家具職人をする
左足は義足、片足を失うまでは最高の剣士
ジルの親友で妻のビアンカを取り合った

ビアンカ


(5)
イヴンの母
黒髪黒い瞳、金茶色の肌、南国の血を引いた美しい娘
マランタ生まれのよくしゃべる朗らかな人
ジルも惚れていたがゲオルグと結婚した

ウルマン


(5)
パラストの武将
オーロンが全幅の信頼を寄せる武将
捕虜となっていたウォルを救い出したデルフィニア軍によって討ち取られる

料理長


(5) 50代
デルフィニア王宮本宮の料理長
薄い頭、色黒、金壺眼の小男
自分の「作品」にこだわりを持つこの道の第一人者
先代国王の御代からこの厨房を預かっている

ベリンジャー家


ポリシア平原の領主 ベルミンスター一門 ロザモンドの伯母エレノアの婚家

エレノア


(5)
ロザモンドの伯母(父の姉)
ベリンジャー家のレイモンドと結婚し息子ジョルダンを生む
ジョルダンが満1歳を迎えたばかりでエレノアは20歳にもなっていないときにレイモンドが死去
その弟のロバートと再婚し息子ゴドフリー、他2人の娘を生む
長男ジョルダンが17歳のとき出奔し、14年後ロバートが亡くなり、続けて次男ゴドフリー、嫁いだ2人の娘を亡くし、ポリシアでジョルダンの帰りを待ち続けながら死去

レイモンド


(5)
ベリンジャー家の長男 ロザモンドの伯母エレノアの最初の夫
金髪、青い瞳、上品で穏やかそうな美男子、凛々しさも備える
息子ジョルダン満1歳のときに死去、エレノア20歳に満たず

ロバート


(5)
ベリンジャー家の次男 レイモンドの実弟 ロザモンドの伯母エレノアの二番目の夫
レイモンド亡き後エレノアと結婚しベリンジャー家を継ぎ、息子ゴドフリーと2人の娘をもうける
物静かな優しい人で甥のジョルダンを実子同様可愛がっていた
ジョルダン出奔の14年後に病で死去

ジョルダン・クレイス・ベリンジャー

☆☆
(5)
ロザモンドの従兄 レイモンドとエレノアの息子
ベリンジャー家の跡継ぎでありながら、悪行をはたらくなどの問題を起こし、17歳のとき家を飛び出して以来行方不明

ゴドフリー


(5)
ロザモンドの従兄 ロバートとエレノアの息子
穏やかな人柄で領民にも慕われていた
父ロバートの死後、兄ジョルダンが戻ったら家督を渡すことを条件にベリンジャー家を継ぐが、まもなく病で死去

ボズウェル


(5)
ゾラタスの使者
白髪、血色の良い品の良い老人
オーロンの寵臣ヨアヒムの若い頃(40年前)の知り合い
ゾラタスの使者としてヨアヒムに会いパラストに同盟を持ちかける

ゲスケル


(5) 50代半ば過ぎ
オーロンの家臣
背丈も肩幅もあるが鍛えられていない、動作も鈍く目立たない
オーロンの命を受けリィの暗殺をファロット一族に依頼

アンガス


(5)
タウ北ツールの村の前頭目
でっぷり太った血色のいい老人、ゴドーより10歳は年上
3人の息子がいて1人は副頭目だが、頭目を赤の他人のブランに継がせた

アビー

★★
(5) 18歳→20歳
ベネッサの娘 タウ西峰ロムの村の女
茶色の髪、切れ長の目、ふっくらとした唇、やや幼い丸顔、すらりと伸びた肢体、よく発達した体
ベネッサはイヴンと結婚させようとしたが、自分の想いを貫きジルと結婚

マクマラン家


(5)
ブロテアの公爵家
ブロテア国内でも5指に入る名家
老マクマランがヴァンツァーの暗殺対象
ヴァンツァーは孫娘(17,8歳)に取り入り結婚にこぎつけ、結婚式に来た老マクマランを暗殺

バーンズ


(5)
マクマラン家の家宰

キャントルミア家


(5)
パラストの裕福貴族
マクマラン家の令嬢に近づく際にヴァンツァーが三男を装った

アニイ


(5)
デルフィニア王宮の小間使い
シェラが結婚祝いに手作りのレース編みを作る

レナ

★★
(5)
ポーラが侍女として連れてきたメイバリー村の豪農の娘
レティシアに陥れられ毒殺される

メアリ


(5)
レナの後に雇ったポーラの侍女

エイミ


(5)
デルフィニア王宮女官ご贔屓の菓子屋で働く娘
色白、細いおとがい、そばかす
レティシアに利用され殺害される

グルーデン男爵


(5)
ペンタスの高級娼館「白鷺館」にてオーロンと密会したときのゾラタスの偽名

メアシャム伯爵


(5)
ペンタスの高級娼館「白鷺館」にてゾラタスと密会したときのオーロンの偽名

ダルトン(ホーリー・ダルトン)

★★
(5)
サンセベリアの家臣
くえない性格で山賊のような物腰物言いながらも、オルテスに信用されている
まだオルテスが王子だったときに、昔なじみのドルチェのキニスンを通じてウォルに接触し、デルフィニアの庇護を求めた

ウズディラム


(5) 45歳→47歳
サンセベリア国王
オーロンの庶子の王女を妻としているが子はなし
大国を後ろ盾に民に対し大変な暴君
実弟オルテスによって退位蟄居させられる

オルテス

★★★
(5) 27歳→29歳
ウズディラムの実弟 後にサンセベリア国王
優雅な美青年、品のある物腰
端然とした人柄で計算高い
兄を退位させサンセベリア国王となり、婚約者リリアを王妃に据える
パラストの属国となっている状態を脱しようとデルフィニアに庇護を求め、同盟を結んだが、デルフィニアの危機にはあくまで自国の利を優先させる
リィにたたきつけられてようやくパラストに刃を向ける

リリア

★★
(5) 20歳そこそこ
ハイオン公爵令嬢 オルテスの婚約者 後にサンセベリア王妃
気だての良い美しい娘、華奢で可憐
オルテスに大事にされ仲は良い
滅多に王宮から出ることのない深窓の妃

ハイオン公爵


(5)
サンセベリア王国の重鎮 リリアの父
国王となったオルテスの家臣として国策に携わる

グローブナー公爵夫人


(5) 40前後
デルフィニアの貴族
ポーラの茶会に招かれた1人 社交界で絶大な発言力を持つ

ハミルトン公爵夫人


(5)
デルフィニアの貴族
ポーラの茶会に招かれた1人 社交界で絶大な発言力を持つ

カーストン伯爵夫人


(5)
デルフィニアの貴族
ポーラの茶会に招かれた1人 社交界で絶大な発言力を持つ

リムズワース卿夫人


(5)
デルフィニアの貴族
ポーラの茶会に招かれた1人 社交界で絶大な発言力を持つ

クインズベリー卿夫人


(5)
デルフィニアの貴族
ポーラの茶会に招かれた1人 社交界で絶大な発言力を持つ

ホールダネス公爵夫人


(5) 40がらみ
ロザモンドの叔母
おちついた豊麗な美しさを持つ華やかな人
ロザモンドの婚期が遅れることにずっと心を痛めていた

ベントン家


(6)
デルフィニアの豪族
アエラがいるブラシアの屋敷近くに屋敷があり、ロザモンドがアエラを訪ねる際の宿とした

ユーリー・ウルディス


(6) 0歳→1歳
バルロとロザモンドの息子
ウルディスとは戦国時代に女城主として勇ましく戦った美姫の名

セーラ・グウィネス


(6) 0歳→1歳
バルロとロザモンドの娘
グウィネスとは古代の英雄の名

ジェームス・ウィロビー


(6)
シャーミアンの見合い相手 ウィロビー卿の次男
明るい栗色の髪、澄んだ青い瞳、背の高いたくましい体躯、焼けた肌、気持ちのいい好青年
シャーミアンの見合いを断り、自分の子を身籠もった領民の娘と駆け落ちし、家からは勘当される

ウィロビー卿


(6)
デルフィニアのウェブストックの領主
ドラ将軍に次男ジェームス・ウィロビーとシャーミアンの縁談を持ち込む

シャーリーアレン(シャーリー/シャロン)

★★
(6) 22歳→23歳
ペンタスの高級娼館「白鷺館」の美貌の歌姫
金髪青い瞳、猫のようにしなやかなほっそりとした肢体
15歳の時から歌姫として活躍し、洗練された優雅な身のこなしと機知に富んだ会話で人々を魅了する
オーロンの愛人

プレスコット侯


(4)
タンガの大使
リィが王女だったときにナジェックとの結婚話を持ち込む
国交回復記念式典に出席

リプリー伯


(6)
オーロンの側近のひとり
国交回復記念式典に出席

アントワーヌ殿下


(6)
ペンタスの王弟
シャーリーアレンを連れて国交回復記念式典に出席

カルロス

★★
(6) 30がらみ
キルタンサスの総督
がっしりした男、大きい銅鑼声、こわい髭面
イヴンと昔なじみの海賊で、イヴンと妻アンジェリカの関係に嫉妬するが、アンジェリカには頭が上がらない
国交回復記念式典に出席しイヴンと再会
イヴンの説得に応じ、スケニア艦隊戦にてデルフィニアの力となる

アンジェリカ(アンジー)


(6) 27,8歳
カルロスの妻
豊かな黒髪、黒い瞳、引き締まった顔と体の美女
カルロスと結婚する前、イヴンと関係したことがあった
国交回復記念式典に出席しイヴンと再会

ボロゾフ公爵


(6)
コリウス二世の側近
スケニアの大使として国交回復記念式典に出席

パオロ・セレーザ


(6)
アランナの義父
公証人の資格を持つ名士で、ユタ伯爵と親交があり、小間使いのヴァンツアーを知っていた
レガの里を失って茫然自失だったヴァンツァーを一時引き取る

ユタ伯爵


(6)
フリーセアの伯爵
初老の紳士
パオロ・セレーザと親交があった
小間使いとして使っていたヴァンツァーによって暗殺される

マリア


(6)
コーラルでのセレーザ家の小間使い

ホァン


(6)
コーラルでのセレーザ家の従僕

キンブル


(6)
レティシアが呼び寄せたファロット一族の行者
旅芸人風、猿のような顔の小男
アランナの暗殺に繰り出すがリィに包丁で刺され死亡

アイク


(6)
レティシアが呼び寄せたファロット一族の行者
30歳前後の坊ちゃん貴族風
アランナの屋敷を訪れる際にアイク・グラントを名乗る
アランナの暗殺に繰り出すがリィに首を噛み切られ死亡

スキャップ


(6)
レティシアが呼び寄せたファロット一族の行者
10代の初々しい若い従者風
先走ってリィの暗殺に手を出すが失敗
アランナの暗殺に繰り出しアイクがリィに噛み殺される様を見せつけられ恐怖する

ジョスラン


(6)
レティシアが呼び寄せたファロット一族の行者
照りのいい穏和な顔立ちの商人風

ミンス

★★
(6)
レティシアが呼び寄せたファロット一族の行者
初老の執事風 背が高い 人品が良く物腰も穏やか
ゾラタスの密使を装いボナリス城に執事として潜り込む
リィを捕らえボナリス城に幽閉することに成功するが、暗殺を実行する前にファロット一族が消滅し自決

ガスパー


(6)
レティシアが呼び寄せたファロット一族の行者
さえない風貌の一兵卒風

デュシュネー卿夫妻


(6)
エレイヌの両親
ナシアスの結婚式にかけつけジャンペール家との交友が復活する

スレイ


(6)
タウ北側カジクの村の頭目

ヴラーハ卿


(6)
デルフィニア国境近くのタンガの領主
カムセンの小競り合いから独断で挙兵するが、カムセン戦にて敗退

ゴドルフィン卿


(6)
タンガの武将
ヴラーハ卿に力を貸し挙兵するが、カムセン戦にて敗退

インデルの里の行者


(6)
レティシアの毒矢により負傷したリィの暗殺にかり出された行者
1人は捕獲、4人はシェラが殺し、1人はウォルが殺し、3人はリィが挽肉にする

サムス


(6)
捕獲されたインデルの里の行者

レンツォ


(7)
レテ島の男
スケニアの船団にレテ島を占拠されキルタンサスのカルロスに助けを求めに来る

アンテシュ


(7)
パラストの武将
オーロンがペンタスの要請に応え派遣した軍勢の将軍
ビルグナを占拠する

セルギウス


(7) 50歳そこそこ
デルフィニア海軍提督
船乗りらしい陽に灼けた肌と髪 鋼のような体躯
スケニア艦隊戦にて活躍

イゴール

★★
(7) 40後半
スケニアの部族バルフルの首長 バルフルの赤い竜
鋭く光る氷のような青い瞳、隆々とした筋肉、落ち着いた物腰、威圧感がある
ゲオルグの幼なじみ
スケニア上層に利用されタウに侵攻するが、イヴンのスケニア上層の嘘を暴く活躍でデルフィニアの味方となり、スケニア艦隊戦で活躍する

ユージン

★★
(7) 50年輩
スケニアの部族ゴートの首長 ゴートの黒船
細い目、丸い顔、短い首、あまり大柄ではなくずんぐり小太りに見えるが筋肉の鎧に覆われている、しわがれた声
ゲオルグの幼なじみ
スケニア上層に利用されタウに侵攻するが、イヴンのスケニア上層の嘘を暴く活躍でデルフィニアの味方とな、スケニア艦隊戦で活躍する

ウルリック

★★
(7) 50年輩
スケニアの部族ベンクの首長 海の駿馬ベンク
鋭い目の光り、北方の民にしては意外に細く背丈も大きくない
ゲオルグの幼なじみでジルのことも知っている
30年以上前に無実の罪で処刑になるところを牢番に救われた過去をスケニア上層に利用され、ペンタスを襲いレテ島に侵攻するが、イヴンのスケニア上層の嘘を暴く活躍でデルフィニアの味方とな、スケニア艦隊戦で活躍する
息子エランはイゴールと共にタウに侵攻した

エラン


(7) 20歳そこそこ
ウルリックの息子
タウの仕掛けた罠に引っかかり捕らわれ、逃げ損なって殺されるところをイヴンに救われる
イヴンの話をイゴールに伝えたことでイヴンとイゴールの話し合いの場が持たれた
エランとは大鹿の意味

ウィンドラス提督

★★
(7)
スケニア艦隊の司令官の1人
ジャクセン提督と仲が悪い
スケニア艦隊戦で敗退

ジャクセン提督

★★
(7)
スケニア艦隊の司令官の1人
ウィンドラス提督と仲が悪い
スケニア艦隊戦で敗退

クラチウス

★★
(7) 25,6歳
ウィンドラス提督の書記官
スケニア艦隊戦でウィンドラス提督に都合のいい報告書を書きおべっかを使う
ウルリックを救った牢番の息子を騙るが、イヴンの策に引っかかり全てを自白させられる

ダミアンヌ


(7)
ジャクセン提督の書記官

コルビータ


(7)
イヴンなじみのシッサスの娼婦
スケニア艦隊戦でイヴンがスケニア艦隊内部の情報収集を依頼する

プライスリー卿


(7)
デルフィニア北部のツィタの領主
最後のタンガ・パラスト大戦でザハニー攻めに参加

バウアー


(7)
タンガの将校
最後のタンガ・パラスト大戦でザハニー方面に出陣したが、デルフィニア軍の隆盛に攻めあぐねていたところをレティシアの策に利用される
リィをザハニーの西におびき出し捕らえることに成功、ボナリス城へと連れて行く

ミューレン

★★
(7) 30歳そこそこ
ボナリス城の城代
ゾラタスに信任されて城を任されている才幹のある男
ミンスが執事として潜り込み利用
塔に閉じこめ眠らせたリィを逃さぬよう厳重な警備をしく

ゲルーテ


(7)
ボナリス城に幽閉されたリィの世話をする女
娘の夫となる男が結婚式の前日にデルフィニアとの戦いで戦死、娘は自殺

ロニア


(7)
ボナリス城に幽閉されたリィの世話をする女
息子と夫がデルフィニアとの戦いで戦死

ハルトマン


(7)
タンガのギュストークの領主
ゾラタスの信任厚い武将
最後のタンガ・パラスト大戦にて出陣したゾラタスがギュストークに陣を張る

ガルシア


(7) 40年輩
サンセベリアのヨーク郊外の牧場主
陽に灼けた顔、がっしりした体格
タンガのジェダ村に嫁いだ妹がボナリス城の崩壊とゾラタスの死を知らせてきた
その手紙をハイオン公爵を通じてオルテスに見せる

ビーパス

★★
(7) 19歳
タンガ王国の第4王子 ゾラタス王の嫡子
深く澄んだ灰色の目、血色がよく健康そうなそばかす顔
落ち着きの中に性質の良さと芯の強さがある
戦を嫌いゾラタスには出来損ないと言われ見向きもされていなかった
ナジェックの死後タンガ国王となり、ウォルに友情を誓う

メンドサ卿

★★
(7)
デルフィニアの貴族 ビルグナの東50カーティヴに所領を持つ
ロシェの街道に設けられた番所のうち、西の最終地点の番所を管理する
オーロンにそそのかされ小遣い稼ぎで裏切りを働きビルグナ奪回を困難にさせていた
タウの自由民に対する嫉妬からイヴンを窮地に陥れる
小心者で浅慮で本人に裏切っている意識は全く無し
捕らえられた後、処分は陥れられたイヴンに任される

ドゥメルグ


(7)
パラストの武将
オーロンの信任厚い名将で、最後のタンガ・パラスト大戦ではパラスト軍本陣の総指揮を執る

ルウ(ルーファセルミィ・ラーデン/ルーファス・ラヴィー/ルーファ)

★★★★
(7) 20歳
ラー一族
地面に届くほどのつややかな黒髪、深い紺碧に輝く瞳、透き通るように白いなめらかな肌、薔薇色の唇、左利き
ボンジュイからリィを探しにこの世界にやってくる
女性のような容貌とは裏腹に、リィと同様の「力」と剣の腕前を持つ
ラー一族には神話で語られるところの「闇」であると見られ恐れられている
ルーファセルミィとは「光と影」の意
ルーファはリィのみに許す名前

シーヴァス(シヴァ)


(7) 20代半ば
ラー一族
巨人のような立派な体格
ルウに呼ばれ監査官としてこの世界にやってくる

デモン


(7)
ラー一族
黒髪黒い瞳、痩せ形長身、厚い胸、広い肩、細くて長い手足、黒豹になる
ルウに呼ばれシーヴァスと共にこの世界にやってくる

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