ここから本文です

涙の「AKB48 41stシングル 選抜総選挙」私的感想戦

M-ON!Press(エムオンプレス) 6月8日(月)16時16分配信

《今年は悔しさが残る開票結果》
事前の混戦予想もなんのその、2年前の覇者である指原莉乃(HKT48 Team H)の圧勝で幕を閉じた「AKB48 41stシングル 選抜総選挙」。ファンの投票数によって次の作品の歌唱ポジションを決めるこのイベント、今回僕は5枚のシングルを購入して5人の“推しメン”への票を投じました。ここでは、投票したメンバーの結果を紹介しながらイベント全体のハイライトについて振り返っていきたいと思います。誰に肩入れするかでまったく見方が変わる総選挙、個人的には今年は悔しさが残る結果となりました。

【悲願達成ならず。厚かったさっしーの壁】
◎第2位:柏木由紀(AKB48 Team B/NGT48兼任)
3位に渡辺麻友(AKB48 Team B)の名前が呼ばれた瞬間、総選挙での自身の最高順位が確定したゆきりん。7回目の総選挙参加で初めて「1位宣言」をして臨んだ今回、初の首位への期待が高まりましたが結果は2位。大本命がいないと目されていた今年は千載一遇のチャンスでしたが、すでに48グループの枠を超えてひとりの芸能人として人気者になっているさっしーを上回ることはできませんでした。それでも、支店の威信を賭けて1位を目指していた山本 彩(NMB48 Team N/AKB48 Team K兼任)・松井珠理奈(SKE48 Team S/AKB48 Team K兼任)や年末の卒業を控えて大幅に票数を伸ばした高橋みなみ(AKB48 Team A)を抑えての2位は立派。今後は新潟に新設されるNGT48をゼロから作り上げるミッションも背負っていますし、グループの屋台骨としての活躍をこれからも楽しみにしています。ちなみに昨年のトップで今年は3位となったまゆゆ、順位発表後のスピーチにやけくそ感が漂っていたように思えたのは気のせいでしょうか。主演ドラマの不振や体調不良などいろいろと負荷がかかっていたようにも見えるので、ぜひ周囲が適切なケアをしてあげてほしいです。

【ぱるるの目にも涙。新しいストーリーの始まり】
◎第9位:島崎遥香(AKB48 Team A)
昨年から2ランクダウンの9位で名前を呼ばれたぱるる。マイクの前で「私は……」と言ったきり涙を浮かべながら絶句している姿は、感情の起伏がわかりづらい「塩対応」からはかけ離れていました。ここ最近は「淳・ぱるるの○○バイト!」や「ダウンタウンDX」といったテレビ番組で奔放な言動を見せる一方、いたるところでグループ全体や同期メンバーへの感謝や愛情を隠すことなく表現していた彼女は、この日のスピーチでも「次期総監督になる同期の横山由依と共に後輩を引き連れて、AKBの第二章を作りたいという目標がある」「AKBファンの皆さん、私たちの世代に力を貸してください」と涙声になりながらも力強く宣言。今年の結果は振るいませんでしたが、かつての絶対的エースの前田敦子を例に挙げるまでもなく、負け戦を経てさらに魅力が増すのは48グループの伝統でもあります。グループの顔としての自覚をはっきりと持ったぱるるの巻き返しに注目です。

【壮絶な選抜ボーダーライン上の争い。ホームで勝利の女神は微笑まず】
◎第17位:兒玉 遥(HKT48 Team H/AKB48 Team K兼任)
HKT48の立ち上げ期のセンター・ポジションを務めながらもシングル曲でのセンターは4作目までお預け、さらに良きライバルでもある宮脇咲良(HKT48 Team K?/AKB48 Team A兼任)が48グループ内でのスターダムを一気に駆け上がるなど、何かと不遇な印象が否めないはるっぴ。ステージ上でのスター・オーラを間近で体験して以来応援している彼女にぜひ16人の選抜メンバーに入ってもらいたい! と思って投票したのですが、結果はなんと僅差の17位。「さくらとさっしーと一緒に選抜に入りたい」という自分の夢が目の前でこぼれ落ちていくという悔しい状況を前にして、本拠地のHKT48劇場とは目と鼻の先にある福岡ヤフオク!ドームにて涙にくれる彼女の姿がありました。また、はるっぴの直前に発表された18位では例年総選挙で無類の強さを誇る須田亜香里(SKE48 Team E)が早くもコールされるという思わぬサプライズ。さらに、17位の発表直後には、この段階でまだ名前を呼ばれていない=初の16位以内が確定した武藤十夢(AKB48 Team K)が喜びのあまり泣き崩れる姿がカメラに。いろいろなメンバーの悲喜こもごもが一斉に噴き出す選抜ボーダーライン上のシビアな争いこそ、このイベントが「残酷ショー」と呼ばれる所以でもあります。しかし、いち視聴者としてこのはるっぴの結果はかなりしんどかったな……来年こそは選抜で歌い踊る姿を見たいです。

【ついに初ランクイン。支店の次世代はここからが本番】
◎第58位:渋谷凪咲(NMB48 Team BII/AKB48 Team 4兼任)
各グループの次世代エース候補が集まるユニット「てんとうむchu!」のメンバーとしても活躍するなぎちゃん、昨年は圏外でしたが今年は初めてのランクイン。喜びを露わにしながらも、「NMB48のセンターに立ちたい」と先を見据えたコメントも飛び出しました。また、同じくてんとうむchu!に所属する北川綾巴も66位(SKE48 Team S/AKB48 Team 4兼任)に登場して昨年の「速報で圏内・最終結果で圏外」という悔しさを晴らすと、こちらもSKE48のセンターになるために上を目指していきたいと発言。NMB48は山本 彩と渡辺美優紀(NMB48 Team BII/AKB48 Team B兼任)、SKE48は松井珠理奈と松井玲奈(SKE48 Team E)の二頭体制からの脱却が急務の両グループにおいて、今後どこまで突き上げていけるでしょうか。

【運営のプッシュだけではどうにもならない。これぞ総選挙の醍醐味】
◎圏外:谷口めぐ(AKB48 Team A)
まだキャリアの浅い若手注目株で構成されるユニット「でんでんむchu!」。総選挙シングルのカップリングとして発表された彼女たちの楽曲「カフカとでんでんむchu!」のミュージック・ビデオでひときわかわいかった谷口めぐちゃんに投票しましたが……結果は圏外。「でんでんむchu!」のその他のメンバーについても、選抜入りすら期待されていた(このイベントの公式ガイドブック内の「予想選抜メンバー」として名前が挙がっていた)大和田南那(AKB48 Team A)と向井地美音(AKB48 Team K)はそれぞれ75位と44位、また指原莉乃の秘蔵っ子として注目されていた矢吹奈子(HKT48 Team H/AKB48 Team B兼任)と田中美久(HKT48 Team H)はどちらも圏外。一方、選抜の顔ぶれに目を向けると、運営サイドの追い風を受けた若手メンバーを抑えて実際にランクインしたのは松村香織(SKE48 Team KII)、高柳明音(SKE48 Team KII)、柴田阿弥(SKE48 Team E)といった「選挙に強い」ことでお馴染みのSKE48の面々。運営が掲げる方針に根強いファンが「NO!」を突き付けたとも言えるこの結果は、直接民主主義が実現されている総選挙というイベントならではの結果だなーと思いました。ただ、この選挙結果が反映されるのは今度のシングルだけなので、おそらくそれ以降は「運営期待のメンバー」がしれっと前に出てきてるとは思いますが……。

以上5名の選挙結果、および周辺の動きについてまとめてみました。最終結果が出た今、次の注目ポイントは今回選ばれたメンバーによるシングルの楽曲。2010年の「ヘビーローテーション」、2013年の「恋するフォーチュンクッキー」といった国民的唱歌が生まれるか、楽しみに待ちたいと思います。

そして、やっぱりこのイベントは1票でも投票すると途端に面白くなりますね。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」ということで、今年未投票だった方も来年はぜひ!

TEXY BY レジー(音楽ブロガー)

最終更新:6月8日(月)16時16分

M-ON!Press(エムオンプレス)

指原莉乃

ミュージシャン・歌手・アーティスト・タレント 指原莉乃(サシハラリノ)
誕生日:1992年 11月21日
星座:さそり座
出身地:大分
血液型:O