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とある愛国エージェントのパトリオットウォー 作者:レイシー
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反日アーティストをぶち殺せ

私の名前は國守(くに・まもる)。日本政府直属のエージェントだ。私の任務は唯一つ。売国奴を永遠に葬ることだ。
第一章 反日アーティスト
テレビでアーティストの男が偉そうに反原発を主張している。白髪に眼鏡のそのアーティスト、名前を坂本ドラゴンという。子供騙しのクソ音楽でヒットを飛ばした坂本は瞬く間に反原発活動家に転身、テレビで引っ張りだこだ。
愛国心の塊である私にとって坂本は、顔も見たくないクソ野郎であったから日本政府から坂本暗殺の指令を受けたときは小躍りして喜んだ。私はすぐに坂本暗殺計画を考えた。ライフルで撃つか、刃物で刺すか、さあどうしようか。検討の末に出した結論は、坂本のコンサートを会場ごと爆破するというものだった。使うのは高性能爆弾と起爆装置、実にシンプルだ。
爆弾を持ってコンサート会場に行くと既にファンが列を作っていた。どのファンもエラが張り日本人とは思えない。早く爆破せねば、私は急いで関係者を装い会場に紛れた。爆弾を仕掛けるのは2箇所、舞台と客席だ。
会場に入って即座に舞台へ向かった私は目を疑った。坂本が女とヤってるのだ。これでは舞台に爆弾を仕掛けられないと身を翻し客席へ向かう、幸い客席は空で爆弾を仕掛けることができた。さあ次は舞台だが、坂本が女とヤっていては爆弾を仕掛けられない。悩む私に救いの手が差し伸べられた。
意外なことに私を救ったのは坂本の付き人だった。坂本は付き人に韓国料理屋のヤク入り焼肉弁当を買ってくるよう依頼したが、付き人は別の弁当を買ってきてしまったのだ。坂本はそれを知ると付き人を襲い始めた。
付き人は必死で言い訳する。
「ヤク入り焼肉弁当は売り切れだったんですよおおおおお。」
坂本はブチ切れ続ける。
「うるせえ。ぶっ殺してやる。」
坂本は付き人ともに奥の部屋に消えた。どうやら本当に殺すんだろう。私はその隙に爆弾を仕掛けコンサートを待った。
コンサートが始まると付き人の血に染め上げられた坂本は絶好調で歌い始めた。大ヒット曲、風俗のでっけえクリトリスではファンが一緒になって体を揺らした。私は起爆スイッチを押した。会場は吹き飛びコンサートは修羅場となった。
翌日の新聞で坂本が爆死したこと、実は朝鮮人だったことを確認すると私は風呂で疲れを癒し寝た。
次の任務が待っている。

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