福岡市博物館:山本作兵衛展が開幕 開館25周年を記念
毎日新聞 2015年06月06日 19時21分
福岡市博物館開館25周年を記念する特別展「世界記憶遺産・山本作兵衛の世界〜記憶の坑道〜」が6日、福岡市早良区百道浜3の市博物館で開幕した。福岡県・筑豊で炭坑労働に従事しながら、1000枚超の炭坑画を残した炭坑画家、山本作兵衛(1892〜1984)の原画60点を含む約240点を展示している。
開会式で有馬学館長は「最初の作兵衛ブームが到来してから半世紀。記録画は感動と衝撃を与え続けている」とあいさつ。来賓の二場公人・田川市長は「命を賭して日本の発展を支えた炭坑従事者の姿を見ていただければ」と話した。
山本作兵衛の世界実行委員会(福岡市博物館、RKB毎日放送、毎日新聞社、西日本新聞社)主催。期間は6日〜7月26日で月曜休館(7月20日は開館し、21日休館)。入場料一般1300円▽高大生900円▽小中生500円。【尾垣和幸】